Flickr、Googleに媚を売る

ニュース, Google, Flickr • 2010/10/30 土曜日

このエントリーをはてなブックマークに追加

かつて、ユーチューブのイメージ版と謳われたこともあったフリッカーだが、ここ最近は、複数のソーシャルメディアのライバル(その多くはフリッカーの有料版に当たる機能を無料で提供している)による強烈な追い込みに遭い、かつての栄光を取り戻そうと苦労を重ねていた。

そこで、一般ユーザーへアピールするため、ヤフー!に所属するフリッカーは、昔の敵に接近し、奇妙な求愛行動を繰り広げている。

ただでさえ多数のユーザーネームとパスワードを持っているにも関わらず、さらに増やさなければいけない状況に身を置かれているのでしょうか?フリッカーはこの問題を解決するため、私達のコミュニティに今まで以上に簡単に参加してもらえる新しい機能を用意しました。1組の識別情報で複数のウェブサイトに利用することで、早く、そして、簡単に新しいアカウントにサインアップすることを可能にするサービス「OpenID」を導入します。そのため、本日からグーグルのアカウントを使って、新たなフリッカーのアカウントにサインアップすることが出来るようになります。初の提携先としてグーグルを迎えることが出来て私たちは光栄に思っています。ただし、今後もパートナーを増やしていくので、引き続き注目して下さい。(フリッカー公式ブログ

グーグルは既に写真のソーシャルネットワーク(ピカサアルバム)を提供しているため、この同盟は奇妙に思える。ただし、ブログスポット以外では成功を収めているとは言えない。

フリッカーが和平案をグーグルに申し出る行為は不自然に思えてしまうが、長い目で見れば、賢明な戦略と言えるだろう。なぜなら、現在はフェイスブックの時代であり、写真のソーシャルネットワークの王座の称号を、フェイスブックに既に奪われているのだ。

残念ながら現在フリッカーを利用しているユーザーは、ヤフー!のアカウントをグーグルに切り替えることは出来ない。しかし、フリッカーにはOpenID経由でグーグルのアカウントに接続することが出来るようにしてもらいたいものだ。

この戦略は、フリッカーがまだまだ元気な証拠とも言えなくはないが(そして、最高価格をつけた人に売却する意図がない証拠)、フリッカーがかつての栄光を取り戻すためにグーグルが力を貸すか否かは今の時点では分からない。

[原文へ]

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

人気の記事