Saturday, 4 July, 2009

ホーリデイ・シーズンに注意すべき5つの著作権問題

11月 18日 at 6:00 pm by ジョナサン ベイリー -

特定のサイトやブロガーにとっては、既にホーリデイ・シーズンは始まっているが、その中には、いきなり憂鬱な気分を味わうことになった、不運な人もいるようだ。Wal-Mart(ウォルマート)の“ブラック・フライデー”広告に掲載される価格や情報を配信したサイトは、既に危険人物として目をつけられてしまったようだ。その1つ、SearchAllDeals(サーチオールディールズ)には、DMCA削除通知状が送りつけられたようだ。

この件における著作権の主張には同意しかねるが(価格などの事実に対しては著作権で保護することが出来ないため)、それでも、ブロガーやウェブマスターは、ホーリデイ・シーズン特有の著作権問題に注意する必要がありそうだ。

ホーリデイ・シーズンが間もなくやってくるが、今回は、休暇をオンラインで祝福する際に、気をつけてもらいたい5つの著作権に関する問題を挙げていこうと思う。

楽曲

ホーリデイ・シーズン中は、動画等の演出の一環としてクリスマスソング等を利用する人が多い。しかし、これらの楽曲の大多数は、著作権で保護されている。

作品自体はパブリックドメインになっているが、最近録音された楽曲は、例外だと思っていい。そのため、自分で“歓喜の歌”を歌い、録音するのは自由だが、他人のパフォーマンスは著作権で保護されている可能性が高い。また、“ジングル・ベル・ロック”等の最近の編曲においても、著作権によって保護されている部分が含まれている可能性がある。

ホーリデイ・シーズンの音楽に関する問題が表面化することは滅多にないが(とりわけメジャーなアーティストと比べると)、可能性はゼロではない。やはり、後になって後悔するよりは、念の為に安全策を講じておくべきだろう。

問題を回避するには: この問題を回避するには、自分が望む用途に対して適切なライセンスが授与されている作品を探すか、あるいは、パブリックドメインの楽曲を自分でアレンジするべきである。また、利用する範囲を出来るだけ狭め、公正利用を主張するのも、一つの方法である。

広告

上述のサイトが体験したように、多くの小売店は、配信する前の広告に関しては、積極的に保護する傾向がみられる。

著作権法は、繰り返されている事実や情報に対しては、保護しない方針をとっているが(ただし営業秘密の侵害に該当する可能性はある)、その情報を表現する行為自体は保護する。そのため、広告を見て、その情報を表示することは出来るかもしれないが、広告をスキャンし、投稿する行為は(とりわけ一般に公開される前)、危険である。

広告を見ていない可能性がある人にまで、広告を広めてくれる恩人を追い掛け回すなど、信じられないかもしれないが、同じ役割を果たしているテレビのCMやミュージックビデオが、YouTube(ユーチューブ)から削除されている現実を思い出してもらいたい。

正しいのか、誤りなのかは別として、広告を表示する手法を決める権利は企業が持っているのだ。

問題を回避するには: 広告自体をそのまま利用するのではなく、広告の内容を自分の言葉で伝えるようにしよう。また、実際には広告のコピーを大目に見る企業は多いため、彼らの反応をよくチェックしておこう。さらに、絶対的な安全策として、リリースされるまでは、いかなる広告も配信しないように心掛けよう。営業秘密法に抵触してしまう可能性があるからだ。

イメージ

あらゆるタイプのイメージと同様に、サンタクロースの絵など、ホーリデイ・シーズンのイメージも著作権によって保護されている可能性が高い。ホーリデイ・シーズンのエントリには、ホーリデイに関連するイメージを掲載したくなる気持ちは分かるが、このようなイメージは、著作権によって保護され、同様のルールが適用されると考えておこう。

ホーリデイに関して浸透している大半のアイテムのように、イメージの基礎となる、景色、キャラクター、そして、コンセプトなどはパブリック・ドメイン化している。しかし、最近表現された作品に関しては、著作権による保護が適用されている可能性が高い。そのため、自分でサンタクロースを描く行為は全く問題ないが、他人の作品を使ってしまうと、問題が発生してしまう可能性がある。

幸いにも、この分野においては、役に立ちそうなパブリック・ドメイン化しているマテリアル(絵画、彫刻など)が豊富である。

問題を回避するには: エントリ内にイメージを掲載することで、利用の範囲を制限し、公正利用の条件を大幅に満たすことが出来るだろう。だからと言って、問題を根絶することが出来るわけではないが、損害を回避することは出来るはずだ。もっと安全な方法を望むのなら、自分の作品を使うか、あるいは、パブリック・ドメインまたはライセンスが供与された作品のみを利用するようにしよう。どちらも簡単に見つけることが出来るはずだ。

パロディー

ホーリデイ・シーズンは、プレゼント、そして、パロディーのシーズンでもある。大半の有名なクリスマス・ソングは、おとなしいものから、アダルトなものまで、何度も何度もパロディー化されている。

幸いにも、米国内においては、パロディーは表現方法の1つとして広く認められている。パロディーが、オリジナルの作品、または、そのテーマを笑いものしており、作品を差し替える目的で利用しているわけではないのなら、通常は、許容されるだろう。しかし、パロディーも公正利用の4つの要件を満たしている必要があるため、これらのポイントを確認するべきであり、“The Cat is Not in the Hat”(キャット・イン・ザ・ハット)のように、著作権に手厳しい作品があることも覚えておこう。

通常、パロディーが作品の同じテーマに関して、コメントや批判を与えているのなら(この場合はシーズンが該当する)、問題視されることはないだろう。しかし、公正利用に関する問題は、そう簡単に解決出来るようなレベルではなく、また、予測が難しいため、注意する必要はある。

最も安全な手段を用いたいのなら、パブリック・ドメインになっているアイテムをパロディー化しよう。大半の有名な作品は既に利用することが出来るはずだ。

問題を回避するには: パロディー作品が公正利用の範囲内であることを確認しよう。さらに安全性を高めたいなら、パブリック・ドメインの作品をパロディー化しよう。基本的には、パロディーに対して、訴訟が起こされる確率はかなり低いが、ゼロではなく、また、実際に起きていることを頭の片隅に入れておこう。

ホームビデオ

この時期になると、世界各地で、自分のビデオカメラを使い、撮影し、思い出を記録に残す人が急増する。家族の大事な伝統行事であり、ユーチューブというツールが存在する現在では、簡単に家族や世界中の人々と映像を分かち合うことが出来る。

しかし、ビデオを撮影する際に、著作権保護されたアイテムも映してしまう問題は(再生中のテレビ番組やBGMなど)、あまり注目されていない。しかし、レンズ氏の訴訟で証明されたように、これらの利用に対しても、極端に感度の高いフルターや検知ツールが用いられるため、重大な著作権問題に発展する可能性がある。

幸いにも、レンズ氏の判例でも明らかにされているように、著作権で保護されたアイテムの一部を偶然とらえてしまった場合に関しては、公正利用を根拠に、保護されるだろう。当該作品が利用される量は僅かであり、そして、損害を与える可能性は極めて低いため、大きな著作権問題を引き起こすとは、考えにくい。

そのため、ビデオ共有サイトや著作権の保有者が、侵害している作品を探すために利用する、フィンプリント・ツール等には注意するべきである。目をつけられてしまうと、その動画は、さらなる調査や削除通知の対象となる可能性がある。いつでも対応できる準備を整えておこう。

問題を回避するには: 何かを撮影する際には、著作権に注意しよう。そして、もし問題を起こしてしまいそうな映像が映っているなら、その部分はウェブ上に投稿するべきではない。公正利用を主張することは出来るが、フィンガープリント技術により、侵害作品として、人為的にフラグを立てられてしまう可能性がある。そのため、DMCA(または他の適用できる法律)を理解し、たとえ可能性はゼロに近いとしても、準備だけはしっかりと整えておこう。

結論

ホーリデイ・シーズンに、著作権や知的財産について考える気力は沸いてこないかもしれないが、削除通知が送られてきたり、批判されたり、または、挙句の果てに訴えられるよりはいいだろう。

幸運にも、ホーリデイ・シーズン中に大きな著作権問題が発生する可能性は、非常に少ない。大抵の作品はパブリック・ドメイン化されており、また、ホーリデイの精神が、手厳しい著作権保有者達を寛大な気分にしてくれるからだ。

それでも、寛容な心構えのみに頼るのは、得策とは言えない。著作権が侵害されたと主張し、クリスマス・シーズンを台無しにすることしか興味がない人は、一人や二人ではないからだ。

ライター紹介: ジョナサン・ベイリーは盗用、コンテンツ盗作、そしてウェブの著作権問題をテーマに取り上げ、Plagiarism Today(プレジャリズム・トゥデイ)でブログを書いている。ジョナサンはコンテンツ盗作問題に対応するウェブマスターが正確な情報を集め、この変化の激しい分野で取り残されないようにこのブログを2005年に始めた。それ以来、コンサルティングサービスをウェブマスターや企業に提供し、彼らが現実的なコンテンツ保護戦略を考案できるように、そして効果的な著作権ポリシーを策定できるように支援している。ジョナサンは弁護士ではなく、彼が提供している情報も法的なアドバイスとして捉えるべきではない。

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