West Seattle Herald(ウエスト・シアトル・ヘラルド)は、地元のブログ「West Seattle Blog」(ウエスト・シアトル・ブログ)との競争を恐れているのだろうか?それとも、ただ単に理解していないだけなのだろうか?恐らく後者だと私は思う。または、イベントの最新情報を誰よりも早く報じることが出来なくなり、フラストレーションが溜まっているのかもしれない。ウエスト・シアトル・ブログは、生中継ブログを実施しているからだ。私には判断しかねるが、Eat Sleep Publish(イート・スリープ・パブリッシュ)の主張は的を得ている気がする。それでは、地元のブログに異議を唱えるウエスト・シアトル・ヘラルドの論説の一部を以下に掲載したいと思う:
プロのジャーナリストは時間を無駄に使って欲しくないだけ
プロのジャーナリストは民主社会のなかで、非常に重要な役目を担っている。情報をふるいにかけ、質が高い場合は、出来るだけバイアスのかからないように提供している。それが私達の仕事である。
7分間おきに更新される、普通なら、「生中継ブログ」された3,000ワードの地域評議会に関するエントリを読むよりも、出来事を簡潔に説明し、決定事項が綴られた300ワードのエントリを読みたいと思うのではないだろうか?
確かに私なら地域評議会の生中継ブログを読むことはないだろうが、やはり、不愉快である。地域の政治に興味があるものの、評議会に参加することが出来なかったと仮定しよう。その場合、生中継ブログは、最新情報を常に把握する手段として非常に優れていると言える。生中継ブログは、評議会を取材する方法として、最も適しているのだろうか?それはないだろう。しかし、評議会は録画ではなく、この瞬間も議論が行われている。
例えばアップル製品の大ファンの人なら、Engadget(エンガジェット)の生中継ブログをチェックしたことはあるはずだ。次に、Twitter(ツイッター)を使い、自分の意見を述べたり、コメントを残したりするだろう。
ウエスト・シアトル・ヘラルドは、やはり分かっていない。 もし私が細かいことを気にしない性格であったら、単純に彼らのウェブサイトを訪問するだろう。彼らは、「オンラインに適応したものの、ニューメディアにも需要があることを理解していない」従来型のメディアの例として、最適である。
恐ろしいことに、彼らは本気で自分達が地域のブロガー達よりも価値があると考えているようなのだ。もし、私がこの新聞を購読していたのなら、すぐにキャンセルするだろう。
彼らが「分かっていない」ことをさらに検証するため、同じ論説の別の部分を以下に掲載する:
プリントメディアの広告 vs. オンライン広告
新聞紙もウェブサイトも広告を販売し、掲載している。しかし、ウェブサイトの広告の価値は、プリントメディアの広告の価値の10%程度である。
プリントメディアの広告は、実際に効果があるからだ。言葉の面でも、ビジュアルの面でもプリントメディアの方が上であり、同じ家庭で何度も目に触れ、手元に残る。週刊の新聞紙の持久力は非常に強力である。
本当に効果はあるのだろうか?それは面白い。なぜなら、2009年は、オンラインの広告収益よりも、プリントメディアの広告収益の方が、激しく落ち込む可能性が高いからだ。それは、オンラインの広告は、結果を追跡することが出来るからだ - それにも関わらず、オンラインの広告の効果がないと、よくも堂々と言い切れるものだ。
今皆さんが読んでいるエントリは論説である。つまり、これは私の意見であり、ブログヘラルドのスタッフの総意という訳ではない。同じように、ウエスト・シアトル・ヘラルドの論説も、編集者チームの誰かの意見であるはずだが、著者の名前は公開されていない。これは更にまずい。なぜなら、新聞社全体の見解であることを示唆しているからだ。
ウエスト・シアトル・ヘラルドのこの論説について、皆さんはどう感じただろうか?コメント欄で意見を聞かせてもらえると嬉しい。
ライター紹介: トード・ダニエル・ヘデングレンはデザイナー、ライター、そして、ブログヘラルドのエディターとして活躍している。スウェーデンのゲーム業界の最前線でその手腕を振るっていたが、すべてを手放し、国際的な舞台へ旅立った。彼はインタビュー形式のブログ、BloggerTalks(ブロガートークス)を立ち上げ、デザイナーとして素晴らしい仕事をこなしている。
[原文へ]
関連記事
- マイケル・ジャクソンの死: ニューメディアが先手を取るも、最後は旧メディアに軍配が上がる
- 解雇された記者達が団結し「Seattle PostGlobe」を開設
- Twinslatorを使って“つぶやき”を翻訳しよう
- 広告が避けられている現状
- BlogCatalog、ソーシャルメディア検索エンジンを導入
