オートマティック社(ワードプレスを運営する企業)が提供するVaultPress(ボールトプレス)のレビューをきっかけとして、ワードプレスのブログのバックアップの料金に関する熱いディベートがオンラインで始まった。
ボールトプレスよりも安価なサービスは存在するが、ボールトプレスのバックアップの頻度に対抗出来るサービスはほとんど見当たらない。しかし、例外が一つだけある。それが、blogVault(ブログボールト)だ。
イナクティブ・メディア・ソリューションズが運営するブログボールトは、小額の料金でブログをバックアップする選択肢をユーザーに与えている。
料金は$29/年~に設定されており、ワードプレスに対応している有料バックアップサービスにとって、ブログボールトは強力なライバルと言えるだろう。
また、ブログボールトはアマゾンでアカウントを作る必要がないため、ブロガーは別個の請求アカウントを維持するのではなく、本業のブログに専念することが出来る。
ブログボールトを“貧しい人のためのボールトプレス”と考えている人に向けて、双方のサービスを利用して得た詳細な感想を述べていく。
blogVaultが勝る点
ブログボールトは、ボールトプレスのようにすぐにブログをバックアップしてくれるわけではないが、サイトを1時間毎、1日に1回、あるいは1週間に1回(サーバーの急激な変化に懸念を抱く人のため)のペースでバックアップさせることが出来る。
また、ブログボールトにバックアップしてもらいたいファイルを選択することも可能であり、ブログの特定の部分のみを保護することを望むユーザーから支持を得られるだろう。
また、ブログボールトはサイトを試すための自動復元機能を用意している。これはボールトプレスがサイトに実装していない機能である(ただし、ボールトプレスはこの機能を今後リリースする予定である)。
価格に関しては、ブログボールトの方が遥かに安価であり、料金は$29/年(ブログは1サイト、容量は1GB)から$249/年(ブログは15サイト、容量は15GB)に設定されている。
ユーザー達は初めの一ヶ月は自由にサービスをデモテストすることが出来る(ただしブログボールトはサイトの50MBまでしかバックアップしてくれない)。
VaultPressが勝る点
ボールトプレスの小規模のライバル、ブログプレスは確かに1時間ごとのバックアップを提供しているが、残念ながらオートマティックが提供するライブバックアップサービスとは比べものにならない。このサービスは変更を加えた瞬間にすぐにブログをバックアップしてくれる。
また、ボールトプレスはアマゾンのS3サーバーだけに頼っているわけではなく、自身のワードプレスのサーバー(米国の各地に散らばっている)、そして、秘密の場所にあるサーバー(私はこの場所を“スペースマウンテン”と呼んでいる)も採用している。
また、オートマティックはバックアップの容量を制限していないため、ブログが100MBだろうが、100GBだろうが、ボールトプレスは「同一の値段」でサイトをバックしてくれる。
さらに良いことに、この価格は据え置きであり、今後も同じ値段を払い続けるだけで、イメージ、動画、またはオーディオファイルをアウトソースするかどうか迷うような事態は生じない。
最後に、かと言って重要度が低いわけではないが、ボールトプレスはセキュリティの機能を用意しているため、ユーザーは、ワードプレスのVIPホスティングを購入しているブログと同じように自分のブログを守ってもらえる。
良いのはどちら?
個人でブログを運営し、頻繁にサイトを更新しているわけではないのなら、ブログボールトの方が理に適っていると言えるだろう。
しかし、プロとしてブログを運営しているなら(ビジネスとして、もしくはチャリティーとして)、ボールトプレスを選択するべきである(特にハッキングされやすいなら)。
現在、私は2つのブログをボールトプレスでバックアップし(1つは個人のサイト、もう1つはビジネス用のサイト)、1つのサイトをブログボールトで保護している。
確かに前者は高価だが、あらゆるブログプラットフォームにおいて、ボールトプレスの機能に対抗出来るサービスと私はいまだに出会ったことがない(そのため今後もしばらくはワードプレスを利用することになりそうだ)。
読者のみなさんには厳しい目でボールトプレスを見てもらいたいが、予算を大きく上回るなら、ブログボールトを代案として考えるべきである(超がつくほどギークで、自分でバックアップしたいなら話は別だが)。
[原文へ]
関連記事
- WordPressが最強バックアップサービス「VaultPress」のベータ版を立ち上げる
- WordPress、VaultPressのアフィリエイトプログラムを計画
- VaultPress、スタッツマニアがWordPressを羨む機能を導入
- WordPressのバックアップサービス「VaultPress」、セキュリティを改善
- VPS.NETからWordPressユーザーへ: VaultPressが使えますよ
