部分フィードに代わる5通りのフィード盗用対策

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先日、マーク・ゴーシュ氏がWeblog Tools Collection(ウェブログ・ツールズ・コレクション)で、RSSフィードの濫用が蔓延しているため、全文フィードを部分フィードに切り替えると発表した。

しかし、この決定はすぐに覆された。3時間も経たないうちにゴーシュ氏は全文フィードを再び有効にした。読者の多くがこの変更に異議を唱えたからだ。同氏はRSSフッターを使って実験を行い、全文フィードを再開すると述べた。

それでも、ゴーシュ氏の苛立ちはとてもよく分かる。大量のスパムブログにコンテンツを許可なく奪われてしまうため、アクセスを遮断したくなる気持ちは理解出来る。しかし、大半のユーザーは全文フィードを好んでおり、正当なアグリゲータからのアクセスを遮断することなく、スパマーからのアクセスを遮断することなど不可能に近い。

しかし、幸いにも、RSSフィードを短縮せずに、読者を締め出すことなくコンテンツを保護する実用的な方法が存在する。

5. ログ分析

自分のRSSフィードを悪用している人を探す際の最もベーシックな方法が、ログファイルをチェックし、イメージが表示されている場所を確認する方法である。大抵のログ分析アプリを使えば、簡単に実行することが出来るだろう。

イメージをフィードに掲載していることが大前提である。許可を受けているか受けていないかに関わらず、フィードが再配信されると、イメージもそのまま用いられるため、イメージがおかしな場所で表示されれば、誰がフィードを盗用しているのか大体見当をつけることが出来る。

これをRSSフッターと組み合わせて利用し(詳しくは4.で説明)、フィードに目には見えない小さなイメージを加えることで、購読者および盗用者によるRSSフィードの利用を追跡することが可能になる。

これだけでは、フィードの悪用を阻止することは出来ないが、対応戦略の一環として利用することで、スパマーが攻撃を繰り出す前に特定し、止めさせることが出来るようになるだろう。

4. RSS フッター

これはゴーシュ氏が採用した解決策である。RSS フッター・プラグインを利用し、サイトへのリンク、またはその他の望む情報をフィードのフッターに加える。この情報は、盗用されると当事者のサイトに表示される。

このフッターは自分の思い通りにすることが出来るため、著作権の警告メッセージを掲載することも、Creative Commons(クリエイティブ・コモンズ)のライセンスを付与することも、あるいは、単純に自分のサイトに向かうリンクを掲載することも出来る。また、追跡用のイメージを載せることも可能だ。

さらに、「Feedburner」のFeed Flare(フィード・フレア)サービスを利用したり、Blogger(ブロガー:ブログプラットフォーム)のテンプレートを編集したり、あるいは、ワードプレスのRSSファイルを調節したりすることで、同じような効果を上げることが出来る。

3. CopyFeed

CopyFeed(コピーフィード)は、ワードプレスにおけるRSS管理のスイス・アーミー・ナイフと呼べる存在である。コピーフィードを利用することで、受信する人物のIPアドレスを含む各種の情報をフィードに加えることが出来る。さらに、このプラグインはフィードにアクセスしてもらいたくないユーザーをブラックリストに登録することも可能であり、ビジターを歓迎しつつ、スパマーに対してはフィードの閲覧を「禁止」することが出来る。

また、フッターのフィードへの追加、不測の短縮の修正など、他にも機能が用意されている。

コピーフィードの唯一の欠点は、ワードプレスの最新版とうまく連動しないことがある点だ。このプラグインを使うなら、正当なRSSリーダーにも禁止処分を下してしまう可能性があるため、充分に注意しよう(グーグル・リーダーを含む)。とりわけ、アクセスを禁止する際には気をつけよう。

2. FeedBurner

FeedBurner(フィードバーナー)は、とても強力なフィード管理ツールであり、フィードの「ウェブ・フレンドリー」バージョンを提供する機能を含む素晴らしいフィード修正システム、そして、良質なスタッツ・ツールを用意している。フィードバーナーを利用することでフィードに対する権限を委ねることになり、自分でホスティングしているブロガーはあまり喜べないだろう。しかし、BloggerやTypepad(タイプパッド)のようなプラットフォームを利用しているなら簡単に統合することが可能であり、大きなメリットを受けられるだろう。

「アンコモン・ユーズ」は、フィードバーナーが抱えている優れた機能のなかでも有数の機能の一つに数えられるだろう。これは、通常の範囲外のフィードの利用を意味する。多数のビジター、そして、大量のフィードを管理しているため、フィードバーナーは通常の範囲を超えた利用を簡単に検知することが出来る。

また、既に述べたように、フィードバーナーはオリジナルのフッターやその他の「フレア」を加えることで、フィードを操作することが出来る。すると、簡単にモニタリングすることが出来るようになり、また、エンドユーザーにとっても、より効果的なツールになり得る。

1. FairShare

FairShare(フェアシェア)はコンテンツを盗用から守ってくれるわけではないが、RSSベースのコンテンツの利用を追跡するツールとしてはフェアシェアの右に出るものはいない。

自分のサイトのRSSフィードをフェアシェアに提供し、フェアシェアが見つけるマッチングリストを購読するフィードを手に入れるだけでよい。フェアシェアは大企業のみが利用できるマッチング技術を利用しているが、無料で利用することが可能だ。

フェアシェアの唯一の制限は、ユーザー自身が捜査および整理、そして、マッチに対する継続追跡を行わなければいけない点だ。また、1日につき50本のマッチしか提供してもらえない。しかし、50本以上必要なら、もっと強力なツールが必要だろう。

フェアシェアは、たとえ自分のコンテンツがウェブ上でどのように使われているのか興味があるだけであっても、ブロガーにとっては絶対に必要なツールと言えるだろう。

結論

それでも、フィードを短縮することがプラスに働くケースもあるはずだ。しかし、そのようなケースは特別であり、一般的ではない。ブロガー達は、フィードの短縮を避けつつも、追跡し、守ることが出来る選択肢をいくつも抱えており、試す価値はあるはずだ。

上述の手法が役に立たないなら、あるいは、不適切なら、思い切ったステップも視野に入れておこう。しかし、そのような方法は多くの購読者を失ってしまうリスクを伴う。危険に対して、メリットの方が大きくなければならない。

全文フィード vs 部分フィードの議論に関しては、たった一つの正しい回答を導き出すことは出来ない。それぞれのブロガーが決断しなければならないのだ。しかし、少なくとも、読者から反発されるリスクを負う前に、代わりの方法を試してみることを私は薦める。

そう考えると、ゴーシュ氏は賢明な判断を下したと言えるだろう。同氏の取り組みは、多くのブロガー達の参考になるはずだ。

ライター紹介: ジョナサン・ベイリーは盗用、コンテンツ盗作、そしてウェブの著作権問題をテーマに取り上げ、Plagiarism Today(プレジャリズム・トゥデイ)でブログを書いている。ジョナサンはコンテンツ盗作問題に対応するウェブマスターが正確な情報を集め、この変化の激しい分野で取り残されないようにこのブログを2005年に始めた。それ以来、コンサルティングサービスをウェブマスターや企業に提供し、彼らが現実的なコンテンツ保護戦略を考案できるように、そして効果的な著作権ポリシーを策定できるように支援している。ジョナサンは弁護士ではなく、彼が提供している情報も法的なアドバイスとして捉えるべきではない。

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