Tuesday, 9 February, 2010

ブロガーに薦めるEメールの連絡方法

12月 18日 at 4:00 pm by ジョナサン ベイリー -

大半のブロガーは、eメールを重要なツールの一つと考えている。通常のコメントフォーム以外のフィードバックを受ける手段として、新しいクライアント/広告主を獲得するための手法として、あるいは、今後のエントリのネタを得るための方法として、ブロガー達は、eメールの能力を大いに期待しているはずだ。

しかし、その方法が問題である。eメールアドレスを持っている人なら、メールのスパムが大量に送られてくることはご存知だろう。因みに、ビル・ゲイツ氏が、この問題を解決すると誓ってから随分と月日が経過している。また、これ以上スパムメールを受信したくはない、または、正当なメールをスパムフィルターに送り込みたくないと思っている人もいるだろう。

eメールでのコミュニケーションを求めているブロガー達は、大量の薬品メールや詐欺メールを寄せ付けずに、読者への扉を開ける困難に直面している。この問題を最少限にとどめる方法はあるが、完璧な解決策は存在しない。それよりも自分にとって最も有効な答えを探すべきだろう。

Mailto: クラシックなリンク

まず最初に思いつくのが、単純に、“mailto”リンクをメールアドレスに組み込む方法である。これは、最もポピュラーな方法と言えるだろう。基礎的なHTMLの知識が多少あれば利用することが出来るシステムであり、ユーザーは、リンクをクリックし、お気に入りのeメールクライアントを呼び込み、メールを送ることが出来る。ブロガーは、スパムのフィルタリングを補助するため、題名を加えることも出来る。

しかし、このシステムでは、「mailto」リンクが、スパムボットによって、定期的に捕獲されてしまう欠点がある。この被害に遭うと、メールアドレスが“プレーンなテキスト”に変えられ、読みやすくなってしまう。ジャバスクリプトを使ってメールアドレスを難読化し、スクリプト記述を無効にしているブラウザーでの閲覧を不可能にしなければ、スパマー達に思い通りにメールアドレスを奪われてしまうだろう。

さらに、このようなリンクは、たまに予測不能な結果を招くことがある。ブラウザーは、デフォルトのメールクライアントを開くはずだが、それはユーザーに左右される。Gmail等のウェブメールをデフォルトのメールクライアントとして設定することは可能だが、ユーザーが、マイクロソフトのOutlook(アウトルック)等、その他のプログラムを設定している可能性がある。すると、彼らには、全く役に立たないことになる。

欠点はあるが、この手法は、実装するのが簡単であり、また、大抵の読者に浸透していることもあり、ブロガー達の間ではとても人気がある。完璧とはほど遠いが、最高のソリューションの一つであることに変わりはない。

コンタクト・フォーム

eメールをさらに簡単に送ってもらうため、多くのサイトが、コンタクトフォームの利用を始めた。コンタクトフォームは、メールクライアントを開く必要がなくなり、さらに、受け取るスパムの量も減らすことが出来る。コンタクトフォームは、また、連絡を取る理由をユーザーに選ばせることで、大量に受け取るeメールを整理し、ビジターに必要な情報を確実に記入させることも出来る。

しかし、コンタクトフォーム自体が、スパマー達の連絡先に早変わりしてしまうことがある。とりわけ、スパムボットが自動的にフォームを埋め、投稿することが出来るため、ポピュラーなフォームは狙われる危険性が高い。フォームに記入したのが、スパマーなのか、あるいは、ビジターなのかを判断することが出来ないため、このスパムは確実に侵入してくる。

そのため、多くのサイトがCAPTCHAs等のアンチスパム対策を加えることになるが、これはスパマーだけでなく、ビジターにまで迷惑をかけることになってしまう。

また、コンタンクトフォームは、設定するのが難しく、大抵のブログプラットフォームでは、ホスティングするために第三者のサービスを利用する必要がある。大半のセルフホスト版のWordPress(ワードプレス)では、プラグインをインストールすることで、フォームを加えることも出来るが、例えば、ワードプレスドットコムのサイト用のプラグインを見つけるのは、それほど容易ではない。

この手法を使うかどうかの判断は、ホスティングの状況や受け取りたい連絡の種類に左右されるだろう。

イメージの難読化

eメールアドレスをイメージに置き換え、イメージをサイトで配信する手法もポピュラーである。この方法では、ジャバスクリプトベースの「mailto」リンクが利用されることが多い。スパマーボットは、イメージを読み取ることが出来ないため、スパマーにアドレスを奪われる被害を防ぐ一方、人間のビジターには、プロセスを実行し、メールを送ってもらうことが出来る。

不幸にも、この手法も欠点を幾つか抱えている。まず、アドレスを単にコピーするのではなく、入力しなければならなくなるため、、ビジターに余計な負担をかけることになる。さらに、eメールアドレスを、視覚障害者の人達から隠し、スクリーンのリーダーに依存してしまう欠点もある。

その結果、この手法は補完的に利用されることになる。例えば、eメールアドレスを、コンタクトフォームと併用して掲載するために利用する。そうすることで、フォームを利用したくない人に、別の選択肢を与えることになる。

その他のアイデア

連絡先情報をブログに掲載する方法は他にもある。以下の方法を参考にしよう:

  1. eメールを控える: この方法は確実に浸透しつつある。eメールを撤廃し、その代わりに、その他の交流手段、例えば、Twitter(トゥウィッター/ツイッター)、フェイスブック、そして、MySpace(マイスペース)等に焦点を絞るのだ。これらのサービスは、公開、あるいは、プライベートのいずれかを選択することが出来るため、多くの人が気に入っている。
  2. 返信用メールアドレスの変更: この手法を利用するには、プレーンテキストのeメールアドレスを作成し、人間のビジターなら、削除することを理解できるテキストを加える必要がある。例えば、「mynameNOSPAM@mydomain.REMOVE.com」。この手法は、確かにスパマーを阻止することが出来るものの、正当なユーザーも憂き目を見る可能性がある。なぜなら、追加されたテキストの削除を忘れてしまうと、メールが自動的に自分に返ってきてしまうからだ。
  3. 使い捨て可能なアドレス: メールアドレスを普通に掲載し、定期的に変える手もある。例えば、example2008@yourdomain.comを掲載し、年を越したら、example2009@yourdomain.comに切り替える。この手法が、人気を博すことはないだろう。はっきりとアドレスの変更を伝えなければ、連絡相手を混乱させてしまうからだ。

要するに、この問題を解決する方法は多く、ウェブ上にはこの問題に特化したサイトも存在するが、完璧に問題を解決できるシステムは存在しないだろう。

推奨するアイデア

とは言うものの、利用するeメールの連絡方法に左右されない、常に実施してもらいたい手順が幾つかある。

  1. 良質なアンチスパム・フィルター: 良質なアンチスパム・フィルターをeメールクライアントやウェブメールに搭載しておくことで、受信するスパムの量を削減する大きな手立てとなる。例えば、Gmailは、優れたスパムフィルターを持っていることで有名である。
  2. 複数のアカウントを利用する: eメールのニュースレターやサイトの登録用のアカウントをそれぞれ作る。より多くのスパムを集めてしまう可能性はあるが、主要なアカウントに寄せられるジャンクメールの量を減らすことが出来るだろう。
  3. スパムは無視する: これは特に守ってもらいたい。スパムメールには絶対に返信してはいけない。削除を依頼されていても、無視しよう。返信してしまうと、人間がメールを読んだことが判明し、さらに多くのスパムが送られてくることになる。

上述の手順を踏んでいれば、サイトでアンチスパム対策を講じる必要性は、大きく減るだろう。

結論

eメールアカウントを持っているウェブマスターは、自分の情報を、正当な理由で必要としている人達に公開する一方、スパマー達の手の届かないように出来るだけ遠ざける必要がある。残念ながら、完璧な手法も、そして、正しい答えも見当たらない。

それでも、この問題は、コメント・スパマー、スクレイパー、そして、ドメインの無断利用者と同じように、ブロガー達が対応しなければならない問題の一つである。

その他の問題のように、軽減する策は存在するが、完璧に一掃する方法は存在しないのだ。

ライター紹介: ジョナサン・ベイリーは盗用、コンテンツ盗作、そしてウェブの著作権問題をテーマに取り上げ、Plagiarism Today(プレジャリズム・トゥデイ)でブログを書いている。ジョナサンはコンテンツ盗作問題に対応するウェブマスターが正確な情報を集め、この変化の激しい分野で取り残されないようにこのブログを2005年に始めた。それ以来、コンサルティングサービスをウェブマスターや企業に提供し、彼らが現実的なコンテンツ保護戦略を考案できるように、そして効果的な著作権ポリシーを策定できるように支援している。ジョナサンは弁護士ではなく、彼が提供している情報も法的なアドバイスとして捉えるべきではない。

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