クリス・ギャレットは、‘ブログの主役は「人」‘という記事を投稿し、テクノロジーに焦点を当てるのではなく、「人」に焦点を当てるべきだと主張していた。コメント欄で、ケビンが、ブログとは情報を分かち合うことがすべてだと加え、ローレル・ファンフォッセンは、ブログとは(読者との)交流が主役だと主張していた。サイトのフィードは、私達が情報を共有することができる、ブログの大事なテクノロジーの一つに数えられる。ブログの取り組みに、テクノロジーは無縁だが、ブロゴスフィアはこのテクノロジーに大きく頼っているのが現状だ。
私達がブログの定義に苦労している一方、グーグルは、テクノロジーを通じて、ハッキリと定義している:
ブログ検索の目的は、サイト・フィード(RSSまたはAtom(アトム))を配信している、すべてのブログを取り込むことです。この中には、ブロガー(プラットフォーム)のブログにのみ限定しるわけではなく、その他のサービスを利用したブログも含まれています。
ブログ検索は、サイト・フィードを使ってブログをインデックスし、新しいコンテンツが配信されているかどうかを頻繁にチェックするようになります。つまり、ブログ検索の結果ページには、通常のウェブ検索結果よりも遙かに速く、新しくアップデートされたコンテンツが掲載されるようになるのです。また、サイト・フィードのデータが構造化されているため、正確な記事とデータ範囲を探す精度も上がるでしょう。(ブログ検索について)
グーグルは、ブログそのものの定義を提供しているわけではないが、テクノロジーを通じてブログを定義している: ブログとは、サイト・フィードを配信しているサイトである。もしRSSやアトムを使ってフィードを配信していないのなら、グーグルのブログ検索にインデックスしてもらえないことになる。
Technorati(テクノラティ)は、ブログの定義を提供している。彼らの定義によると、“ブログまたはウェブログとは、ウェブ上で配信されている、定期的にアップデーされるジャーナル”を指すようだ。3年前にテクノラティに寄せられた、ブログの定義を問う質問に対して、:
ブログを追跡するサービス、テクノラティの広報は、「私達はブログの正式な定義を策定しているわけではありません。ブログ・ソフトウェアが作りだしたモノとしか言いようがありません。この質問にどのように答えればいいのか分かりかねます。質問の意味が分かりません。」と答えた。(コニフ)
興味深い事実を紹介しよう。テクノラティは、‘登録’を除き、ブログをインデクッスする基準を明かしていないのだ。:
サイトをテクノラティに登録することで、アップデート、最新のエントリ、最新コンテンツが効果的に、そして優先的にテクノラティの検索技術によってインデクッスされるようになります。(テクノラティのヘルプ: FAQ)
ブロガーは、ブログに対する取り組みを基準にして、ブログという言葉を定義しようしているが、その一方で、ブログ検索エンジンとインデクッス・エンジンは、ブログをテクノロジーによって定義ているようだ。記事の投稿、リンクを張る作業、そして、コメントの投稿等のソーシャルな取り組みを通じて、ブロゴスフィアを‘作り’、’構築’しているのはブロガーだが、ブログ・エンジンは、ブロゴスフィアをテクノロジーを介して定義しているのだ。
この違いこそが、ブログの定義を難しくしている大きな要因の一つだと私は思う。
ライター紹介:アンネはアムステルダム大学でニューメディアを学ぶ学生であり、現在、WordPress(ワードプレス)にスポットライトを当てた「Blog Software and the Act of Blogging(ブログ・ソフトウェア・アンド・ジ・アクト・オブ・ブロギング)」と言う名の修士論文を書いている。アンネはブログ・リサーチャーとして、最近設立されたばかりの、同大学のDigital Methods Initiative(デジタル・メソッズ・イニシアチブ)に参加している。また、ブログと学問に関する記事を、自らのブログ、そして共同運営のMasters of Media(マスターズ・オブ・メディア)ブログに投稿している。
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