ラスベガスで開催されるConsumer Electronics Show(コンスーマー・エレクトロニクス・ショー:CES)の今年の目玉の一つに数えられているのが、家庭娯楽機器のインターネット接続である。
そのなかでもSamsung(サムスン)は、高級プラズマTVシリーズのうち2種類に、USA Today(USAトゥデイ)のRSSニュース・フィードに“ワン・タッチ”でアクセスできる機能を搭載すると発表している。
サムスンのシリーズ6/7 TVは、(ビルトイン式のイーサネット・ポートを介して)インターネットに接続されると見られており、視聴者が、リモコンの“RSS”ボタンを押すと、半透明のメニューが表示され、カスタマイズ可能な各種トピックを網羅したニュースフィードを選択することができるようになる。メインのTVの画面は影響を受けないようだ。
サムスンが、Reuters(ロイター)等のその他のコンテンツ・プロバイダーと協議を重ね、利用できるフィードを拡大しようとする姿勢には共感できる。
興味深い動向だ。一般の消費者の多くが、RSSが何なのか理解していないこと、そして、現在、家庭のTVでインターネットに接続し、“ポイント・アンド・クリック”方式でニュースや情報を入手することができないことを考慮すると、サムスンやその他のメーカーにとって、今回の動きが重要な礎となる可能性がある。その一方で大失敗に終わる可能性も否定できない。
“RSS”をリモコンに搭載すること自体、混乱を招く可能性がある(なぜなら、必要に迫られなければ、マニュアルを読む人はほとんどいないからだ)。
もし、このコンセプトが成功を収めるようなことにでもなれば、ブロガーも影響を受けるだろう。もし、サムスンやその他のTVメーカーが、“Kindle(キンドル)的な”取り組みを行わず、RSSの範囲を制限しなければ(そして、そんなことがあってはならないのだが、料金を取るようなことをしなければ)、世界中のブログがすぐにHDTVに登場することになるだろう。
そして、数百万ものスプログもその姿を現すだろう。
選出したブログに制限したサムスンの判断は正しいはずだ。とりわけ、この最初の製品のオンボード・メモリには、たった1ギガバイト分の情報しか保存することができないからだ。こうなると、いかにしてリストに自分のブログを載せるのかが重要になってくる。
このようなサービスは、おそらく著名なブロガーやベテランの読者にはあまり受けないだろう(ちなみ私は、ノートPCをリビングに持ち込んで、テレビはテレビで楽しんでいる)。しかし、ブログが浸透するにつれ、そして、TVにTV番組を視聴する以外の機能が搭載されるようになるにつれ、ブログのコンテンツが掲載される場所が増え、より多くの人がブログを見る時代がやってくるのかもしれない。
とりあえず確かなことは、RSSをリビングルームで楽しめるようになるということだ。
ライター紹介: アンディー・メレットは様々な企業や非営利団体で、管理スタッフとして、そして技術スタッフとして勤務した経験を持つ。これまで携わった職種はウェブ開発やデータベース開発、システム分析、プログラミング等、実に多彩だ。アンディーは現在フルタイムのプロブロガーであり、取り扱うテーマは消費者用テクノロジー、インターネット、音楽そして社会等、とても豊かである。また、Tech Digest(テク・ダイジェスト)、HDTVUK、iPhonic(iフォニック)等の多数のShiny Media(シャイニー・メディア)のブログに記事を投稿し、他にもPiano & Synth(ピアノ&シンセ)やFamily Relationships(ファミリー・リレーションシップス)等のプロジェクトに取り掛かっている。またFacebook(フェイスブック)のヘビーユーザーとしても有名である。現在アンディーは英国の中心地、ロンドンで生活している。
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