Thursday, 20 November, 2008

絶体絶命のピンチを切り抜ける秘訣

6月 18日 at 6:30 pm by ジョナサン ベイリー -

2008年6月12日の夜は不名誉な夜として、我が家では永遠に語り継がれることになるだろう。あの夜、メインのサイトである、Plagiarism Today(プレジャリズム・トゥデイ)が、ホストのストレージの故障により、ダウンしてしまったのだ。

太陽が沈み、夜の闇に包まれる中、状況は悪化していった。ストレージの異常は、さらに深刻化し、バックアップしても、サイトを回復することは出来なくなり、あと一歩ですべてを失ってしまうところであった。

当時のホストからは、ほとんど支援を受けることが出来なかったが、状況の深刻さを実感した私は、数時間以内に、自分の力でサイトをバックアップし、最新の情報に更新すると共に、正常の状態に戻すことに成功した。

この試練を乗り越えることで、トラブルを解決し、今後の問題に対処する方法について、多くの教訓を得ることが出来た。皆さんが、この教訓をこのような形で学ばなくても済むように、以下に紹介していこうと思う。

トラブルの前

ホスティング等による災難から回復するには、以下の手順を踏み、事前に準備しておくことが重要になる。

  1. バックアップ: 定期的にバックアップする。データベースに関しては、少なくとも1日に1回はバックアップする。WordPress(ワードプレス)のユーザーなら、WP-DB-Backup(WP-DB-バックアップ)プラグインを使い、このプロセスを自動化することも出来る。バックアップは、サイトと同じサーバーに保存するべきではない。また、テーマ、プラグイン、イメージを含む、サイト上のアイテムはすべてバックアップするように心掛けよう。その他のバックアップは、少なくとも週に1回は行うようにしよう。

  2. ソフトウェアを把握する: ワードプレスであれ、MovableType(ムーバブル・タイプ)であれ、Drupal(ドルーパル)であれ、皆さんは、利用しているソフトウェアをインストールする方法を把握しているだろうか?ワンクリック・インストールは魅力的だが、トラブルが発生すると、自力でインストールしなければならなくなる可能性がある。万が一の場合に備えて、やり方を確認しておこう。
  3. ホスティングを交代する: プレジャリズム・トゥデイにトラブルが発生した際、私は以前のホストにサイトを戻す処置を講じた。GoDaddy(ゴーダディー)等の安価な代理のホストのアカウントを持つことで、低コストで膨大な問題を解決することが出来る。
  4. メディアをアンロードする: イメージ等のメディアをアンロードすることで、移転が必要なマテリアルの量を減らすことが出来る。しかし、保存してあるマテリアルのバックアップは維持する必要があり、残念ながら、これに対応するパーフェクトなサービスは存在しない。
  5. メールの用意: サイトがダウンしたら、メールを受信することが出来るのだろうか?私は、メールをGoogle Apps(グーグル・アップス)に移し、この問題を回避した。代わりのメール・アカウントを作成するか、あるいは、メールサービスを信頼できる企業に変えておこう。

どんなに準備を整えていても、困難から逃れることは出来ないが、多少ダメージ和らげることは出来るはずであり、また、すぐに再起することが出来るようになる。

ダウンしている最中

先週、プレジャリズム・トゥデイがダウンする直前、クリス・ギャレットが、サイトがダウンしている最中に踏むべき手順に関する、素晴らしいエントリを投稿していた。とりわけ、クリスは、ダウンの原因を特定する方法と時間の有効利用について説明していた。

ダウンの原因を特定する際は、次に何をするのかも同時に考えなければならない。通常、次に挙げる3つの選択肢から1つを選ぶことになる。

  1. 最後まで待つ: 大半のサービス停止トラブルにとって、最も早く解決する方法は、単純に待つことである。大抵のダウンタイムは、深刻な問題ではなく、すぐに終了する。もし、この類の問題に遭遇しているなら、何もせずに、空いた時間を楽しむことに徹しよう。
  2. 問題を解決する: ダウンした原因が自分にあるなら、プラグインを削除する、あるいは、バックアップからデータを回復するなどして、問題を解決しよう。多くのホスティング企業は、優れたサポートチームを用意し、快く助けてくれるが、彼らはとても忙しく、長い間面倒を見てくれない場合もある。そのため、通常は、原因が分かっていれば、自分で解決した方が早い。
  3. 移転する: 深刻なサーバーの異常であれ、ハッキングであれ、大規模なトラブルが発生したら、私がプレジャリズム・トゥデイで実行したように、別のホストにサイトを移転する方が、自ら何とかしようと試みるよりも、早く問題を解決することが出来る可能性がある。DNSの記録を移転するのは時間がかかる可能性があるため、あくまでも最後の手段として利用しよう。しかし、しっかりバックアップを取っていれば、とても心強い。

幸いにも、大抵のサービス停止トラブルは、ブロガーが心配するほど大きな問題ではない。インターネットは、脆くなる傾向があり、大抵のトラブルは、甚大な問題に発展することはない。

ホストと連絡を取り、計画的なサービス停止期間を把握し、彼らの警告メールを購読し、サイトを注意して見守っていれば、先週私が体験したようなパニックに陥る可能性は低いはずだ。

トラブルの後

サイトが正常な状態に戻れば、それですべてが終わったわけではない。確実にサイトがスムースに稼働するように、複数の作業を実施する必要がある。

  1. すべてをチェックする: サイトを自分の目でざっと確認するだけでは不十分である。イメージがすべて掲載されているかチェックし、RSSフィードが動いているかを裏付け、利用しているプラグインやサービスをテストし、コンタクト・フォームから自分宛てにメッセージを送信しよう。次の行動を取る前に、すべての重要な機能をチェックするのだ。
  2. 友人の協力を求める: 自分で確認するだけでは不十分である。友達、とりわけ出来るだけ遠くに住んでいる友達の協力を得て、一緒にテストしよう。こうすることで、すべての接続が正常に稼働し、すべての機能を完全にテストすることが出来るようになる。
  3. リラックスする: すべてが正常に動いていることを確認したら、リラックスしよう。昼寝をしたり、食事を取ったり、テレビゲームを楽しんだり、何でも構わない。ダウンタイム中は、かなり緊張しているはずだ。そのため、他の仕事をする前に、精神的な休暇を取る必要があるのだ。

通常、“トラブルの後”のプロセスが最も簡単且つ快適ではあるものの、同時に最も重要でもある。残念ながら、サイトをオンラインに戻す際に、どんなダメージが残されているのかを予測することは出来ない。ダウンしているサイトよりは、複数の機能が回復しているサイトの方が好まれるかもしれないが、部分的に稼働するサイトを立ち上げても何の意味もないのだ。

結論

ダウンタイムやパニックを楽しむことが出来たなどと、私は強がるつもりはない。しかし、もっと最悪の事態が起きてもおかしくなかったはずだ。発生したトラブルを考慮すると、すべてを失っていた可能性もあり、これだけ早く復帰できたことは幸運だったと思う。

不幸中の幸いは、読者や友人が手を差し伸べ、助けてくれたことだ。私は感動したし、読者に対するサイトの重要性を自覚してからは、サイトを回復させたいという欲求が高まった。

サイトがダウンした際に助けてくれた人達全員にお礼を言いたい。この経験を、同じような状況を迎えるであろう人達が、参考にしてくれることを願う。

ライター紹介: ジョナサン・ベイリーは盗用、コンテンツ盗作、そしてウェブの著作権問題をテーマに取り上げ、Plagiarism Today(プレジャリズム・トゥデイ)でブログを書いている。ジョナサンはコンテンツ盗作問題に対応するウェブマスターが正確な情報を集め、この変化の激しい分野で取り残されないようにこのブログを2005年に始めた。それ以来、コンサルティングサービスをウェブマスターや企業に提供し、彼らが現実的なコンテンツ保護戦略を考案できるように、そして効果的な著作権ポリシーを策定できるように支援している。ジョナサンは弁護士ではなく、彼が提供している情報も法的なアドバイスとして捉えるべきではない。

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