シカゴで開催された、Successful and Outstanding Bloggers Conference(サクセスフル・アンド・アウトスタンディング・ブロガーズ・カンファレンス:SOBCon)では: ブログの主役は自分ではないというメッセージが大々的に取り上げられていた。
これは様々なレベルに共通する。幾つか例を挙げていこう。
ブログの主役はブロガーではない
ブログの主役はブロガーではない。自分の求めるトピック、自分が送りたいメッセージ、コンテンツを構成し、配信する方法、メッセージを送り届けたい読者像、そして、ブログから感じ取ってもらいたいことを基に、ブログは第一歩を踏み出す。
しかし、一度投稿ボタンをクリックすると、ブロガーは主役の座を降り、ブロガーの理想も重要ではなくなる。読者が主役になるのだ。読者の要望、読者が必要としていること、読者に留まってもらうために、彼らが求めるものや必要としているものを提供すること、そして、新しい読者を魅了することが重要になる。
ブログ上の会話の主役はブロガーではない
コメンターがコメントを残す際、ブロガーに話しかけることがあるが、経験を積んだ読者やコメンターなら、彼らが名前を売るためにコメントを残していることに気づくはずだ。また、自分だけでなく、他の読者やコメンターに向けられている可能性もある。
中には、ブロガーのコメントではなく、他のコメンターのコメントに返信する人もいる。ブロガーが管理または参加していなくても、このような交流や会話がコメント欄で展開されることはある。すべてのコメントに急いで無理やり答える必要はない。会話を抑制してしまう可能性がある。他の読者に任せ、会話を導いてもらおう。すべての読者に参加する権利を与えるのだ。
ブログの意図の主役はブロガーではない
事業の計画、目的、ミッションの告知、あるいはブログのタイトルやタグラインを考える際、その主役は自分だと思う人がいる。これは誤りだ。誰のために投稿し、ブログに取り組んでいるのかを忘れてしまう人が、このような誤りを犯してしまう。
例えば、あるブロガーが、“経済的自立への道を見つける”というタグラインをブログに定めていたとしよう。私が、“誰のために?”と尋ねると、勿論、「他人のためと」言う答えが返ってくる。他人とは誰だろうか?経済的な自立への道を見つけた自分のストーリーだろうか?経済的な自立を求める貧しい独身女性を助けることが、目的なのだろうか?若くして結婚したカップルが、経済的な自立を達成することが目標なのだろうか?それとも、高齢の人達が、退職に向けて積み立ててきたものの、今生活している家に留まることはできないことに気づくストーリーなのだろうか?
誰に話しかけているのだろうか?誰を対象として、ブログに取り組んでいるのだろうか?それは、自分でも、自分のニーズでもない。他人とのつながりが全てだ。そのため、他人が誰かを特定し、彼らが適切な場所にたどり着いているかどうかを、分かるように工夫しよう。
ブログの内容の主役はブロガーではない
誰かに会うと、普通、“お仕事は何ですか?”と尋ねることになる。その際、ターゲットにしているオーディエンスのことを考慮しながら、応えているだろうか?返事をするとき、リスナーのことを考えているだろうか?
“私は、経済的な自立を達成することができるように支援しています”という答えは、タグラインとしては立派だが、パーティーでは、不十分である。会話を盛り上げたいのなら、具体的な答えを提供する必要がある。
用いる言葉は、オーディエンスを主役に置いて、選ぶべきである。自分がブログおよび目的を紹介した後、彼らは何を理解するのだろうか?専門用語を利用するだろうか?彼らは専門用語に普段から慣れ親しんでいるのだろうか?オーディエンスに直接つながる言葉を使い、彼らが、ブロガーがブログを使って、一体何をしているのかを理解できるようにする必要がある。
自分のことばかり考えると、ブログが他人とのつながりをもたらしてくれることを忘れてしまう。つながりが築かれると、その人との交流が始まる。そのため、「何」、「なぜ」、そして、「誰のために」が伝わらなければ、会話を始める場所として、そのブログは適切ではないことになる。
SOBConの主役もブロガーではない
先週末のSOBCon08では、素晴らしい経験をさせてもらい、多くのことを学び、多くのコネクションを作ることができた。挨拶を交わす際の、“お仕事は何ですか?”という質問は、聞こえてこなかった。“仕事を教えるから、私が収益を上げれるように協力してね”という貪欲な姿勢を見ることもなかった。そこにあったのは、ハグを交わし、表面的な挨拶は抜きに、“もっとあなたのことを聞かせて”という参加者達の姿であった。
ブログによって生まれた結びつきが、多くのバリヤーを打ち破ったのだ。Spark Plugging(スパーク・プラギング)のウェンディ・ピアソルが用いた、素晴らしい表現を引用させてもらおう:
まるで、今まで会ったことがなかった親友が集まる部屋に、足を踏み入れた感覚だ。
これこそがブログの力だ。ブロガーは主役ではない。私達が主役なのだ。ブログには何よりも一体感が欠かせない。
ライター紹介: Lorelle on WordPress(ローレル・オン・ワードプレス)等の複数のブログを書くローレル・ファンフォッセンはブログ歴13年という大ベテランである。ウェブテクノロジーの発達と共にブログを書き続け、旅行、自然、旅行写真、ウェブデザイン、ウェブ理論、開発、ブログそしてワードプレスなど幅広いテーマを取り扱っている。ローレルは売れ行き好調の書籍、「Blogging Tips: What Bloggers Won’t Tell You About Blogging(ブログのヒント、そして誰も教えてくれないヒント)」の作者でもある。この本は新装開店したブログヘラルド・ブックストアで購入することができる。
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