WordPress MU(ワードプレス MU)は、ワードプレスのマルチユーザー版であり、要するにワードプレス MUを1つインストールすることで、複数のワードプレスのブログを運営することが出来るのだ。様々な点でワードプレスに似ているが、複数のブログを運営する機能に加え、ブログのホストとしての役目を果たすための機能を幾つか搭載している。ワードプレス MUのサイトのなかで最も有名なサイトは、ワードプレスドットコム、そして、Edublogs(エデュブログズ)である。
そして、今度は、ワードプレス MUとワードプレスが合体する。MUのリード・ディベロッパー、Donncha O Caoimh氏はブログのなかで以下のように述べている:
基本的には、複数のワードプレスのブログをホスティングすることを可能にするコードをワードプレスに統合する。これで、ワードプレス MUのプロジェクト自体は終了するのではないだろうか。不要になるためだ(考えると悲しくなる)。しかし、一方では、さらに多くの人々が同じコードに取り掛かることになるため、機能は増え、修正されるバグも増え、そして、スピードもアップするのだ。
これはプラスなのだろうか?それともマイナスなのだろうか?
プラスに働くだろう
- 1度のインストールで、複数のブログを運営することが出来る。
- BuddyPress(バディプレス)のような優れたMUプロジェクトが、ワードプレスの一般ユーザーの手の届く範囲に近づく。
- プラットフォームとしてのワードプレスを強化する。
- ついに元MUのユーザーも、シングルのユーザーコミュニティの「速さ」というメリットを享受することができるようになる。
いや、マイナスに働くはずだ。
- ワードプレスの内部に様々なアイテムが加わり、サイトが散乱してしまう。
- ワードプレスのコミュニティは、以前の用語から切り替えることが出来ず、混乱してしまう。
- 不明な点が多い: どうやって既にインストールしたMUを新しいバージョンに移行するのだろうか?以前のプラグインはそのまま利用することが出来るのだろうか?管理者パネルのインターフェースを修正する必要性は生じるのだろうか?
個人的には、今回の取り組みについてはポジティブに考えている。ワードプレスのライバルである、Movable Type(ムーバブル・タイプ)は1度のインストールで複数のブログを展開することが出来る機能を持っている。これはムーバブル・タイプの大きなメリットだと私は思う。
おそらく、このコードの統合は、3.0で実施されるのではないだろうか。そんな気がする。しかし、2.9で実装される可能性も十分に考えられる。様子を見ていく必要があるだろう。一方、ワードプレス MU および、ワードプレスのバージョン2.8のリリースが近づいている。まずはそこからだ。
ワードプレスとワードプレスMUを1つのプロジェクトに統合する取り組みは、名案なのだろうか?
ライター紹介: トード・ダニエル・ヘデングレンはデザイナー、ライター、そして、ブログヘラルドのエディターとして活躍している。スウェーデンのゲーム業界の最前線でその手腕を振るっていたが、すべてを手放し、国際的な舞台へ旅立った。彼はインタビュー形式のブログ、BloggerTalks(ブロガートークス)を立ち上げ、デザイナーとして素晴らしい仕事をこなしている。
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