受信箱に数多く送られてくる、“ナイジェリア”の手紙の類の詐欺には、皆さんも精通していることだろう。とてもシンプルな詐欺だ。メールを介して、海外に資金を送金する支援が必要だと言ってきたり、宝くじが当たったと言ってくるのだ。このようなメールに返信すると、彼らはあらゆる種類の情報を求め、また、場合によっては、海外から送られてくるというお金を送金するために、小額のキャッシュを要求してくる。また、どこかに隠されているという資金を手に入れるため、外国に行く必要があると言いだす輩まで存在する。
そして、その後(数週間後、あるいは数か月後)、まんまと騙されたことに気づく。
この手の犯罪の実行者達は、現在、巧妙な策略を仕組むようになり、ブログやブロガーにも影響を与えるレベルにまで達しているのだ。以前まで本サイトでエディターを務めていた、トニー・ハンが、この手の詐欺に対して、新しい見解を示し、警告してくれた。彼の情報によると、詐欺師達は、基本的に広告スペースやテキスト・リンクを購入し、合意した金額よりも高額の小切手を送りつけてくる。その後、返金を要求してくる。
F-Secure(F-セキュア)から抜粋を以下に掲載する:
餌に飛びつき、2,000ドルで売却すると、3,000ドルの小切手が送られてくる。すると、詐欺の実行者は、手違いがあったことを主張し、1,000ドルを送金し、返金するよう要求する。
すると、1,000ドルを送金してしまう… 。そして、送金が終わり、3,000ドルの小切手が偽物だったことが判明するのだ。
この手法は、昔から存在するものだが、テクノロジーを利用した、最近流行りのソーシャル・エンジニアリングの活用版と言えるだろう。
このようなメッセージが、ウェブサイトの連絡先のアドレスに送られ、メールを開くと、メッセージの文章に自分のサイトの名前が埋め込まれている。その結果、相手の人間性を過信し、受信者の警戒心は下がってしまう。
トニーは、ブロガー達は条件が良すぎる広告の取引には十分注意し、小切手が本物かどうかを確かめるまで早まった行動は慎むべきだと進言している。
いつものように、このような類の取引に対しては常識に従うべきである。例えば、私達は、飛び込みの広告主と直接交渉するときは(つまり相手の方から話を持ちかけてきたときは)、広告スペースの申込みの明細を送る前に、まず以下の情報を要求することにしている。
- ターゲット・サイトのURLおよびアンカー・テキスト
- 必要に応じて、その他のテキスト(例えば文章が利用される広告の場合)。
- ボタンあるいはバナー広告の場合は、利用される制作物(イメージ、動画等)。
- PayPal(ペイパル)のメールアドレス。
- サイトを運営する企業あるいは個人の名前。
これは単なる基準にすぎないが、それでも掲載する広告を選別する役目もある。また、これらの情報は、広告スペースを提供する企業のことを学ぶ際にも役立つ。当然だが、不適切なコンテンツを掲載したくはない。
娯楽として、詐欺師を逆に手玉に取ったり、危ない橋を渡るのが好きなら、419eater(419イーター)のように、詐欺師を騙すこともできる。しかし、時間の浪費となり(私は実際に経験済み)、へまをして自分の本当の素性や情報を漏らしてしまうと、とても危険である。
繰り返そう。常識に沿って行動することが、何よりも大切だ。
ライター紹介: J・アンジェロ・ラコマはブログヘラルドではアシスタント編集者として、さらにSplashpress Media(スプラッシュプレス・メディア)では編集長として活躍している。また、ブログネットワーク管理者、そしてニューメディアコンサルタントという顔も持っている。スプラッシュプレス・メディアでは、同社のブログやブログ関連サービスの創造的な分野および管理的な分野を任されている。アンジェロは自らのブログ、the J Spot(ザ・Jスポット)で、テクノロジー、生産性、ライティング、そして仕事に関する記事を投稿している。
[原文へ]
トラックバックURL:
http://jp.blogherald.com/2008/03/10/bloggers-warned-of-scammers/trackback/
コメントはありません