Thursday, 20 November, 2008

ブロガーの災害対策

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9月 2日 at 7:00 pm by ジョナサン ベイリー -

3年前、ハリケーン・カトリーナがニューオーリンズを襲ったとき、私は大半の基本的なツールを持たない状態で、ルイジアナ州の北部に避難した。数週にわたって、ダイヤルアップでしかウェブにアクセス出来ず、借り物のコンピュータで対処しなければならない状態が続いた。しかし、避難生活をしていた間も、1日に2度、ブログを更新し、当時、立ち上げたばかりのサイト、Plagiarism Today(プレジャリズム・トゥデイ)をどうにか運営することが出来た。

3年が経過し、同じような状態に置かれていることに私は気付いた。このエントリを作成している時点で、私はハリケーン・グスタフから避難し、同時に新しいブログ、Inelegant Solutions(イネレガント・ソリューーションズ)や既存の複数のブログを管理している。また、既に大半のコンピュータやファイルは梱包したが、執筆業やコンサルティングの仕事の心配もしなければいけない。

しかし、今回に関しては、しっかりとした準備が整っている。避難がスムーズに行われただけでなく、ほとんどウェブを閲覧することは出来ない状態にも関わらず、オンラインでの作業を継続的に実行することが出来ているのだ。

このような状態を実現するには、しっかりとした準備を行い、複数の手順を踏む必要がある。今回は、「何が起こってもエントリを投稿したい」と意気込むブロガーの皆さんに、実行してもらいたい手順を紹介しようと思う。

1. 必要なツールのリストを作る

サイトを運営するために必要なソフトウェアのリストを作ろう。ウェブブラウザーやウェブにアクセスするツールがあれば十分な人もいるが、イメージのエディター、スクリーンのキャプチャツール等のツールが必要な人もいる。次に、そのアプリのポータブル版を手に入れるか、ウェブベースの代わりとなるツールを手に入れよう。

最終目標は、数週間にわたって他人のコンピュータを使わざるを得ない状況に置かれても、作業が出来るように、必要なモノはすべて用意することだ。

2. ポータブル・アプリを利用する

小さなUSBスティックを購入しよう。容量は1ギガ、または2ギガバイトぐらいはあった方が望ましい。そして、役に立ちそうなポータブル・アプリをすべてインストールしよう。とりわけ、重要なアプリとして、必要なエクステンションを備えたFirefox(ファイヤーフォックス)、OpenOffice(オープンオフィス)、RSSリーダー(オフラインでRSSを閲覧するため)等のアプリが考えられる。

ポータブルのアプリを用意しておくことで、慣れ親しんでいるアプリを利用することが出来るため、新しく使い方を学ぶ必要はなく、“設定”段階をスピードアップさせることが出来るはずだ。また、これらのアプリをアップデートしておくことも覚えておいてもらいたい。

3. データをクラウドに移動する

サイトを運営するために必要なすべての情報を、ウェブの安全な場所に置いておこう。見知らぬコンピュータを使うことになる可能性が高いため、暗記することが出来ないURLも、ウェブに保管しておこう。パスワードを保存するプログラムを使っているなら、これらのキャッシュもウェブ上に保存しておこう。もちろん、このような情報を保存する前に、暗号化し、保護しておくべきである。

USBメモリに自分のブラウザーを用意しておいても、既にアドバイスしたように、すべてのアイテムを複数の場所に置いておくように心掛けよう。私は、Diigo(ディーゴ)上の個人のブックマークに定期的に保存するように設定している。

4. ウェブベースのメールを利用する

アウトルックやサンダーバードが好きでも、ウェブベースのメールアカウントを持っておくと、災害時に非常に役に立つ。この点に関して、もし、自分のドメインを運営しているなら、<Google Apps(グーグル・アップ)を、そうではないなら、通常のGmailを強く推薦する。セットアップも数分で済むし、eメールに対するフルのIMAPアクセスを手に入れることが出来るからだ。そして、自分のコンピュータを使うことが出来ないときでも、自分のアカウントへGmailでアクセスすることが出来るメリットもある。

Gmailを使うことが出来ない、あるいは、使いたくないのなら、受信箱にアクセス出来るように、何かしら手を打っておこう。いずれにせよ、連絡を取り合うことが出来るようにしておくべきである。

5. トゥウィッターを利用する。

Twitter(トゥウィッター/ツイッター)のアカウントを持っていないのなら、コミュニケーションを取る手段として、アカウントを作成しておこう。このサイトには、コネクションが遅い場合にも強いというだけでなく、携帯電話からもアップデートすることが出来るメリットがある。トゥウィッターは、ウェブへのアクセスが限定されている際には、最新の情報を提供し、読者と連絡を取り合うツールとして欠かせないアイテムとなる。

6. 適切な機器を手に入れる

ラップトップは、どんな状況下でも、移動しながら作業する際には絶対に必要である。しかし、少しのパワーでも、大半の作業を仕上げることが出来る事実を忘れてもらいたくない。EeePC(イー PC)のようなウルトラ・ポータブルなラップトップなら、財布にも、スペースにも、そして、腰にもやさしい。キーボードやマウスを持ち運んでいれば、どこでもセットアップすることが可能であり、すぐに作業に取り掛かることが出来るはずだ。

7. ウェブへのアクセスを探す

ラップトップの携帯電話カードは、モバイルのウェブアクセスを実現するツールとしては素晴らしいが、コストが高くつき、さらに、アクセスも限定されてしまうデメリットがある。さらに、電波が悪い状態では、利用することが出来ないだけでなく、利用した量に関わらず、一ヶ月につき50ドル以上支払わなければならないのだ。

もし、このアイテムを購入するなら、大抵のコンピュータで利用出来る、USBバージョンを買おう。しかし、コストのことを考えると、バックアッププランとしてはいまいちである。モバイルブログをあまり実施しないなら、購入する必要はないだろう。

代案としては、ワイヤレスのアクセスカードとして利用することが可能な、携帯電話を購入し、危機的な状況に追い込まれた際に利用することを薦める。

まずは、カフェ、書店、図書館、あるいは、ホテルなど、無料のwifiを探すようにしよう。しかし、避難しなければならない場合などは、選択肢が限られてしまうこともあるが、探せば、割と近い場所でwifiを見つけることが出来るだろう。

もし、なかなか見つからなかったら、よく考え、周りの人に尋ねてみよう。カトリーナが通り過ぎ、ニューオーリンズに戻ってから3週間ほどは、私はインターネットにアクセスすることが出来なかったが、別の回線業者を利用している友人は、2、3日で回復していた。

8. 最大限の努力をする

ツールとアクセスを確保したら、次に作業を開始することになるが、この段階が、最も困難なステージになる可能性が高い。イライラが募り、また、普段より狭い場所に取り残されると、集中するのが難しくなる。また、全く異なる環境に身を置くことで、どんなに一生懸命に取り組んでも、簡単な仕事でさえ、おぼつかなくなるのだ。

私は、自分を孤立させ、仕事に専念することで、山を乗り越えることが出来た。少なくとも一度に30分間は作業を続けよう。普段の仕事場から持ち込めるアイテムがあるなら、持ち込もう。例えば、音楽をかけながら仕事をしているなら、好きな曲を幾つか持ち運ぶようにしよう。

当然ながら、これらの手順は決して強制的なものではない。うまくいかないなら、自分流にアレンジする必要があるだろう。もし、記事を綴る気が起きないのなら、一度別れを告げ、準備ができたときに戻るという、奥の手もある。

私の場合、ストレスの溜まるときにブログに向かうことで、気を紛らわすことが出来た。ブログは、目の前で起こっていることから、気持ちを解放させ、心配したり、憂鬱になる以外のオプションを与えてくれたのだ。カトリーナがニューオーリンズにやって来たとき、プレジャリズム・トゥデイに労力を費やしていなかったら、私は正気ではいられなかったのではないかと思う。

私と性格が違う人もいるはずだ。それでも、このガイドの手順は役に立つだろう。停電やコンピュータの故障は、誰にでも起こり得ることであり、避難生活を乗り切るための上述の手順は、異なる困難を乗り越える際にも役立つだろう。

ブログが生活の一部として定着しているなら、ブログにも災害対策を講じておくべきである。

少なくとも私にとっては、ブログは努力の結晶であり、かけがえのない大事な財産である。

ライター紹介: ジョナサン・ベイリーは盗用、コンテンツ盗作、そしてウェブの著作権問題をテーマに取り上げ、Plagiarism Today(プレジャリズム・トゥデイ)でブログを書いている。ジョナサンはコンテンツ盗作問題に対応するウェブマスターが正確な情報を集め、この変化の激しい分野で取り残されないようにこのブログを2005年に始めた。それ以来、コンサルティングサービスをウェブマスターや企業に提供し、彼らが現実的なコンテンツ保護戦略を考案できるように、そして効果的な著作権ポリシーを策定できるように支援している。ジョナサンは弁護士ではなく、彼が提供している情報も法的なアドバイスとして捉えるべきではない。

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