ブログの記事を書くとき、私は関連するソースや資料へのリンクを張るようにしている。この際、リンクは慎重に選ぶようにしている。なぜなら、トピックに合致するリンクを選ぶ私のセンスが試されるからだ。
WordPress(ワードプレス)では、トラックバックのリンクを手動で入力するシステムになっているため、トラックバックは、意図的にその他のブログの気を引く手段と捉えることができる。また、記事の中で直接リンクを張っていなくても、別のブログに合図を送ることができる手段でもある。そして、他のブログを会話の中に導くためにトラックバックが利用されることもある。その上、トラックバックを、“ウェブの推薦状”と考える人もいる。しかし、目に見えるトラックバック・リンクが減少の一途をたどっていることもあり、この機能がいまだに人気があるのかどうか疑問に思えてくる。
トラックバックが考案されてからまだ3年しか経っていないが、トム・コーツは、トラックバックが“スパムとスパマーによって存在価値を失った”と断言した。トニー・ハンは先日、トラックバックは、スパムにすっかり汚染されてしまったため、「今でも価値があるのだろうか?」という疑問を投げかけ、また、スパムに対応する負担は大きいものの、トラックバックが過去、彼自身を議論に参加させる手段となり、ブログの知名度を上げるきかっけを作ってくれた経緯を紹介していた。
比較的新人のブロガーとして、私は‘ワードプレス・トラックバック・チュートリアル’を読むまで、当初トラックバックとピングバックの違いが分からなかった。この記事を読んだ後、実は自分がトラックバックの機能を利用せずに、ピングバックのみに依存していたことに気づいた。私はピングバックに慣れ親しんでいたため、ピングバックこそが、リンクとリンクを通知する方法だと思い込んでいたのだ。
ピングバックは、トラックバックの欠陥を解消するために考案された:
手薄い国際化サポート、劣悪なオート・ディスカバリ、スパムに利用される傾向、カテゴリー・ジャンク問題。厄介なスペック。これらをすべて修正すると、… ピングバックが生まれる。(Mullenweg(ムレンウェグ))
手動のトラックバックとは対照的に、ピングバックは完全に自動化されている。ワードプレスは、ブログの記事に掲載されているリンクに対して自動的にピング送信を行うシステムになっている。他のブログがピングバックを自動的に受信する設定を組んでいる場合、リンクが通常コメント・セクションに表示される。ピングバックを送信することで、意識的に他のブログにリンクを張っている一方で、無意識のうちに彼らの記事にコメントを投稿していることになるのだ。
トラックバックを利用しないのは、私がだらしないからではない。余計に2、3分間費やしてでも、トラックバックのリンクを探し、手動でブログに合図を送ることも私は辞さない。ただ単にトラックバックとピングバックの違いが分からなかったから、利用していなかったのだ。しかし、私は、ピングバックの簡単で自動的な通知方法に慣れてしまっているため、“新しく”、手動の方法をブログの習慣に今から加えるのは難しいはずだ。
皆さんは手動タイプのトラックバックを利用しているだろうか?それとも、自動タイプのピングバックに頼っているだろうか?どちらか一方を利用しない具体的な理由があるなら、教えてもらいたい。
ライター紹介:アンネはアムステルダム大学でニューメディアを学ぶ学生であり、現在、WordPress(ワードプレス)にスポットライトを当てた「Blog Software and the Act of Blogging(ブログ・ソフトウェア・アンド・ジ・アクト・オブ・ブロギング)」と言う名の修士論文を書いている。アンネはブログ・リサーチャーとして、最近設立されたばかりの、同大学のDigital Methods Initiative(デジタル・メソッズ・イニシアチブ)に参加している。また、ブログと学問に関する記事を、自らのブログ、そして共同運営のMasters of Media(マスターズ・オブ・メディア)ブログに投稿している。
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