先日、DiggBar(ディグバー)が問題になり、再びウェブサイトのフレーミングにスポットライトが当てられることになった。この取り組みは当初は人気があったものの、10年前の1990年代半ばには問題視されるようになった。ディグによってこの問題が再び脚光を浴び、インターネットユーザー達が再び意識するようになったのだ。
しかし、他人のサイトに対してフレームを再び使い始めのはディグが最初ではない。また、ディグよりも規模が大きいサイトも存在する。ブロガーやツイッターのユーザー達から初めて注目を集めたことが、他のサイトと異なる。
フレーミングを再び始めたのはディグではないものの、加速させたのは恐らく彼らであろう。いずれにせよ、機能の一環としてフレームを利用している、その他の有名なサイトやサービスを取り上げてみる価値はあるだろう。そのなかには、お馴染みのサイトが幾つか見受けられる。
About.com

About.com(アバウトドットコム)は、.comブーム時にフレームを利用した数少ないサイトの1つであり、ユーザーとの衝突を乗り越え、現在もフレームを利用している。
現在、アウトバウンド・リンクの大半が上部にフレームを用いている。このフレームは、新しいタブやウィンドウで開くタイプのフレームとは異なり、同じウィンドウで開くリンクにのみ利用されるようだ。高さ120ピクセルのこのフレームには、バナー広告、5つのリンク広告、アバウトドットコムのロゴ、エントリに戻るリンク、そして、フレームを閉じるリンクが掲載されている。
以下のサイトが、アバウトドットコムとも広告とも提携していないことを示す証拠は現在見当たらない。

Facebook(フェイスブック)は、幅広くフレームを利用している単一のサイトとしては、最大規模のサイトである。サイトの外部へ向かうリンクをクリックすると、新しいウィンドウでリンクが開くだけでなく、約45 x 45ピクセルの小さなフレームがページ上部に付加される。
このフレームには、リンクを共有したユーザーのイメージ、ユーザーの名前、そして、ステータスのプレビュー、コメントを残すためのボタン、ページを自分が共有するためのボタン、フレームを閉じる「X」が含まれている。
フェイスブックのロゴがフレームで利用されているのは共有ボタンの「F」のみだが、URLにはfacebook.comが残り、ファビコンもフェイスブックのファビコンが利用されている。
3. Ow.ly
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Ow.ly(オウリー)は、ここ数年で知名度を上げた数多くのTwitter(ツイッター)のURL短縮サービスの一つであり、HootSuite(フートスイート)の一部として利用されることが多い。しかし、オウリーは、大半のURL短縮サービスとは異なり、ユーザーをリダレクトを介して目的のサイトへ送るのではなく、オウリーのロゴ、共有ボタン、つぶやき返信機能、評価システム、2本のリンク、URL、そして、フレームを閉じる「X」を含む、高さ66ピクセルのフレームをページに組み込むシステムを採用している。
大半のツイッターのユーザーは、URL短縮サービスとして人気が高いため、オウリーのフレームを受けいれるだろう。スタッツのトラッキング、そして、フートスイートとの統合と言うメリットがあるからだ。
4. StumbleUpon
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StumbleUpon(スタンブルアポン:SU)は、スタンブルバーを表示するためフレームを利用している。スタンブルバーは高さ32ピクセルのフレームであり、小さなSUロゴ付きの「スタンブル」ボタン、検索ボックス、「Like」ボタン、ページを共有するボタン、星評価システム、レビューへのリンク、フレームを閉じるための「X」を用意している。
SUのフレームが他のサイトと比べ、悪意の程度が低いと考えられているのは、封鎖的なシステムの内部で利用されることが多いからである。SUのフレームへのリンクはSUの内部のみに掲載されている(SUでリンクを「共有」する場合は除く)。とは言うものの、SUのペーから外部へ向かうリンクをクリックしても、フレームは残る。
SUは、昨年の9月からこのシステムを採用しており、ケビン・ローズ氏はスタンブルアポンとディグバーとの類似点を認識している。
5. Krumlr

Krumlr(クラムラ)は、ツイッターをソーシャルブックマーキングに取り込むURL短縮サービスである。しかし、サービスの一環として、アウトバウンド・リンクが高さ57ピクセルのフレームで囲まれることがある。このフレームには、大きなクラムラのロゴ、URLを作成したユーザーの情報、ツイッターにログインするためのユーザーネーム/パスワード用のボックスを備えたつぶやき返信ボックス、フレームを閉じるための「X」が含まれている。
しかし、このフレームはデフォルトの状態では無効にされているようであり、フレームを用いているのは、サイトからのアウトバウンドリンクが多いようだ。いずれにせよ、クラムラのユーザーは、自分または他人のリンクを閲覧している際にも、定期的にこのフレームを目にすることになる。
結論
ディグはディグバーを用いることで騒ぎを大きくしてしまったかもしれないが、フレームは、ディグが考案したわけではない。ディグよりも大規模なサービスも利用している。そして、ユーザーの権利を最も侵害しているのはディグではない。アバウトドットコムのフレームの方が遥かに派手であり、トラフィックに関してはフェイスブックの方がよっぽど規模が大きく、数多くのサイトがディグよりも前にフレームを利用している。
なぜディグがこの問題を激化させたのかは議論の余地があるが、恐らく、かつてはディグと良好な関係を築いていたウェブマスター達が、ディグのボタンを誇らしげに表示するプロセスをディグによって奪われ、裏切られたと感じたからではないだろうか。
いずれにせよ、フレームに関する問題が再燃していることは明らかであり、しばらくは消えそうもない。私のように10年間以上サイトの開発を行っている人は、1996年が再び戻ってきたような気分に浸っているのだろう。
ライター紹介: ジョナサン・ベイリーは盗用、コンテンツ盗作、そしてウェブの著作権問題をテーマに取り上げ、Plagiarism Today(プレジャリズム・トゥデイ)でブログを書いている。ジョナサンはコンテンツ盗作問題に対応するウェブマスターが正確な情報を集め、この変化の激しい分野で取り残されないようにこのブログを2005年に始めた。それ以来、コンサルティングサービスをウェブマスターや企業に提供し、彼らが現実的なコンテンツ保護戦略を考案できるように、そして効果的な著作権ポリシーを策定できるように支援している。ジョナサンは弁護士ではなく、彼が提供している情報も法的なアドバイスとして捉えるべきではない。
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