ブログを始めたばかりの頃と比べると、現在のブログは遙かに成熟しているはずだ。ブレイクや転換点を迎えたからである。ブログを運営する人が増えれば、読者の時間と注目を巡って競合するブログが増えることになる。参考になるアドバイスが到る所に溢れかえっており、次に挙げるポイントに関して隈なく学ぶことが出来るのだ:
- 読者を引き寄せる
- コメントを獲得する
- 優れたコンテンツを作る
- こぎれいなデザインを得る
- 購読者を増やす
- エントリのネタを探す
- 脱線しない
しかし、ソーシャルメディアやマーケティングが浸透するにつれ、投稿作業にどのようにアプローチし、いかにして自発性とブランドに結びつけるかに関しては、あまり重要視されていない。多数のアクティビティに臨む、コンディションおよび準備が整っているなら、それに越したことはない。しかし、その準備が出来ていないのなら、まるで終わることのないレースに参加している気分に陥るだろう。もしそうなら、その理由を探ってみる必要があるかもしれない。以下に、考えられる理由を挙げていこう:
限度を超えている - 手を広げて過ぎている
創造力が、あまりにも多くの場所に散らばってしまうと、たとえ自分の創造力がハイレベルだと自負していても、集中力は落ちてしまうだろう。文章にも悪影響が出るだろう。また、ブランドが色褪せてしまうだろう。
ブログに対しても、製品やサービスを提供するときと同じ心構えで取り組むべきである。焦点を決め、中心となる場所を決め、しっかりと育てていくのだ。複数のサイトを抱えているのなら、幾つかの作品をメインのサイトにまとめることを薦める。
手を広めすぎると、疲労がたまり、また、他の人達までも疲れさせてしまうことになる。このような状況下では、誤った決断を下してしまったり、コメントに対応するのではなく、反撃してしまっている可能性が高い。こうなると、心身ともにズタズタに切り裂かれてしまうのだ。
ソーシャルメディアの用語に飽きてしまう - 濫用
「会話」、「何とか2.0やソーシャルメディア」、はたまた「ブログ」という用語は、余りにも頻繁に利用され、本来の価値が見過ごされがちである。到る所にこれらの用語が拡散しており、中には、これらの用語を使うことに固執しているブロガーまでいる。この問題を解決するには、まず、これらの用語を基点にせずに、他の方向に目を向ける必要があるだろう。
ブランドや事業は、これらの用語よりも遙かに重要である。これらの用語を忘れ、現在に対して、今後、どのように進んでいくのにかについて真剣に考えるべきである。言葉の影響力は甚大であり、自分の行動に対する考え方を変える力を持っている。これは読者のイメージに対しても同じことが言える。
視野を拡大し、ペースを変える必要があるのかもしれないし、レースから退くべきなのかもしれない。
今の状況を楽しめなくなっている - 休息が必要
定期的に新しいアイデアを捻りだすのが苦痛に感じているのなら、バーンアウト症候群を患っている可能性がある。この状態は、様々な方面に誤ったシグナルを伝えてしまうことになる。たとえ素晴らしい文章を書き上げていても、その成果を喜ぶことが出来なくなってしまうのだ。
まさに変化が必要な兆候だ。
ブログは常に変化する - アクティビティが色々な場所に爆発的に広がる
ディスカッションは別の場所に移っていく。賢いブロガー達は、Friendfeed(フレンドフィード)—とても重要なサービスである—、Facebook(フェイスブック)、そして、Twitter(トゥウィッター)やPlurk(プラーク)等のサービスに移動している。
これらの外部のディスカッションを制限し、自分のサイトに会話を戻すことも出来る。または、オフサイトの会話に参加することで、自分の影響力を高め、サイトの原動力にすることも出来る。今のところ、このアクティビティの効果を把握している人はいない。
エントリの良し悪しを決める基準を変える必要があるのかもしれない。ブログは、時の流れに左右されるのだ— 今の段階で判断することは出来ない。結果が出るのは、一年後になるかもしれない。テクノロジーもまた変化しているのだ。
今後、ディスカッションはポータブルになり— 大幅に外部に広がっていく可能性がある。しかし、それをウェブサイトにまとめるソフトウェアが開発されるだろう。自分の好きな場所でコメントを残しても、そのコメントは、ブロガーが望む場所に集められるようになるはずだ。
例えば、フレンドフィード(FF)は、サイトにつなげることも出来る。FF上にコメントが残されると、そのディスカッションは、ある種のトラックバックになる。フレンドフィードのようなサービスは、自分の望む場所に固定することが出来る利点を持ち、ソーシャル・ネットワークへと変化する可能性がある。全てを1つにまとめるのだ。これが実現すれば、とても楽になるはずだ。ウィジェットを追加して、それで終わりだ。
コンテンツは、これらのツールを介して拡散していくだろう。次々にネットワークが構築されていくだろう。そして、コミュニティは、これらのツールが浸透すれば、フラッシュモブに近い存在となるだろう。それよりも蝶に例えた方がいいのかもしれない。明るい花を見つけ、訪れ、すぐに別の場所に向かって羽ばたき、再び、戻ってくるのだ。
あらゆるアクティビティに共通することだが、事業に対するアプローチもまた、長期的、集中的、あるいは、一時的に分けることが出来る。皆さんは、長距離を走っているのだろうか、それとも次の目的地までの短距離を全速力で駆けているのだろうか?皆さんは、長距離ブロガーだろうか?それとも短距離ブロガーだろうか?どちらでも構わない。しかし、絶対に自分の好きな距離を選ぼう。
ライター紹介: 柔軟な視点で物事を捉え、且つイタリア風のスタイルを貫くヴァレリア・マルトーニはFast Company(ファースト・カンパニー)の専門ブロガーであり、Conversation Agent(カンバーセーション・エージェント)としても活躍している。ヴァレリアはマーケティング、PRそしてコミュニケーションを統合するユニークな才能を持っている。そして消費者とのリレーションが常に会話を基に構築される経緯を伝え、IT時代のビジネスにおいてその経緯を知っておくことが重要な理由を証明している。
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