過去2年間、思考力を刺激する、ブログに関する記事に何度も出くわした。残念ながら、これらの記事は大きなアデミックのファイヤーウォールの陰に隠れてしまっている。研究者兼ブロガーのダナ・ボイドが、‘オープン・アクセスは未来: 閉ざされた学術誌をボイコット‘という記事の中で、多くのアカデミックな記事が“思い鉄の壁”に閉ざされている経緯とその理由を説明している。
学術誌は、購読費を請求することで、存続することができるものの、その結果、面白い記事が流通することはなく、議論が展開されることもない。しかし、幸いにも、公開されている研究記事の数も非常に多い。今回は、ブログに関する私の考え方を変えた3本のアカデミックな記事を紹介したいと思う。
1. : メディアの定義を検証 - ダナ・ボイド
この記事は、ブログの研究を難解にする事柄について説明している。この記事は、“ツールの開発者、メディア、研究者、そして、ブロガーは、どのようにブログを概念化しているのか”という疑問の問いかけから始まり、それぞれが策定してきた定義を説明している。新しい‘概念’あるいは枠組みが紹介され、学者達がメディアとして、そして、演習の副産物として概念化するよう誘っている。私達はブログを通じてブログという活動に携わっているのだ。
2. 野蛮なハイパーテキスト: ハイパーテキストの文献が管理体制から逃れるとき (PDF) - ジル・ウォーカー・レットバーグ
この論文は、ハイパーテキストおよびハイパーリンクの歴史を探り、常日頃からリンクを管理下に置こうとしている私達の行動を論じている。かつてリンクを張るか張らないかの判断は作者に委ねられていたが、ブログの登場により、手がつけられなくなっている。ブロガーは、リンクを張る相手、そして、トラックバック・ピングバックを受け入れる(あるいは、ことわる)相手を選ぶことができるが、他のウェブログからの被リンクに関しては管理することができない。これらのリンクが、ブログを取り囲むイメージを築くのだ。
3. 指数法則、ウェブログ、そして、不均衡 - クレイ・シャーキー
新人が、ブロゴスフィアで注目を集め、ステータスを形成するのがなぜ難しいのかを考えたことはあるだろうか?2003年に投稿されたこの記事は、指数法則の配分(通称80/20の法則)に触れ、Technorati(テクノラティ)の人気ブログの上位がほとんど変わらない理由を説明している。
もっと読みたくなった人はいるだろうか?ブログに関する189本もの豊富な記事(学術的な記事ではないものも含まれる)が掲載されている、このリストを参考にしよう。
ライター紹介:アンネはアムステルダム大学でニューメディアを学ぶ学生であり、現在、WordPress(ワードプレス)にスポットライトを当てた「Blog Software and the Act of Blogging(ブログ・ソフトウェア・アンド・ジ・アクト・オブ・ブロギング)」と言う名の修士論文を書いている。アンネはブログ・リサーチャーとして、最近設立されたばかりの、同大学のDigital Methods Initiative(デジタル・メソッズ・イニシアチブ)に参加している。また、ブログと学問に関する記事を、自らのブログ、そして共同運営のMasters of Media(マスターズ・オブ・メディア)ブログに投稿している。
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