オリンピックでのブロガーやソーシャルメディアによる情報を伝える行為を嫌がる国際オリンピック委員会(IOC)の姿勢に対して、ロイターの編集長、デビッド・シュレシンジャー氏が異議を申し立てている。
シュレシンジャー氏は、国際オリンピック委員会のプレス担当委員に対して、現在、既存のメディアおよびニューメディアが情報を普及する仕組みをコントロールすることは不可能だと話した。
「過去のコントロールの手段は作用しない。過去の分類ではうまくいかない。過去の考え方は通じない。我々はこの事実を受け入れる必要がある」とシュレシンジャー氏は述べた。
「根本的に、従来型のメディアが将来のニュース配信をコントロールすることは不可能になる。そして、組織は過去の認可の形式を用いて情報へのアクセスをコントロールすることはできない。
IOCはブログを個人の表現の正当な形式とみなし、ジャーナリズムの形式とは認めていない。そして、ブロガーを容認しているにも関わらず、シュレシンジャー氏はIOCからブログのエントリを削除するよう要請されたと話している。写真が掲載されていたためだ。同氏はテキストの掲載しか認められていなかったようだ。
シュレシンジャー氏は2012年のロンドンオリンピックが開催されるまでには、出来事が起きた直後のニュースの源として、従来型のメディアを、市民による報道が上回ると示唆している。「客席にいるツイッターのユーザーが携帯電話から競技の結果を手早くつぶやきにまとめる光景が見られるだろう」。
同氏は委員達はテクノロジーおよびパブッリシングに詳しい一般の人々と連携するべきであり、対立するべきではなかったと話した。「銃を携帯したセキュリティがすべての観客からすべての写真を没収しようと試みる姿を想像することができるだろうか?オリンピックがそんなイベントになったら、最終的に失敗するはずだ」
過去数年間で、我々はニュースの報道や目撃証言の照合作業が著しく変化している現実を目の当たりにしてきた。 — イランの抗議活動の参加者がツイッターを役立てた様子をみれば一目瞭然である。一般市民が情報を共有する方法をコントロールすることは、不可能に近い。そして、徐々に力を増しつつある勢力 - つまり私達を遠ざけるのではなく受け入れる方法を考案する必要がある組織はIOCだけではない。
(情報源: Press Gazette(プレス・ガゼット))
ライター紹介: アンディー・メレットは様々な企業や非営利団体で、管理スタッフとして、そして技術スタッフとして勤務した経験を持つ。これまで携わった職種はウェブ開発やデータベース開発、システム分析、プログラミング等、実に多彩だ。アンディーは現在フルタイムのプロブロガーであり、取り扱うテーマは消費者用テクノロジー、インターネット、音楽そして社会等、とても豊かである。また、Tech Digest(テク・ダイジェスト)、HDTVUK、iPhonic(iフォニック)等の多数のShiny Media(シャイニー・メディア)のブログに記事を投稿し、他にもPiano & Synth(ピアノ&シンセ)やFamily Relationships(ファミリー・リレーションシップス)等のプロジェクトに取り掛かっている。またFacebook(フェイスブック)のヘビーユーザーとしても有名である。現在アンディーは英国の中心地、ロンドンで生活している。
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