先週末、アフリカで初めて、ブログが原因で職場を解雇されたとされている、ルウェリン・クリエルという名のブロガーに関するレポートを複数確認した。
南アフリカで、The Sowetan Newspaper(ザ・ソウェタン・ニュースペーパー)を配信するAvusa(アブサ)は、編集アシスタントを務めるクリエルを、Thought Leader(ソウト・リーダー)というブログの中で社外秘の機密情報を漏らしたとして解雇した。
ビクター・ヌゲニは、この件に見え隠れする偽善に憤りを感じ、以下のように報告している。:
この問題を論じるには、表現の自由、そして言論の自由という考えを引き合いに出す必要がある。不幸にも、表現の自由を要求してきたメディアが、抑圧する側にまわってしまったのだ。クリエルをこのような状況に陥れたメモには、社外秘だという記載は見当たらない。クリエルはこの件を引き合いに出し、ソウェタンに規範が欠けていることを強調している。
また、知的財産権についても意見が割れるところだ。#8230; スタッフのライターが個人的なブログに投稿した記事の権利を誰が所有するのかが問われている。個人的には、この場合、作品の最終的な所有者はライターになると思う。なぜならアイデアを考え始めるのも、そして、文章にするのもライターだからだ。もし勤務中に自分のブログで記事を投稿するなら、その作品に関しては、会社側も所有権を主張できるはずだ。しかし、スタッフのライターや従業員が個人的なブランドを作るときは、通常、企業もその恩恵を受けるはずだ。
当然、この見解はブロガーの権利に肩入れしている。しかし、私達は企業のことも考慮する必要があるのではないだろうか。
企業側が言論の自由を抑圧していると主張するのは簡単であり、ここにダブル・スタンダードが存在する。しかし、現実として、もし職員が社外秘の情報をブログに投稿してしまえば、秘密を路上で叫んだり、あるいは競合する企業のCEOに知っていることすべてを打ち明けるのと何ら変わりはないと思う。
ブログを認めるか否か、そしてその条件等を明記している、完璧な雇用契約を用意している企業は少ない。ブログは確かにコミュニケーション・ツールではあるものの、公の場で機密情報を暴露すれば、または、私利私欲のために勤務中に記事を投稿すれば、大きなペナルティが与えられるはずだ。
何となく“不当な扱いを受けたブロガー”という話になっているが、企業にはクリエルを解雇する正当な理由がある。
(情報源:African Path(アフリカン・パス))
ライター紹介: アンディー・メレットは様々な企業や非営利団体で、管理スタッフとして、そして技術スタッフとして勤務した経験を持つ。これまで携わった職種はウェブ開発やデータベース開発、システム分析、プログラミング等、実に多彩だ。アンディーは現在フルタイムのプロブロガーであり、取り扱うテーマは消費者用テクノロジー、インターネット、音楽そして社会等、とても豊かである。また、Tech Digest(テク・ダイジェスト)、HDTVUK、iPhonic(iフォニック)等の多数のShiny Media(シャイニー・メディア)のブログに記事を投稿し、他にもPiano & Synth(ピアノ&シンセ)やFamily Relationships(ファミリー・リレーションシップス)等のプロジェクトに取り掛かっている。またFacebook(フェイスブック)のヘビーユーザーとしても有名である。現在アンディーは英国の中心地、ロンドンで生活している。
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