Saturday, 4 July, 2009

著作権が気になる写真家にお薦めのサービス:「Flickr」の代わりはこれだ!

12月 3日 at 6:00 pm by ジョナサン ベイリー -

最近、Flickr(フリッカー)に大きな注目が集まっている。残念ながら、そのほとんどはネガティブなニュースである。フリッカーは、Facebook(フェイスブック)のように、アップロードした写真から、著作権のメタデータを取り去っていたようだ。さらに、APIが複雑であることライセンスのスキャンダル、そして、企業が携帯電話の壁紙として販売している件を考慮すると、イメージをフリッカーで公開することに消極的になるユーザーがいても不思議ではない。

そのため、写真家、ブロガー、そして、アーティストのなかには、フリッカーを利用することに対して、または、少なくともフリッカーのみを利用することに対して、懸念を抱いている人が増え始めている。実際に、多くのユーザーが、フリッカーにとって代わるサービスを探し始めているが、収穫はあまりないようだ。Photobucket(フォトバケット)のように、イメージをホスティングするサイトはフリッカーだけではなく、実際にその他のサイトにイメージをエンベッドする際にはとても役立つが、フリッカーが持つコミュニティ感に関しては、これらのサービスには見られない。また、フォトバケットに関して言えば、このサービス独自の著作権の問題を生じる危険がある。

それでは、写真家やアーティストを対象とした、フリッカーよりも著作権を重要視し、フリッカーの機能と同様の機能を提供しているサイトには、どんなものがあるのだろうか?実は、このようなサービスは多数存在する。それでは、その中なかでも特に重要なサービスを3つ紹介していく。

PhoTrade

Photrade(フォトレード)は、イメージ・ホスティング・サービスとしては、他者と一線を画している。イメージをホスティングするだけでなく、写真家同士のパートナーとしての役割を担っている。フォトレードは、プリント、Tシャツ、ライセンス、そして、販売用のその他のアイテムを提供しているが、フォトバケットやフリッカーとは異なり、収益を顧客と共有する方針を採用している。

フォトレードは、イメージの保護に関しては、相当気を配っている。オリジナルの電子透かしを入れる機能や、プライバシーの設定も豊富である。また、フリッカーと同じように、イメージをサイトにエンベッドすることが出来るが、フリッカーとは異なり、イメージの隣に掲載されている広告収益をオフにすることが出来るオプションを用意している(お望みなら、エンベッド作業中に、広告をオフにすることも可能だ)。

フォトレードのコミュニティは、フリッカーのコミュニティには全く及ばないが、成長しつつあり、結束は固い。フォトレードは、イメージで収益を獲得し、写真が利用される方法を管理したいと考えているプロの写真家やアーティストに、お薦めのサービスである。

フォトレードは、優れた写真共有サイトの良いところと、CafePress(カフェプレス)やその他のオンデマンド・サービスを組み合わせたようなサービスと言えるだろう。

deviantArt

deviantArt(デヴィアントアート)は、アマチュアレベルのイメージ/アートの共有サービスとして有名である。しかし、このサイトは、写真家を魅了するサービスとして、他のサービスと互角に戦える強力なツールを持っている。

フォトレードのように、デヴィアントアートも、作品のプリントバージョンを販売し、収益を得ることが出来るシステムを採用している。また、フォトレードほど質は高くはないものの、電子透かしシステムも用意しており、Creative Commons(クリエイティブ・コモンズ)を含め、ラインセンスに関する情報を加え、さらにモデル契約や許可に関する情報をアップロードすることも出来る。

デヴィアントアートは、とても強力なコミュニティを抱えている。彼らは、権利の保護に関しては、過激派として知られており、ウェブの監視を支援するグループを組織するほどである。デヴィアントアートのデメリットは、エンベッド機能が限られており、少数のサイトでしかエンベッドすることが出来ないことだ(理論としては、HTMLコードをコピペすればいいわけだが)。

デヴィアントアートには大抵の機能がそろっており、コミュニティが、作品に対する保護を率先して行っている。さらには、フルサイズのイメージのメタデータを保存することも出来る。

SmugMug

フリッカーや大半の写真共有サイトは、ユーザーを積極的に募集しているが、SmugMug(スマグマグ)は、排他的な方針を採用している。無料のトライアル期間は設けられているが、アカウントは全て有料であり、料金も比較的高い。一番高いアカウントは、150ドル/年に設定されている。

料金を要求する代わりに、スマグマグは、広告のない美しいギャラリーを備え、ハイレベルのカスタマイゼーションとユーザビリティをキープし、極上のユーザー・エクスペリエンスを実現している。また、最も料金が高いアカウントにおいては、上述のサービスと同様の販売機能や電子透かし機能、そして、イメージの保護ツールを提供している。

嬉しいことに、メタデータを、大半のエンベッド可能なイメージに移動することが出来ない仕組みなっている。しかし、オリジナルのイメージには移動することは出来る。同様に、スタンダードなプライバシー機能に加え、エンベッド/閲覧可能なイメージのサイズを制限する機能も用意している。

料金が高いため、アマチュアレベルの写真家には手が届かないかもしれないが、プロの写真家なら、このサービスのユーザビリティ、ブランド、そして、柔軟性に惹かれるだろう。フリッカーの、あまりにも“オープン”な方針に懸念を抱いており、大きなコミュニティを必要としていない人には、スマグマグは、うってつけのサービスである。

結論

大半の写真家には、たとえ欠陥があっても、フリッカーで用が足りるはずだ。写真が利用される用途に注意し、懸念や問題の存在を把握しておけばいいのだ。準備を整え、用心していれば、フリッカーは利用価値のある素晴らしいサービスと言える。私自身も、個人の写真に関しては、フリッカーを利用している。

しかし、プロの写真家をはじめ、著作権問題に細心の注意を払い、自分の作品をしっかりと守りたいと考えている写真家もいる。フリッカーが誇るコミュニティ、そして、彼らが提供するプロモーションに対抗できるサービスなど存在しないが、マイナス面の見返りを受け入れることが出来ない人もいるのだ。

もし、フリッカーでは満足することが出来ないのなら、ホスティング/共有サイトは他にもたくさんあり、そのなかには、もっとニーズに合うサービスが存在する可能性がある。既に紹介した3つのサービスは、その一例に過ぎない。

ネットで検索し、優れたサービスを見つけたら、コメント欄で紹介し、私(そして皆さん)に教えてもらえると助かる。

ライター紹介: ジョナサン・ベイリーは盗用、コンテンツ盗作、そしてウェブの著作権問題をテーマに取り上げ、Plagiarism Today(プレジャリズム・トゥデイ)でブログを書いている。ジョナサンはコンテンツ盗作問題に対応するウェブマスターが正確な情報を集め、この変化の激しい分野で取り残されないようにこのブログを2005年に始めた。それ以来、コンサルティングサービスをウェブマスターや企業に提供し、彼らが現実的なコンテンツ保護戦略を考案できるように、そして効果的な著作権ポリシーを策定できるように支援している。ジョナサンは弁護士ではなく、彼が提供している情報も法的なアドバイスとして捉えるべきではない。

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