年末年始が近づき、ブロガーの中にもイベントを心待ちにしている人達がいるはずだ。このような時期だからこそ、今回はブロゴスフィアの「自由」について考えてみたいと思う。私は比較的平和な国で暮らし、法律の範囲内ならば自分の言いたいことを言うことができる。私が生活するオランダでは、言論の自由に関する法律が厳格に定められており、そのため議論が過熱することもあるが、同時に本心を偽ることなく発言することができる。
私は言論の自由とブログを書くことが保障されている状況を当然の事だと考えていた。
ブロゴスフィアには、Blogger’s Code of Conduct(ブロガーのための行動規範)等の一部の構想を除いては、法律というものが存在しない。私はコモン・センスの大ファンであり、これらの規範を支持しようとは思わない。ブログの好きなところは、言いたいことを言えることである。しかし、すべてのブロガーが本当に言いたいことを言えるのだろうか?ブロガーは居住する国の法律に縛られている。もし、その法律によって言いたいことが言えない状況が形成されている場合はどうだろうか?また、さらに不幸なことに、その法律がアブドゥル・カリーム・ナビール・ スレイマンのように、ブロガーを投獄してしまう状況を形成している場合はどうだろうか?
Electronic Frontier Foundation(電子フロンティア財団:EFF)はブロガーの権利のために戦い、ブロガーの法的権利に関する情報をまとめたLegal Guide for Bloggers(ブロガーのための法律ガイド)を作成した。このガイドは、記事にする人に対するプライバシーの権利から、職場でのブログをする際の問題等、幅広いトピックを収めている。EFFはさらに、匿名で記事を投稿し、安全にブログに取り組む方法も紹介している。Global Voices(グローバル・ボイスズ)のイーサン・ザッカーマンはこの記事を利用し、匿名でブログに取り組む方法に関する技術的な説明書を作成した。なぜなら、
グローバル・ボイスズでは、強力な圧力を受けながらも信念を曲げずに発言する人達と共に働く機会があり、これは素晴らしい経験である。政治や個人的な問題をオンラインで公表することを望むたくさんの人達と共に働いてきたが、身元を特定することが可能ならば彼らでさえ口をつぐんでしまっていただろう。彼らの中には、多数の国に散らばる人権保護の活動家達や、弾圧的な国家で活躍する救済活動家達、そして、企業や政府内の内部告発者もいるのだ。(ザッカーマン)
このガイドは、WordPress.com(ワードプレスドットコム)とTor(トーア)を利用して、匿名でブログに取り組む方法を詳細に説明している。このガイドが役に立ち、重要な理由が2つある:
- 言論の自由が保障されていないブロガーが、リスクを軽減する方法を把握することができる。
- プロキシ・サーバーを利用して、ワードプレスドットコム等の禁止されたサービスを用いる方法を把握することができる。ワードプレスドットコムは今でもトルコ、中国、そしてタイでは禁止されているが、プロキシ・サーバーを利用することで、ワードプレスにアクセスすることができるのだ。
ワードプレスとトーアを使って、匿名でブログする方法に関するガイドを読んでいて、匿名を維持するためには、または、禁止されているサービスにアクセスするためには大変な労力が必要になることに私は気づいた。自分がとても恵まれていることを思い知らされた。そして、危険を覚悟の上、自分の意見を述べているブロガー達を尊敬するようになった。
ライター紹介:アンネはアムステルダム大学でニューメディアを学ぶ学生であり、現在、WordPress(ワードプレス)にスポットライトを当てた「Blog Software and the Act of Blogging(ブログ・ソフトウェア・アンド・ジ・アクト・オブ・ブロギング)」と言う名の修士論文を書いている。アンネはブログ・リサーチャーとして、最近設立されたばかりの、同大学のDigital Methods Initiative(デジタル・メソッズ・イニシアチブ)に参加している。また、ブログと学問に関する記事を、自らのブログ、そして共同運営のMasters of Media(マスターズ・オブ・メディア)ブログに投稿している。
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1コメント
言論および表現の自由を脅かす人権擁護法案に反対しよう…
以前に共謀罪なるトンデモ法案を取り上げたが、今回もまたそれに勝るとも劣らないトンデモ法案成立の動きがあるらしい。名前は「人権擁護法