インターネットチャットおよびVOIPサービスを提供し、2003年より多くのウェブギークに愛用されてきたスカイプは、常に話題を振りまいてきた。そのスカイプが、ソーシャルネットワーク界の巨人こと、フェイスブックのコアのパーツになろうとしている。パロアルトに本社を構えるフェイスブックのCEOがイベントで「素晴らしいことが起きる」と予告していたが、数日前に既にリークされたそのニュースが、この度確認された。
フェイスブックはスカイプと提携を結び、グーグル+のハングアウト機能を模倣するチャットおよびビデオチャット機能を改善して提供する。
スカイプは2003年8月に立ち上げられ、6億6300万人(2010年8月)が利用していると見られており、約1年後のフェイスブックのユーザー数よりも多くのユーザーが利用している。一方、フェイスブックのチャット機能は特に素晴らしいと言うわけではなく、2008年に立ち上げられてから、時折ユーザーにフラストレーションを与えてきたが、スカイプとのコラボレーションには、フェイスブックが成長を続ける効果があるのだろうか?
フェイスブックは、その他のネットワークからチャットユーザーをフェイスブックに迎え入れる取り組みを見事に成功させてきた。皆さんにもMSNを利用していた時期があったはずだ。私のその一人である。しかし、多くの一般のユーザーがMSNとヤフー!からフェイスブックのネットワークに移動した一方で、時代は着実に進んでおり、スカイプはそのユーザーベースで全く異なる統合を行うことになる。
私はスカイプが立ち上げられた直後の2003年の秋からスカイプを利用しており、私のスカイプネットワークはそれ以来着々と拡大していったが、フェイスブックのネットワークとは全く異なる。要するに、スカイプを介してコミュニケーションを取る人達の大半は、フェイスブックの友達のグループとは異なり、今後も交わることはないだろう。なぜなら、多くの人達と同じように私もスカイプを仕事で利用し、フェイスブックをだらだらするために友達と連絡を取るために利用しているからだ。長時間話をする機会がない友達と連絡を取るためである。
フェイスブックで仕事上の知り合いと連絡を取り合う確率はゼロに近い。特に多くの企業がインターネットの利用に関するポリシー、そして、ファイヤーウォールを通じて、フェイスブックの利用を禁じているためだ。
ビデオチャット機能はフェイスブックを改善する効果はあるかもしれないが、アンドロイドおよびiOSのモバイルアプリの開発が遅いことで有名な双方のネットワークが、その規模と影響力を活かし、モバイル動画の波に乗ることが出来るかどうかは分からない。そして、ユーザーが安定したスカイプのクライアント環境を去り、不安定なことで有名なフェイスブックのチャットプラットフォームに移るかどうかも疑問である。
当然だが、皆さんが人気者なら、フェイスブックが動画チャットの告知を行う前に、既にグーグル+のハングアウトおよびハドルを利用していたはずだ。
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