ネット・バブルが終わりを告げて以来、ウェブは、息をひそめていたが(あるいは台本通りのショーに徹していた)、ここにきてMicrosoftとYahooが共演するドラマが、大きな盛り上がりを見せている。
この件は、大きな注目を集め(立場によっては好まない人もいるが)、ギークではない人達ですら、この件について話すようになった(少なくとも私の周りは)。この“避けられない合併”をポジティブに受け止めている人もいるが、マイクロソフト-ヤフーの取引(別名:マイクロフー)が、ブロゴスフィア全体に悪い影響を与えると考えている人もいるのだ。
巨大テク企業の、今回の融合に対して、チキン・リトルのように嘆き叫ぶ必要はないが、このような合併がブロガーにどのような打撃を与えるのか、考える必要がある。
もし、マイクロソフト-ヤフーの取引が成立した場合、ブロガーは、SEOに関して、強力な2人のライバルと向き合うことになるのだ。“マイクロフー”とグーグルが市場を独占し、ブロガー達はいずれかに従うことを強制される。拒めば、サイトがウェブから完全に“葬られてしまう”だろう。
SEOをそこまで問題視していない人にとっても、広告に及ぶ影響を無視することはできないはずだ。大多数の広告主は、自分達のサイト/製品に多くの人を集めることを重要視しているため、グーグルあるいはマイクロフーのどちらか一方を選ぶことになるだろう(そうすることで大多数のユーザーに接触し、“魔法”をかけてもらうためだ)。
他にも収益を上げる方法は存在するが(アフィリエイトなど)、ブロガー達は、CPC/CPM広告に対して、グーグルあるいはマイクロフーを利用することになるだろう。なぜなら、両社ともに高価な割増価格をつけ、“ロイヤリティを買う”ことができるだけの資金を持っているからだ(そのため力のないライバル達は戦いに敗れることになる)。
旋風を巻き起こすことができる第三者が存在しないため、どちらの企業も、ライバルの広告を同じページに掲載する行為を禁止する規則を作る可能性がある。そのため、ブロガー達はいずれか一方に仕えることを要求されるようになる。
グーグルの独占に対抗するライバルを求めている人も多く、これらの問題を“ブロガーの被害妄想”だと軽んじる人もいるだろう。しかし、ヤフーとマイクロソフトが合併することで、顧客にメリットはあるのだろうか?
複占を前向きに捉えるなら、恐らくメリットがあるのだろう。とりわけ、クライアントが抱える問題を解決することではなく、“忠誠を勝ち取る”ことを重要視している、アメリカの政治の現状を考えれば、分かるような気がする。
私が間違えているのかもしれないし、グーグルに対するメリットを見逃している可能性も否定できない(コメント欄で指摘してもらいたい)。しかし、支配する2社しか選択肢がないのなら、インターネットの未来は、虹色ではなく、陰と陽に二分されてしまうだろう。
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