昨年末もやはり同じ現象が起きた。年末症候群だ。ブロゴスフィアでは、毎年この時期になると、トラフィックを集めるため、SEOで成功する秘訣を紹介する記事が多数投稿されるのだ。私のフィード・リーダーには、ブログを大成功に導くことを約束する多数の記事が次々と集まってきた。
しかし、これらのブログには、有益な情報が全く記されていなかった。
私は、多数のDigg(ディグ)を集め、複数のブックマーキング・サイトでフロント・ページに掲載されていた、SEOに関する記事を見つけた。この中で紹介されていたテクニックで上位にランクインしていたテクニックを見て、私は驚いた。
SEOの秘訣、ナンバー1 読者に信頼してもらえそうなデザイン
一体何のことだろうか?
SEOの秘訣、ナンバー2 補完的な配色
意味が分からない
検索エンジンはサイトの見た目など気にしない。見た目を気にするのは読者だけだ。検索エンジンが、ブログを“見る”ことはない。やみくもに情報を収集するだけだ。
一番大切なSEOのヒントは、コードの中の障害物を除去し、検索エンジンがブログ全体をスムーズにクロールできるようにすることだ。
このヒントはリストアップされていただろうか?
されていなかった。
次に大切なヒントは、キーワード、そして、綴っている記事のテーマに対して人々が検索するために利用する、検索用語を記事のタイトル、そして記事の本文に含ませることだ。
この記事はキーワードに触れていただろうか?全く触れていない。グーグルのPageRank(ページランク)を上げるためのヒントとして、ブログの見た目や、“プロが作った” WordPress(ワードプレス)のテーマを購入すること、あるいは、お金を払ってプロにサイトをデザインしてもらうことを薦めていたのだ。
SEOの知識がないなら、ブログに投稿し、自ら恥を晒すような行為は慎むべきだ。
私は車の組み立て方に関する記事は投稿しない。癌の治療に関する記事も投稿しない。もちろん多少知識はあっても宗教に関する記事も投稿しない。また、ローマ法皇にワードプレスを語ってもらいたいとも思わない。SEOに関しては自信がある。トピックを熟知していないのなら、わざわざ理解することもできないようなことを投稿する必要はないのだ。
“学んだことを、記事に綴り、投稿する”ことはできるが、その場合は、あくまでも学習者として記事を投稿するべきであり、エキスパートを名乗るべきではない。
“SEOのエキスパート”というタイトルがつけられた記事を読むときは、リンク・ジュースを追い求めるような三流記事ではなく、本格的な専門知識が掲載されていることを期待する。読者をがっかりさせないでもらいたい。
どんな分野であれ、エキスパートを名乗るなら、ブログに専門的な知識が用意されていることを確認しよう。意見、そして、経験を分かち合うのだ。しかし、エキスパートではないなら、そのことをしっかりと伝えよう。専門的なトピックはエキスパートに任せ、自分の得意な分野に集中しよう。
ウェブはすでに大量のガラクタで溢れかえっている。そのため、中途半端な知識を記事に綴っても何の役にも立たずに、ガラクタがまた1つ増えるだけである。リンク・ジュースが欲しいのであろう。ディグのフロント・ページに載せたいのだろう。スタンブル・アポンやトウィッターで話題をさらいたいのだろう。しかし、無意味な行為に決別し、意義深い、オリジナルのコンテンツの作成に本腰を入れようではないか。
ブロゴスフィアには、オリジナルのアイデアが欠けているのではないだろうか?
ライター紹介: Lorelle on WordPress(ローレル・オン・ワードプレス)等の複数のブログを書くローレル・ファンフォッセンはブログ歴13年という大ベテランである。ウェブテクノロジーの発達と共にブログを書き続け、旅行、自然、旅行写真、ウェブデザイン、ウェブ理論、開発、ブログそしてワードプレスなど幅広いテーマを取り扱っている。ローレルは売れ行き好調の書籍、「Blogging Tips: What Bloggers Won’t Tell You About Blogging(ブログのヒント、そして誰も教えてくれないヒント)」の作者でもある。この本は新装開店したブログヘラルド・ブックストアで購入することができる。
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