1990年代後半にメディア論を大学で学んでいた頃、切り抜きのまとまりを集めていたことを私は今も鮮明に覚えている。これは私の最高傑作を印刷したコレクションであり、出版社に郵送するためにまとめていた。仕事をもらうこと、もしくは正社員として採用してもらうことが目的であった。
数年後、私はプリントメディアからデジタルメディアに転身し、切り抜きのコレクションはeメールとリンクに変わった。時間を節約することが出来るだけでなく、封筒や送料にかかるコストを抑えることも可能になった。
その後、私はブログの仕事を次々に獲得し、世界は変わった。新聞や雑誌を必要としている人が存在するとは思えなくなった。不吉な前兆が当時から漂っていた。印刷メディアは過去の遺物となり、その一方、ウェブの将来は有望視されるようになった。現在でも同じことが言えるかもしれない。そんな中、私は、一歩“下がり”、印刷媒体の仕事をもっと獲得しようと心掛けるようになった。
その理由の一つにエゴが挙げられるだろう。印刷媒体の言葉は、それが生命の維持に関することであっても、そうではなくても、世間ではより重く受け止められる– 若者の間でさえ同じことが言える。私はときおり人々のリアクションを見るために自分自身を様々な手段で“売っている”ため、この傾向が手に取るように分かるのだ。例えば、パーティーに出掛け、ブログヘラルドでブログを投稿している vs 地元の新聞に定期的に記事を書いていることを伝えれば、後者のほうが注目を集めることが出来る。印刷媒体の記事よりも、ブログに投稿する記事の方が遥かに読み応えがあることは誰も知らない。
印刷メディアが強い理由をもう一つ挙げよう。それは、非常に多くの人々がブログを理解していないからだ。ブログはメディアとして大幅に成長しており、ここ数年、大きく盛り上がっているが、ブログのことをランチのメニュー等の戯言としか見ていない人々が、まだまだ大勢いるのが現実だ。
最後に、ブロガー達自身、ブログを見下している。出版した作品をひけらかしているブロガーを見れば一目瞭然である。彼らはブログの業績を誇りに思い、— 印刷メディアに寄稿したことを喜んでいる。誰でもブログを運営することが出来ると考えているのも彼らである。ブロガーの成功に影響する、才能やスキルのレベルとは関係のない要素があるのだろう。
世界は変わり続けており、現時点では、ブログは印刷物と比べると軽視されている。これは私の勘違いだろうか?
そして昔の切り抜きをまとめている私がここにいる。人生何が起きるか分からない。
ライター紹介: アンドリュー G.R.は、キャリアのアドバイスと就職情報のニュースを提供し、就職状況を改善するために考案されたブログ兼ポッドキャスト、Jobacle(ジョバクル)を運営している。
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