Friday, 21 November, 2008

「Open Salon」、ブロガーにチップを与えるシステムを導入

8月 12日 at 4:30 pm by トード ダニエル・ヘデングレン -

Open Salon(オープン・サロン)が、ベータ版で登場した。第一印象としては、優れたアイデアに基づいたサービスだと、私は思う。基本的には、WordPress.com(ワードプレスドットコム)やBlogger(ブロガー)のように、ホスティング済みのブログを提供するサービスだが、このサービスには、独自の2つの素晴らしい機能が用意されている:

  • ブロガーのエントリを選別し、新しい“issue”を毎日アップデートする、オープン・サロンのフロントページで、そして、今後は、Salon.com(サロンドットコム)でも自分のエントリをプッシュしてもらえる機能。
  • 素晴らしいエントリに対して、気前のいい読者から、チップ(お小遣い)をもらうことが出来る機能。

後者は面白そうだ。しかし、同時に少し怖い気もする。

チップは、$0.01から$1,000に設定されているが、$1が相場になるのではないかと私は思う。チップをあげる機能は、Revolution MoneyExchange(レボリューション・マネーエクスチェンジ)を介して行われる。このベータ版に登録すると、チップ用の$10が提供される。当然ながら、自分宛のチップを獲得するには、本人も登録しなければならない。ユーザーを集める方法として優れており、PayPalにプレッシャーを与えることになるだろう。

要するに、このサービスを利用すると、チップ用の$10が舞い込んでくることになる。そのため、ユーザー同士で心おきなくチップを与え合うことが出来るようになるだろう。しかし、$10を使い果たした後も、ユーザー達は、引き続きチップを提供するのだろうか?

私はそうは思わない。少なくとも寄付ボタンを加えておいた方が、効果は高いはずだ。実際に、JR ラファエル氏がThe Inquisitr(ジ・インクイジター)で指摘している懸念は、的を射ている:

ブログネットワークは、ブロガーに対する給与をとことん切りつめている。しかし、それでも、コンテンツを提供する人に対しては、必ず料金を支払っている。このシステムは、たとえ僅かな額であれ、ベースとなる報酬がライターに提供されるならば、良心的なサービスと呼べたのかもしれない。現状で、このようなモデルが定着してしまうと、ブロガー達は、ウェブ2.0にアプローチする大手メディアに搾取されてしまう可能性がある。

しかし、だからと言って、オープン・サロンが失敗に終わると言いたいのではない。その反対である。成功する可能性を秘めていると私は思う。スターを夢見る人は多く、上述したコンテンツの選択、そして、強力にプッシュする機能は、彼らにとって魅力的に映るはずである。また、成熟し、親切な読者がチップをくれる可能性もある。あるいは、キャロライン・マッカーシー氏がCNetで指摘しているように:

このシステムに刺激され、オープン・サロンのために素晴らしいコンテンツを作成し、見返りにピザ代程度のお小遣いをもらいたいと思うようになるかもしれない。とりわけ、ビル・ゲイツ氏のような大物が読んでくれることが分かっているなら、バッチリ気合を入れてエントリを投稿するだろう。

興味があるなら、オープン・サロンの利用をいきなり始めるのではなく、まずは、チップ・システムのTippem(チッペム)を分析し、FAQをチェックしておこう。ブログに眠っている至高のコンテンツを世に広めるチャンスだ。また、広告から収入を得られる可能性もある。

皆さんの中に、オープン・サロンを試してみようと言う人は、いるのだろうか?このコセンプトについて、どう思うだろうか?コメント欄で意見を訊かせてもらいたい。

ライター紹介: トード・ダニエル・ヘデングレンはデザイナー、ライター、そして、ブログヘラルドのエディターとして活躍している。スウェーデンのゲーム業界の最前線でその手腕を振るっていたが、すべてを手放し、国際的な舞台へ旅立った。彼はインタビュー形式のブログ、BloggerTalks(ブロガートークス)を立ち上げ、デザイナーとして素晴らしい仕事をこなしている。

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