Monday, 6 October, 2008

[Creative Commons]を利用するメリット

3月 5日 at 3:30 pm by ジョナサン ベイリー -

Creative Commons(クリエイティブ・コモンズ)ライセンスを利用するブロガーの大半は、利他的な考えを持っている。彼らは、特定のガイドラインによる制限を設けているものの、自分達の作品を積極的に分かち合い、世界中の人々がコンテンツにアクセスできるように、幾つかの独占的な権利を自ら放棄しているのだ。

しかし、クリエイティブ・コモンズのユーザーの大半は、CCライセンスを適用することで、潜在的に、大事な追加的な予防措置を講じていることを把握していない。

つまり、自分のコンテンツに対して、しっかりとまとめられ、法的に妥当なライセンスを適用することで、CCを利用していないユーザーが直面する懸念の多くを払拭し、非常に混沌とした著作権の状況下で、安定した地位を確立することができるのだ。

黙示ライセンスの問題点

ウェブ上の著作権の特徴は、法律がテクノロジーの発達についていけていないことである。このため、多くのブロガー達が、技術的には可能な事と法律との間で板挟みになっているのだ。

検索エンジンのキャッシングの違法性等の初期の問題の幾つかは、既に議論されているものの、多くの問題がまだ手つかずのまま残っている。

これらの問題の中でも中心的な存在が、ウェブページやRSSフィードを配信する際に提供する、黙示のライセンス契約である。これは、単純に行動を起こすことで与えられるライセンスであり、 “著作権の保有者が、契約を結んでいた場合に許容するであろう範囲内”の利用にのみ適用される

要するに、黙示によるライセンスは、与えるであろう権利を仮定し、法律によってラインセンサーに与えられるライセンスである。しかし、ウェブマスターやブロガーが、コンテンツをウェブやRSSフィード上で配信する際に、放棄すると“考えられる”権利を、法律が特定していないことに注意するべきである。

RSS狩り等における黙示のラインセンスは存在しないという主張に関しては、弁護士の間でも意見が分かれているようだ。法廷が判決を下すまでは、この疑問が解消されることはないだろう。また、新しいテクノロジーが毎日のように登場し、その一つ一つが、黙示のライセンスの構造を書きかえる可能性を秘めている。

つまり、成行きに任せることは出来ないと言うことだ。

クリエイティブ・コモンズが選ばれる理由

クリエイティブ・コモンズは、実際のライセンスである。これがクリエイティブ・コモンズの素晴らしいところだ。つまり、利用されるコンテンツに対する明確な規則を提供することが出来るため、黙示のライセンスよりも優れており、将来いかなる判決が下されようが、あるいは、新しいテクノロジーが誕生しようが関係ないのだ。

意図はとてもハッキリしている。公正利用の限られた例外規定には組み込まれていないコンテンツの利用方法を含め、広範な利用方法から選ぶことが可能であり、コンテンツに明確なラインセンスを掲載することで、そうしなければ許容されると思われがちな行動にもハッキリと言及することができるのだ。

理論的には、自分が策定したものも含め、自分の好きな著作権のラインセンスを適用することができる。しかし、クリエイティブ・コモンズは、“独自”で行う方法にはない、2つのメリットがある。

  1. 実証済み: 著作権のラインセンスを策定するのは難しく、間違えると甚大な被害をもたらす可能性がある。クリエイティブ・コモンズは、弁護士がライセンスの草稿に携わっており、世界中で利用することができるように配慮されている。ラインセンスは、実際に法廷で少なくとも一度はテストされており、存続している。
  2. 機械による判読が可能: ライセンスを用意するのと同じぐらい重要なのが、適切に表現することである。検索エンジンに対応するrobots.txtへのコンバージョンを含め、広範な著作権のライセンスに対応する用意を怠ってはならない。クリエイティブ・コモンズは、この領域の草分け的な存在であり、すべてのライセンスに対して、簡単で、機械が読めるバージョンを用意している。

要するに、クリエイティブ・コモンズは、確固たる地位を実際に築いており、また、将来に向けた準備もしっかりと整っているのだ。これらのメリットは、私達が今後、未知の領域に足を踏み入れていく上で、とても重要になってくるはずだ。

結論

クリエイティブ・コモンズには問題点もたくさんあるものの、同様にメリットの数も多い。自分の作品に対する権利をいくらか放棄することに目くじらを立てないなら、今後、とりわけ、スクレイパーやスパマーから、自分の身を守ってくれる可能性は高い。

CCが持つ、より一層の確実性を活用することに決めたのなら、サイトだけではなく、フィードにもライセンスを忘れずに埋め込もう。FeedBurner(フィードバーナー)は、このオプションを統合することができる。また、同様の効果をもらす、WordPress(ワードプレス)のプラグインも存在する。

自分の作品にクリエイティブ・コモンズのラインセンスを利用したくない場合は、何らかの方法で著作権に関する自分の主張を表明することが肝要である。“無断複写・転載を禁じます”というシンプルなメッセージを掲載するだけでは、著作権法が、行為が使用のライセンスを与えると見なされる場合には、不十分である。すべての法的根拠を網羅し、許容される、そして、許容されない利用方法を特定する、弁護士が作成した公式のライセンスを用意することができれば問題ない。

理想的とは言えないかもしれないが、司法システムがこの問題を解決するまで、不安を抱えながら待つよりは、遙かに理に叶っているはずだ。

ライター紹介: ジョナサン・ベイリーは盗用、コンテンツ盗作、そしてウェブの著作権問題をテーマに取り上げ、Plagiarism Today(プレジャリズム・トゥデイ)でブログを書いている。ジョナサンはコンテンツ盗作問題に対応するウェブマスターが正確な情報を集め、この変化の激しい分野で取り残されないようにこのブログを2005年に始めた。それ以来、コンサルティングサービスをウェブマスターや企業に提供し、彼らが現実的なコンテンツ保護戦略を考案できるように、そして効果的な著作権ポリシーを策定できるように支援している。ジョナサンは弁護士ではなく、彼が提供している情報も法的なアドバイスとして捉えるべきではない。

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