2005年8月、私は当時立ち上げたブログ「Plagiarism Today」(プレジャリズム・トゥデイ:PT)に初めてエントリを投稿した。私にとって初めてのブログであり、当時は大きなプロジェクトととしてではなく、あくまでもサイドプロジェクトとして始めたにすぎなかった。
しかし、時が経つにつれ、読者数だけでなく、注ぐ時間も増えていった。まず、主要なサイトになり、次にフルタイムのビジネスに成長したのだ。現在、PT関連の作業ために週60時間を費やしている。まさかこのサイトがここまで大きくなるとは思っていなかった。
このサイトを運営するなかで、多くの教訓を得ることが出来た。時には苦しい思いをすることもあった。1日目からスムーズに実行することが出来た取り組みもあったが、失敗の方が多かった。戻って修正したものもあるが、そのままにしている失敗もあり、恐らく今後も放置することになるだろう。
いずれにせよ、もう一度やり直すことが出来るなら、変えたい点がたくさんある。以下に、もしセカンドチャンスを与えてもらえるなら、絶対に繰り返したくない重要な失敗を5つ挙げていこう。
5. ドメイン名
「plagiarismtoday.com」はドメイン名としては良質な部類に入るだろう。単語はたった2つであり、トップレベルドメインは「.com」を利用しており、サイトの内容を反映しており、そして、覚えやすい。しかし、「plagiarism」は正しいスペルで綴るのが困難な単語であり、タイピングする場合、さらに難度は上がってしまう。ドメイン名を面と向き合って伝える際には、スペルを口に出すようしている。なぜならスペルを知っている人でも実際に正しいかどうか自信がない人がいるからだ。
その後、私は何度かドメインを購入した。「plagiarism」のよくあるスペルミスも購入し、サイトに移動するようにしたが、自分の間違いに気づいたときには既にサイトのページランクは相当高く、サイトの移行にかかるコストは手に入れられるメリットを上回っていた。
現在はこのドメイン名に忠誠を誓い、気に入っているが、ゼロから始めることが出来るなら別のドメイン名を選ぶだろう。
4. カテゴリー地獄
サイトを始めたばかりのころは、今後利用するであろうカテゴリーを事前に詳細に計画した。素晴らしいアイデアだと思ったのだが、フィードバックをもとにサイトのトピックが(徐々に)変わることになった。カテゴリーツリーを永遠に拡張するべきか、あるいは、あまりフィットしていないカテゴリーに無理やりエントリを詰め込むべきかで迷うことが多くなった。
私のサイトのカテゴリーは現在救いようがないほど散乱しており、手のつけられない状況にある。ワードプレスに統合するタグづけを今日からやり直すことが出来るなら(タグは2005年当時のままである)、もう少し理に適ったタグづけを行うだろう。
この問題は、フロントページの要素をエントリのカテゴリーに置くMimbo(ミンボ)テーマに切り替えた後、さらに悪化してしまった。カテゴリーを取り扱う方法を変更し、余計な時間を費やさなければならなくなった。
もう一度やり直すことが出来るなら(または過去のエントリに遡ってすべて編集することが出来る時間があるなら)、エントリのタイプによって少数のカテゴリーに振り分け、トピックに関してはタグを用意する、ブログヘラルド(米国版)のようなカテゴリー・システムを利用するだろう。
3. ブランディングの変化
この3年間で3回大きなテーマ変更を行った。回数としてそこまで多くないが、毎回、ロゴ、配色、レイアウト等を変え、リブランドを実施した。
1回目のテーマ変更はサイト自体が若かったため比較的目立たなかった。しかし、2回目の変更はとても大変だった。数ヶ月前から変更を予告し、ベータサイトを公開してコメントを要請し、新しいレイアウトに対するテストや投票調査を行ったにもかかわらず、困難を極めた。
新しいレイアウトを導入してから1年経過した今でも、新しいレイアウトに気がづかない人達からメールが送られてくる。これは私のサイトが情報源として利用され、ビジターが定期的にではなく、必要に応じてサイトを訪れるためであろう。
もしブログをゼロからやり直すことが出来るのなら、大きなリブランドを回避し、小規模な変更のみを加えていくだろう。たとえ最終的にポジティブな結果になったとしても、開設時に揺るぎないブランド、そして、良質なテーマを確立していれば、この問題を避けることが出来るはずである。
2. フィードバーナーがバーンアウト
ブログを始めたころ、RSSの重要性があまりよく分からず、あまりにも早く第三者のサービスにアウトソースしてしまった。FeedBurner(フィードバーナー)は選択肢としては間違えていなかったものの、フィードを自分でコントロールすることが出来なくなり、フラストレーションが溜まることがよくあった。
コントロールすることが出来ない欠点は、強力なスタッツや有益な要素によって少しは相殺されたが、グーグルが同社を買収してからはスタッツの信頼性が落ち、スパムブログが問題となり、プラス面よりもマイナス面の方が大きくなってしまった。
フィードバーナー側はこの問題に関するサポートを提供することが出来ないと主張しており、彼らの言い分は理解出来る。フィードバーナーに行ってもらいたいフィードの保護は、ワードプレスのプラグインがあれば容易に実行することが出来るし、それ以外にも様々な効果をもたらすことが可能だ。フィードバーナーはブロガー(ブログプラットフォーム)やワードプレスドットコム等のサイトに対してはそこそこ役に立つのだろう。しかし、自らホスティングするブロガーとして、とっくに見切りをつけておくべきだったが、今は購読者を失うことに気を取られ過ぎて、移行することが出来ないでいる。
1. 脱線
最初の約8ヶ月間は、SEOに関して言えば、無駄であった。自分のサイトに人々を呼び込むキーワードに対して十分に注意を払うことなく、しっかりと的を絞ったコンテンツを投稿していたわけでもなかった。そのため、1年目の成長は鈍く、口コミで広がることが多かった。そして、重要なキーワードにおいて、グーグルで好位置につけたエントリはたった一本であった。
その後の2年と半年間は(比較的)ターゲットを絞ったエントリを綴り、SEO対策も講じてきたものの、1年間を無駄にしてしまったと悔やむことが今でもある。
結論
上記の誤りは新人ならではの誤りである。経験の浅さから起きるものだが、今も何らかの影響を受けている。ひどいパーマリンクの構造など、他にもミスは犯しているが、このような類の問題は大きな問題になることも、そして、長期にわたって影響が及ぶこともなく、修正することが可能であった。
いずれにせよ、新たにブログを始めるつもりなら、長い間マイナス面の影響を受けることになる、上述した5つの誤りには注意してもらいたい。気を付けていれば、簡単に回避できるはずである。
誰でも失敗はしてしまうが(個別のエントリを挙げればきりがない)、上記の5つの誤りは、数年にわたって長引き、問題を引き起こす可能性があるので、特に注意してもらいたい。
ライター紹介: ジョナサン・ベイリーは盗用、コンテンツ盗作、そしてウェブの著作権問題をテーマに取り上げ、Plagiarism Today(プレジャリズム・トゥデイ)でブログを書いている。ジョナサンはコンテンツ盗作問題に対応するウェブマスターが正確な情報を集め、この変化の激しい分野で取り残されないようにこのブログを2005年に始めた。それ以来、コンサルティングサービスをウェブマスターや企業に提供し、彼らが現実的なコンテンツ保護戦略を考案できるように、そして効果的な著作権ポリシーを策定できるように支援している。ジョナサンは弁護士ではなく、彼が提供している情報も法的なアドバイスとして捉えるべきではない。
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