Thursday, 20 November, 2008

「Revolution Theme」のブライアン・ガードナー氏に独占インタビュー

10月 3日 at 3:00 pm by トード ダニエル・ヘデングレン -

ブライアン・ガードナー氏は、これまで有料で提供してきたWordPress(ワードプレス)用のテーマ(テンプレートセット)、Revolution(レボリューション)の販売を2008年10月31日で終了する決断を下した。その代わりに、今後リリースされる新しいテーマは、GPLライセンスが付与され、無料でダウンロードすることが出来るようになる。この方針転換は、ワードプレス・プロジェクトのボスである、マット・ムレンウェグ氏を喜ばせた。この件に関しては、私達も昨日取り上げたが、本人と話をしてみるのも悪くないと思い、インタビューを敢行した。

レボリューション・テーマを、無料のGPLライセンス付きのテーマにする戦略は、とても興味深いですね。しかし、疑った見方をすると、この方針転換は、有料テーマ市場の競争が激化し、レボリューション・テーマの売上が、減少してきているのではないかと考えられるのですが、いかがでしょうか?

それは違います。事実、売上は引き続き好調です。有料テーマを購入する人が増えたため、市場全体も大きくなっているのではないかと私は考えています。有料テーマのデザイナー1人当たりに対する市場シェアの割合は減少していません。恐らく、以前と同じレベルをキープしているでしょう。購入する人が増加しているだけです。

要するに、売れている商品の販売を終了すると言うことですか?それでは、収益が減ってしまうのではないかと言う不安を感じたりはしないのですか?

終了するのではなく、ビジネスモデルを変更するのです。少し違いは出てきますが、基本的には同じようなサービスを提供するつもりです。製品の質はさらに向上するでしょう。より長期的にサービスを提供することが出来るように、少し方向を転換するだけです。

告知のエントリでは、Automattic(オートマティック)のマットとトニに会って、有料テーマのビジネスモデルについて話し合いたいと綴っていましたが、実際に、話し合いは行われたのでしょうか?

ええ、行われました。素晴らしい経験をすることが出来ました。“内密”な話し合いだったため、詳しい内容をお伝えすることはできませんが、告知のエントリから推測できるように、彼らは私達の考えを完全に支持してくれています。

Brian Gardner

ブライアン・ガードナー氏

分かりました。あなたは、デザイナー達がどんな考えを持っているにせよ、深入りし過ぎる前に、オートマティックが有料テーマに関する公式の声明を出すべきだと思いませんか?

私達は自分の意思で行動しています。自分で決断を下すことが出来るのです。自分たちの事業にとってベストだと感じたため、このような決断を私達は下したのです。マットが、私達の決断に対する意見を、ブログやワードプレスドットオーグで発表しようと思うなら、彼はそうするはずです。先ほども言いましたが、ジェイソンと私は現在のビジネスモデルを継続したくなくなったのです。基盤がしっかりしていない可能性があるのではないかと思ったからです。そのため、私達はサンフランシスコに向かい、マットとトニと話し合ったのです。

GPLのライセンスが付与されているワードプレス用のテーマは、同様にGPLの下でリリースされるべきだと言う主張に関して、あなたはどう思いますか?

私は弁護士ではなく、今後も弁護士になるつもりはありません。正しいか誤っているのかは私にはわかりませんが、私達は、自分達のビジネスが、ワードプレス、そして、GPLのライセンスに従っていることを確認したかったのです。正直に言うと、恐らく私達のビジネスモデルはグレーゾーンに位置しているのでしょう。しかし、イチかバチかの賭けをしたくはなかったのです。

エントリの中で、ワードプレスのコミュニティに貢献したいと綴っていましたが、新しいレボリューション・テーマは、ワードプレスドットコムのユーザーも利用することが出来るようになるのでしょうか?

現時点では、そのつもりはありません。オートマティックが、私達のテーマを盛り込む決断をすれば、連絡が来るはずです。

あなたは、ユーザーが無料で提供されるテーマの有料サポートを申し込むと考えているようですね。出来れば、サポートのプランや価格なども含め、その根拠を教えてもらえませんか?

詳細はサイトの立ち上げを待って下さい。現在は、色々な作業に追われている状態です。私達は、ユーザーに幾つかオプションを提供する計画を練っています。 a) 無料でダウンロードし、ユーザー自身で管理するプラン b) サポート、チュートリアル、今後の機能の強化、経験豊かなプロのデザイナーによるカスタマイズを含めたパッケージプランの2種類です。私達は、ユーザーに選択する権利を与えているのです。

現在の顧客についてはどうですか?彼らも同じような待遇を受けることが出来るのでしょうか?

現在のAll-Inclusive(オール・インクルーシブ:コミコミプラン)のメンバー…
既にレボリューションのオール・インクルーシブのメンバーシップを購入しているユーザー、または、アップグレードしたユーザーには、自動的に上述のテーマ・パッケージに含まれているメリットを無料で提供するつもりです。これは私達なりの感謝の印です。

その他のライセンスのユーザー…
新しいサポートフォーラムを無料で利用できるようになります。そうすることで、購入時に交わした約束を守ることが出来ます。新しいテーマのパッケージに関しては、既に伝えているように、25%オフの価格で利用することが出来ます。GPLライセンスを除けば、ビジネスモデルはそれほど変わりません。ユーザー・コミュニティのメンバー達が、リスペクトされ、気遣ってもらっていると感じていることが重要なのです。そのため、彼らのことを大事に思っていることを伝えるためなら、何でもするつもりです。

それでは最後の質問です。その他の有料のテーマも、今後同じように方針を転換すると思いますか?要するに、あなたは、無料にして、GPLライセンスを付与し、サポートとカスタマイゼーションを有料にすることが、テーマの開発者にとっての唯一の実行可能なビジネスモデルだと考えていますか?

それは私が決めることではありません。有料テーマのデザイナー達自身が決めるでしょう。これは私の進む道であり、同じ道を歩みたい人がいるなら、そうすればいいのです。

レボリューション・テーマ、そして、オープンソース化に踏み切った決断に関する質問に答えてくれたガードナー氏に感謝の意を伝えたい。昨日のエントリにも目を通しておこう。

ライター紹介: トード・ダニエル・ヘデングレンはデザイナー、ライター、そして、ブログヘラルドのエディターとして活躍している。スウェーデンのゲーム業界の最前線でその手腕を振るっていたが、すべてを手放し、国際的な舞台へ旅立った。彼はインタビュー形式のブログ、BloggerTalks(ブロガートークス)を立ち上げ、デザイナーとして素晴らしい仕事をこなしている。

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