Thursday, 20 November, 2008

視聴率とブログの関係

1月 8日 at 11:30 am by J. アンジェロ ラコマ -

先週、フィリピンの2大テレビネットワークが視聴率に関する舌戦を繰り広げていた。ネットワークA(ネットワークA、ネットワークBと呼ぶことにする)は、ネットワークBが特定の地域の家庭に賄賂を贈り、正午(フィリピンのゴールデンタイム)にチャンネルを切り替えるよう指示しているため、調査会社/監査会社のデータ収集はBに有利に働くはずだと指摘していた。

ネットワークBは、Aの主張に対して名誉毀損で訴訟を起こし、先日より、双方のネットワークが一時間に一度、自分達の立場を主張するCMを流している。

この舌戦は裁判に発展するようだ。私は、内心、この論争をバカにしている。一つには、問題となっている地域は、私が暮らす–首都–から遙か遠くにあり、その地域の視聴率など所詮他人ごとだからだ。次に、マルチメディアの消費者として、質の高い番組を見ることができれば、それで満足であり、視聴率の類には関心がないのだ。

しかし、実はこの舌戦の裏にお金が絡んでいることに気づいた。視聴者にとって、視聴率は、ある特定の時間のテレビ(あるいはラジオ)のチャンネルやネットワークの人気を示す指標にすぎない。しかし、ネットワークやメディア業界にとっては、視聴率が価格決定力に相当するのだ。的確な“ヒット数”や“ページ・ビュー”をカウントすることができないメディアは、視聴率を人気と影響範囲を示す目安として利用しているのだ。これはテレビネットワークやテレビ局が、広告主に対して請求する金額に影響する。彼らは、1,000人の視聴者(あるいはインプレッション)に対するコストを基準としてCMの金額を設定しているのだ。

そのため、視聴率競争は実は重要であり、私達ブロガーにも決して他人ごとではない。それでも、私達ブロガーの場合、“視聴率”を獲得するのは比較的容易であり、pMetrics(pメトリックス)を含め、各種のメトリクス・ソフトウェアを使ってトラフィックを計測し、分析することができる。また、PageRank(ページランク)、Alexa(アレクサ)のランキング、Technorati(テクノラティ)のランキングなど、その他にもサイトを評価する手段が存在する。これらの評価が、広告CMであれ、テキスト・リンクであれ、スポンサーのレビュー(中にはブロゴスフィアでひんしゅくを買っている手法もあるのは百も承知)であれ、ブロガーの価格決定力を間接的あるいは直接的に影響しているのだ。

間接的に影響するのは、ブログのトラフィックとニッチが純粋に収益に影響し、クリック・スルー率やクリック1回あたりの支払い額など、ブロガー自身が直接決めることができないアイテムが存在するためである。一方、直接的に影響するのは、例えば、ページランクの高いサイトが、低いその他のサイトよりも広告料金を高く設定することができるためである。いずれにせよ、これはテレビ・ネットワークおよびラジオ・ネットワークと“視聴率”との関係に似ているのだ。

上記のネットワークAとBがオンエアでバトルを繰り広げているように、私達ブロガーも自分達のメディアを使って、ブロガーに影響を与えてきた、ページランクの下落やリンクの売却、あるいはスポンサーのレビューなど、“視聴率”に関連する各種問題について議論を重ねてきた。そこで、もう一度考えてみよう。視聴率の争いは、本当にバカバカしいだろうか?この視聴率が、食べ物、家賃、光熱費、学費に影響することを考えると、決してないがしろにできないはずだ。

当然ながら、これはメディアのプロデューサーの見解だ。そのため、私達ブロガーにとっては、–とりわけビジネスや専門職としてブログに携わっているブロガー達–にとっては、トラフィックを無視することはできない。ページランクも重要だ。その他のランキングも大切だ。しかし、読者にも重要視されているのだろうか?サイトを最初に閲覧する際にメトリクスが影響する場合もあるはずだ。高いページランクあるいはテクノラティのランキングを持っているサイトは、全く名前を知られていないサイトよりも、好まれる可能性が高い。

しかし、熱心なブログの読者の立場から言わせてもらうと、メトリクスや“視聴率”がブログに役立つのは“第一印象”を与えるときのみである。コンテンツの質、自分の興味との関連度、そして、私の心をつかめるかどうかの方がよっぽど重要なのだ。これは、いくら人気が高くても、くだらない番組よりも、たとえ視聴率は低くても、知的にまとめられ、放映されているテレビ番組シリーズを好む心理に似ている

これらのネットワークが繰り広げる視聴率戦争に関して、皆さんはどう思うだろうか?私なら、まずは番組の質を改善するべきだと言いたい。なぜなら、結果は後からついてくるからだ。

ライター紹介: J・アンジェロ・ラコマはブログヘラルドではアシスタント編集者として、さらにSplashpress Media(スプラッシュプレス・メディア)では編集長として活躍している。また、ブログネットワーク管理者、そしてニューメディアコンサルタントという顔も持っている。スプラッシュプレス・メディアでは、同社のブログやブログ関連サービスの創造的な分野および管理的な分野を任されている。アンジェロは自らのブログ、the J Spot(ザ・Jスポット)で、テクノロジー、生産性、ライティング、そして仕事に関する記事を投稿している。

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