Thursday, 20 November, 2008

「ブログ生誕10周年?」永遠に続く議論

12月 19日 at 10:00 am by トニー ハン -

10年前、ジョーン・バーガーと名の一人の紳士が、Robot Wisdom(ロボット・ウィズダム)というブログを作った。このブログは世界初のブログの1つだと考えられている。当初、彼は短いコメントとリンクで構成されるコンテンツを作っていたが、2000年から、現在のブログの原型とされる、逆時系列ベースのフォーマットを試みるようになった(つまり、時間が逆の順番で表示されるフォーマット)。

しかし本当にロボット・ウィズダムが世界初のブログだったのだろうか?

実はそうではなかったのだ。

そこでお決まりの議論が展開される。ジョーン・バーガーは“ブログ”という言葉を作った可能性はあるが、現在ブログとして捉えられているツールに個人的に投稿する作業を最初に始めたのは彼ではなかったのだ。

“ブログのゴッドファーザー”と呼ばれるデイブ・ワーナーがジョーンよりも一年早く逆時系列形式で一連の投稿を始めていた。それが、24 Hours Of Democracy Project(24 アワーズ・オブ・デモクラシー・プロジェクト)を記録したシリーズ記事であり、彼がWired(ワイアード)で寄稿編集者を勤めていたときのことだ。その一年後、Scripting News(スクリプティング・ニュース)が誕生し、現在も尚デイブ・ワーナーによって記事が投稿されている。

しかし、それ以前にブログを始めた人は本当にいないのだろうか?

このブログで編集者(兼ライター)を勤めていたダンカン・ライリーが数年前にブログの歴史を検証した素晴らしい記事を投稿し、その中で最初のブロガーを、1994年にウェブサイトを作り、1996年から、現在のブログの原型と言って差しさわりのないオンライン版の日記に発展させた、ジャスティン・ホールこそが世界で最初にブログを作った人物だと指摘していた。

あるいは、ジェイソン・D.オグラディーはどうだろうか?この紳士はApple(アップルで)に関する“The Apple Core(ジ・アップル・コア)”というブログをZDNetに投稿しており、PowerPage(パワーページ)と言う名のPowerbook(パワーブック)に関するオンライン版ジャーナルを1995年から綴っている*張本人*だと述べ、現在も継続していることを明かした(オリジナルのURLはogrady.orgであったが、オリジナルの記事はWayBackMachine(ウェイバックマシーン)を介して確認することができる)。

オンラインのデジタル“日記”を最初に逆時系列で綴ったのが誰なのか、実際には知っている人はいないのではないかと私は思う。実際にこのようなタイプの日記をつけた人達が一歩前に出て、証拠を提供しているに過ぎないのだ。例えば、私は1994年にGeocities(ジオシティーズ)でジャーナルのようにエントリをまとめていたが、証拠を探しだすのは不可能であり、自分こそが何かの父と主張するつもりはない。

先日、Ars Technica(アルス・テクニカ)に投稿されたコメントでも指摘されているように、恐らく、最初のブログを特定するよりも、これからどこに向かっていくのか、そして、10年前に作られた言葉をどのように定義していくのかという問題の方が、現在は重要である。ブログは確かに“オンラインの日記”として産声を上げたのかもしれないが、そこから大きな変貌を遂げてきたのだ。また、コメントがなければブログではないと言うお決まりの議論もある。トラックバックについてはどうだろうか?さらに、TechCrunch(テッククランチ)のように複数のライターを抱えるブログも*本当の意味で*ブログと呼んで問題ないのだろうか?

2008年は目前に迫っている。私は、これらの問題の多くは— たとえブログが成熟し、自己表現の手段、マーケティングやブランディングの媒体、そして、ニュースを届け、他人と会話を楽しむ効果的なツールになったとしても、再び議論されていくと思う。

ライター紹介: トニー・ハンはブログヘラルドの編集者である。研修医でもあり、一般内科学を専門的に学んでいる。またニューメディアをテーマに選び、時折熱弁をふるいつつ、Deep Jive Interests(ディープ・ジャイブ・インタレスツ)でブログを書いている。

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2 コメント

成熟し、自己表現の手段(^o^)

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