Thursday, 20 November, 2008

トラックバックに再び「死」の宣告

4月 22日 at 5:30 pm by アンネ ヘルモンド -

トラックバックは、ブログの主要な機能ではあるものの、これまで何度何度何度も「死」を宣告されている。つい先日、Hack WordPress(ハック・ワードプレス)のブロガー、カイル・エスリックが読者に向けて、“ワードプレスはトラックバックを必要としているのか?”という質問を投げかけていた。エスリック自身はとてもストレートな答えを出していた: “私は、ブログは既にトラックバックから脱却しており、ピングバックにより、トラックバックが存在する意味はなくなったと思う。”

この質問が、スパムやピングバックがトラックバックの存在を否定したことを重要視するのではなく、メディアがもはや必要としていないことを重要視しているなら、注目する価値はない。メディアとブログの活動は、ブログ・ソフトウェアと深く関わっており、ピングバックの導入により、ブログ間の通知システムは、手動から自動に切り替わった。私自身、手動のトラックバックと自動のピングバックの違いを、トラックバック対ピングバックというエントリの中で説明したとき、自分自身がピングバックに頼っている経緯を説明していた。

コメント欄の議論(そして、徐々にその姿を消していくトラックバックのURI)を考慮すると、とりわけ、私を含め、新人のブロガーは、トラックバック機能の存在にすら、気づいていない傾向があるようだ。この傾向は、ワードプレスやその他のブログソフトウェアが、トラックバック機能を取り払うべきだということを意味しているのだろうか?スパマーしかトラックバックを利用していないとしても、私達ブロガーは誰も利用しないトラックバック・ボックスを維持するべきなのだろうか?

私は、もしワードプレスがトラックバック機能を削除したら、ユーザー達が抗議の声を上げると確信している。なぜなら、マーティン・エメリヒのコメントでも指摘されているように、: “トラックバックとピングバックは、ブログ・ウェブには必要な存在であり、ブログ文化の一部”だからだ。トラックバックは、(以前は)ブログ文化において、大きな役割を担っており、現在のブロゴスフィアを形作る上で、大いに役に立った。

それでは、私達ブロガーは、トラックバックにどのように対処するべきだろうか?何もしなくてもいいのだろうか?トラックバックを開発した、Movable Type(ムーバブル・タイプ)のアニル・ダッシュは、2005年に初めて“トラックバックの死”が話題になったとき、問題を解決するべきだと応じていた:

トラックバックの知名度と利便性を考えると、そして、現在のツールが、スパムを察知し、彼らの報酬を削減することができることを考えると、認証やコンテンツのペイロードの増加など、必要不可欠な要素を取り入れた、新世代のトラックバックを生み出すベースは整っていると言えるだろう。スパムを排除するためにトラックバックまで排除してしまうのは、悪用されているからと言って、Eメールを排除してしまうのと同じぐらいバカげている。

闇に葬るのではなく、修復しようではないか! :)

ピングバックは、この問題を十分に解決し、トラクバックを時代遅れの存在に追いやったのだろうか?私達は、見放されたいたこの時代遅れの機能を、ブログソフトウェアのインターフェースから取り払うべきだろうか?トロイ・ダンカンは、“ブログ・プラットフォームには、選択肢を削るのではなく、会話を広げるための手段を開発してもらいたい”と指摘しており、私も彼の意見に同感だ。

ライター紹介:アンネはアムステルダム大学でニューメディアを学ぶ学生であり、現在、WordPress(ワードプレス)にスポットライトを当てた「Blog Software and the Act of Blogging(ブログ・ソフトウェア・アンド・ジ・アクト・オブ・ブロギング)」と言う名の修士論文を書いている。アンネはブログ・リサーチャーとして、最近設立されたばかりの、同大学のDigital Methods Initiative(デジタル・メソッズ・イニシアチブ)に参加している。また、ブログと学問に関する記事を、自らのブログ、そして共同運営のMasters of Media(マスターズ・オブ・メディア)ブログに投稿している。

[原文へ]


トラックバックURL:
http://jp.blogherald.com/2008/04/22/trackback-declared-dead-again/trackback/

2件のコメントがあります。



2 コメント

取り扱いが簡単なのか難しいかどうかは確かに問題ですが、古くから自動化されたトラックバックシステムはあります。(相手側ブログがtrackback auto-discoveryに対応してないとだめですけど)

問題なのはツール自体ではなくて、初心者へのツールの「思想」の普及、つまりは「BlogoSphereという概念」の普及そのものだと思います。

[…] トラックバックに再び「死」の宣告 http://jp.blogherald.com/2008/04/22/trackback-declared-dead-again/ トラックバックはもう無くなる運命なんでしょうか?今となっては海外ブログでは設置してるケースの方が少ない気がします。 […]