求む、ブログを禁止されたブロガーの体験談というエントリの中で、私は、ブログの閲覧が禁止されたことがあるかどうか、そして、それをどのように特定したのかを尋ねた。そして、先日も、ワードプレスドットコムのブログが禁止された問題、さらに、ホテルや企業で、WIFIファイヤーウォールが張られたネットワークから自分のブログやGメールにアクセスしようとした際に生じた問題を鑑み、禁止されたワードプレスドットコムのブログにアクセスする方法というエントリを投稿した。
読者の体験談から、ブロックや禁止の原因は多数あり、国だけでなく、企業、図書館、教育機関、ホテル、さらに、インターネット・カフェでも行われていることを学んだ。
私は、友人から、ブログが禁止されているかどうかを特定する方法を尋ねられ、深く調べてみる価値があると思った。皆さんは、自分のブログがブロックあるいは禁止されているか否かを、どのように把握しているのだろうか?
禁止されているかどうかを把握する方法
ブログやウェブサイトのアクセス禁止は、個別のブログやブログ・サービスに対する、法的な決定を基に行われる。例えば、Blogspot(ブログスポット)やWordPress.com(ワードプレスドットコム)のブログは、サブドメインが問題視されることによって、閲覧を禁止されることもある。インターネット・プロバイダーは、ユーザーを守るために、特定のタイプやカテゴリーのサイトをブロックすることがある。この際、どのようなタイプのサイトが閲覧禁止されるのかをユーザーが理解しているかどうかは関係ない。その一例が、Great Firewall of China(グレート・ファイヤーウォール・オブ・チャイナ)である。政府が市民に対して、ウェブを介してアクセス出来るサイトを制限しているのだ。企業や教育機関は、ソフトウェアやファイヤーウォールをインストールして、特定のサイトやオンライン・サービスへのアクセスを禁止し、仕事や学業に関係ないインターネットの利用を禁止するだけでなく、従業員や生徒を“保護”している。
それでは、これらを通じて、自分のブログへのアクセスが禁止されているかどうか把握するには、何をすればいいのだろうか?
大半のブロガーは、ニュースを通じて、ブロックされるブログの傾向を学んでいる。ワードプレスドットコムは、トルコおよびブラジルで禁止されたことを告知している。その他の中東やアジア諸国に加え、中国もまた、長期間に渡り、ワードプレスドットコムと対立を続けている。グーグルのブログスポット/ブロガーもまた断続的または時折、中国、パキスタン、トルコ、インド、さらに、図書館、学校、そして、企業内で禁止されることがある。MySpace(マイスペース)、Facebook(フェイスブック)を含むブログやソーシャル・ネットワーキング・サービスも、国、企業、そして、教育機関で禁止されることがある。さらに、グーグルやGメール等のグーグルのツールさえ、禁止されることもある。これらのサービスを利用し、自分でブログをホストしていないブロガーは、ニュースあるいはブログにアクセス出来ないことを主張する口コミの情報を通じて、初めてアクセスが禁止されているのを知ることになる。
知り合いが、該当する国に住んでいるなら、または、該当する企業に勤めているなら、あるいは、該当する学校に通っているなら、個人的に教えてもらえる可能性もある。Twitter(トゥウィッター)を使い、中国やブログを頻繁に禁止する地域に住んでいる友人に、ブログにアクセスするかどうかを訊いてる人もいるようだ。
断定することは出来ないものの、中国で生活する友人、家族、同僚、あるいは、読者が、ブログへのアクセスを禁止されている可能性は高い。中国は、グレート・ファイヤーウォール・オブ・チャイナを介して、多数のブログ、ニュース、そして、情報サイトへのアクセスを禁止することで有名である。Technorati(テクノラティ)やWikipedia(ウィキペディア)へのアクセスすら、禁止されてしまうのだ。China Web2.0 Review(チャイナ・ウェブ2.9 レビュー)によると、2008年の暮れまでには、中国語で運営され、同国を拠点にしている9,900万サイトのブログが、政府に圧力をかけ、グレート・ファイヤーウォール・オブ・チャイナを公開するよう求めるようだが、政府が要請に応じる可能性は乏しい。
ニュースや口コミ以外で、ブログが禁止されていることを把握する方法はあるのだろうか?
ウェブのセキュリティ・プログラムおよびフィルタリング・プログラムで禁止されるブログ
もし、企業あるいは教育機関で働いているなら、自分のブログ(あるいは友人のブログ)が禁止されているかどうか、職場からアクセスを試みることで、確かめることが出来る。あるいは、地元の図書館に行き、ブログにアクセスする手もある。ブログが、これらの場所で禁止されているなら、市販のブロック・プログラムやフィルタリングを利用している企業や教育機関、または、政府の多くで禁止されている可能性が高い。
数多くの企業が、WebSense(ウェブセンス)等のフィルタリングに投資し、特定のサイトや、特定のキーワードが掲載されているサイトへのアクセスを禁止している。BoingBoing(ボインボイン)を含む、多くの技術的なサイト、教育的なサイト、法的なサイトが、頻繁にこのようなアクセス禁止の対象にされている。今年の2月、ブロガーのデビッド・バーン氏は、デンバー国際空港でボインボインのブログにアクセスすることが出来ないことを主張し、また、私を含め、今年のSuccessful and Outstanding Bloggers Conference(サクセスフル・アンド・アウトスタンディング・ブロガーズ・カンファレンス:SOBCon)に参加した多くのブロガーが、ホテルの無料のWIFIを介して、Gメールやワードプレスドットコムにアクセスすることが出来ない状況を味わっている。そのため、アクセス禁止は、様々な場所で実施されていることが分かる。
これらのプログラムは、フォーラム、ブログ、ソーシャル・ネットワーク、ブックマーク、交流アクティビティ等のサイトへのアクセスを“制限”する機能や、セックス、ポルノ、テロリズム等のキーワード、さらには、検閲等の言葉を探し、アクセスを禁止するブログを決めている。 「虹をデザイン - セクシーでホットな配色」のようなタイトルのエントリは、時折アクセスが禁止されているようだ。さらに、私のサイトは、ブログであること、そして、WordPress.com(ワードプレスドットコム)を利用していることから、禁止されてしまう確率はとても高い。
これらのソフトウェアは、サイトをカテゴリーに分類し、そして、企業の管理者が、禁止するカテゴリーを決定する。例えば、ニュースグループ、公のメールサービス、ギャンブル、個人のサイトすべてを禁止することも出来るし、広範な種類のカテゴリーから選択することも出来る。それならば、カテゴリーを誰が選んでいるのか、そして、自分のサイトがどのカテゴリーに分類されているのかを把握することは出来るのだろうか?
サイトのレビューとカテゴリー・ステータスをレポートし、ブロッキング・プログラムやフィルタリング・プログラムの判断に影響を与えるのが、Lightspeed Systems(ライトスピード・システムズ)とBlue Coat(ブルー・コート)である。
ブルー・コートは、私のブログ、Lorelle on WordPress(ローレル・オン・ワードプレス)をニュースグループ/フォーラムに分類し、第二のカテゴリーにブログ/個人サイトを選び、教育カテゴリーに変える方法を紹介してくれたが、私には最良の選択とは思えなかった。また、残念ながら、テクニカル/ライティング等、私のブログに適切なカテゴリーを選んでくれなかった。
一方のライトスピード・システムズは、ローレル・オン・ワードプレスをR指定のコンテンツと見なしている:
大人の監督の下、高校生レベルなら閲覧できるかもしれません。成人向けの題材、薬物、暴力、ギャンブル、管理が行き届いていないフォーラム、MySpace(マイスペース)、Facebook(フェイスブック)、Orkut(オーカット)、ブログ等のソーシャル・ネットワーキング・サイト、そして、出会い系の要素が含まれています。
この分類にはショックを受けた。とりわけ、薬物、暴力、そして、成人向けの題材と同類と見なされてしまったことに対しては、言葉が出ない。ブログをこのように位置づけるのは、前向きな姿勢とは言い難い。私は手作業によるレビューを要請し、ブログが成人向けのコンテンツを掲載していないこと、そして、教育や技術的なエントリを投稿していることを説明し、R指定を解除するよう求めた。
ウェブセンスを使って、ブログのカテゴリーを特定するには、ユーザーとして登録し、Site Lookup Tool(サイト・ルックアップ・ツール)を使い、ブログをチェックすることになる。分類が不適切なら、Websense Suggest a URL(ウェブセンス・サジェスト・ア・URL)オプションを利用して、ブログに対する新しいカテゴリーを要請し、応答を待つことも出来る。大抵のユーザーには、好意的な応答が示されるものの、納得がいかない場合は、さらに踏み込まなければならない。
国際的にアクセスが禁止されているかどうかを把握するには
中国は、ウェブセンス等の強力なフィルタリング・プログラムを使い、グレート・ウォール・オブ・チャイナを形成している。その中国から、ブログにアクセスすることができるかどうかを把握するには、どうすればいいのだろうか?
Digital Inspiration(デジタル・インスピレーション)は、「ウェブサイトが中国でブロックされているかどうかを把握する方法」、そして、「中国、ブロガーのブログをオリンピック開催中に禁止する」というエントリをガイドとして提供し、“ピング”テストをパスすることが出来るか否かをチェックすることで、サイトが同国で禁止されているか否かを特定することが出来ると考えている。中国のサーバーに向かう途中に“パケットが紛失”したと言う旨のレポートが送られてきたら、サイトが中国で閲覧禁止になっている可能性は高い。Just Ping(ジャスト・ピング)、Watch Mouse(ウォッチ・マウス)、そして、Website Pulse(ウェブサイト・パルス)等のサービスを利用するとよい。
他の国でもピング・テストのサーバーを行うために、ウェブを検索してみよう。ブログのURLをテストし、このテストにパスすることが出来れば、その国ではアクセスが許容されている可能性は高いと言えるだろう。
ブログの閲覧が禁止されたら
ウェブセンスにより、ブロックされた多くのサイトの中には、Amnesty International(アムネスティ・インターナショナル)、ノーム・チョムスキー、ノーマン・フィンケルシュタイン、The Shoah Project(ザ・ショアー・プロジェクト)、Jewish Federation of Northeastern Pennsylvania(北東ペンシルバニア・ユダヤ人協会)、DisabilityGuide.org(ディサビリティガイドドットオーグ)、Dignity of Victims Everywhere(ディグニティ・オブ・ビクティムズ・エブリウェア)、ジョン・ドボラク、そして、Autism Behavioural Intervention Queensland(オウティズム・ビヘイビョラル・インターベンション・クィーンズランド)等のサイトもあり、ギャンブルやセックス・サイトとして分類されている。上述したように、もしブログが不適切に分類されてしまっているなら、ウェブセンスやその他のフィルタリング・サービスに連絡を取り、変更してもらうことが可能だ。
政府、大企業、または、機関により、ブログの閲覧が禁止されているときは、残念ながら打つ手はない。中国からの閲覧を禁止されている人が、全員、中国政府に向けてメールや文書を送り、正式にサイトのブロックを解除するよう求めても、あまり影響はないかもしれないが、このような草の根的な運動が実を結ぶ可能性もある。
しかし、広い心を持った機関に対しては、丁寧に要請することで、サイトの閲覧禁止処置を解除してもらえる可能性がある。
要請は、メールではなく、通常の郵便を利用しよう。重要視される傾向があるからだ。企業に連絡を取り、書状を送る個人あるいは部門の責任者を特定しよう。ブログの通常のトピックを示すため、サンプルのエントリを2~3本印刷し、1枚のフォーマルな手紙を綴って、ブログへのアクセスが禁止されていることを説明し、禁止リストから除外されるべき理由を証明しよう。
皆さんは、ブログへのアクセスを禁止されたことがあるだろうか?どのように発見し、どんな対策を講じたのだろうか?
ライター紹介: Lorelle on WordPress(ローレル・オン・ワードプレス)等の複数のブログを書くローレル・ファンフォッセンはブログ歴13年という大ベテランである。ウェブテクノロジーの発達と共にブログを書き続け、旅行、自然、旅行写真、ウェブデザイン、ウェブ理論、開発、ブログそしてワードプレスなど幅広いテーマを取り扱っている。ローレルは売れ行き好調の書籍、「Blogging Tips: What Bloggers Won’t Tell You About Blogging(ブログのヒント、そして誰も教えてくれないヒント)」の作者でもある。この本は新装開店したブログヘラルド・ブックストアで購入することができる。
[原文へ]
トラックバックURL:
http://jp.blogherald.com/2008/06/20/how-do-you-know-if-your-blog-is-banned-or-blocked/trackback/
コメントはありません