Thursday, 20 November, 2008

掲載する広告、ブロガーに問われる責任とは?

11月 29日 at 11:32 am by トード ダニエル・ヘデングレン -

先日、TechCrunch(テッククランチ)が興味深い策略を講じていた。 彼らは読者に対して、PayPerPost(ペイパーポスト)、つまりIzea(イゼア)のRateRank(レイトランク)と呼ばれる新製品の広告を掲載することへの是非を問いかけたのだ。この問いかけに対し、3,437人が票を投じた。FeedBurner(フィードバーナー)が計測した、626,000人と言う読者の数を考えれば取るに足らない票数だが、「No」という答えが過半数を獲得し、テッククランチからイゼアへに断りの連絡が入れられた。

このような読者との交流は素晴らしい。Wisdump(ウィズダンプ)の読者も知っているはずだ。しかし、マイケル・アーリントンがどんな考えを持っているのか気になる。記事を読む限り、彼自身も“No”に票を投じており、それなのになぜわざわざ読者に意見を求めたのだろうか?

個人的には、テッククランチがイゼアの広告を掲載しようがしまいがどうでもいいと思っている。ペイパーポスト自体は気に入らないが、イゼアは自ら必要以上に批判を受けているのではないかと疑いたくなる。つまり、広告を掲載してもらえる企業は無数に存在するはずであり、同じように“悪行”を働く企業を選べばいいのだ。

ブロゴスフィアはこのような局面においてもう少し成長するべきだと私は思う。もっと皮肉を織り交ぜるべきなのだ。これらの広告は利益を求める企業に向けられており、つまり、どれだけ優良な製品であっても、マット・ムレンウェグとその仲間達の考え方とは相容れない間柄なのだ。

マットと言えば、このテッククランチ騒動に関する記事の中でText Link Ads(テキスト・リンク・アド)を非難していた。彼の主張は妥当ではあったが、語調が少し強過ぎる気がする。

この点に関しては、私はテッククランチのスタッフに自分達の広告、そして、テキスト・リンク・アドに太鼓判を押しているその姿勢を見直してもらいたい。このサービスは、グーグルを操作する目的でリンクを販売しており、ペイパーポストと全く同じ要領でブロゴスフィアを汚染してしまうからだ。

確かに、テキスト・リンク・アド - そして同様のサービスを提供するその他の企業は - 実際にテキストを売り、その広告にグーグルを操作する意図を持った買い手がついている。大部分の広告と同様に、トラフィック目当てで買い手がつくこともある。それでも、マットの意見は的を射ている。テキスト・リンク・アドを利用するメディア企業は恐らくSEO目的でこのサービスを利用しているのだ。

それでは、まとめよう。私はブロゴスフィアは重大な変化を遂げ始めていると思いたい。しかし、どのような結末を迎えるかは皆目検討がつかない。掲載する広告に関して、すべてのブロガーが倫理的なガイドラインを持つべきだとは思うが、ブロガーは皆ブログの収益化に関する問題を抱えているのだ。テキスト・リンクはかつて大きな収益源であったが、現在、ブロガー達はPageRank(ページランク)が下落することに戦々恐々としている。その一方で、従来型の広告主が小規模なブロガーを相手にすることはなく、多数の読者を抱えるブログを選り好みしていることも忘れてはいけない。

こうしてポストブログ時代に突入するのだ。ここ数年間は数千人規模の読者がいなくても少しなら収益を得ることが可能であったが、その時代は過ぎ去った。苦難の道のりがブロガーを待ち受けていると私は思う。

ライター紹介: トード・ダニエル・ヘデングレンはデザイナー、ライター、そしてブロガーとして活躍している。スウェーデンのゲーム業界の最前線でその手腕を振るっていたが、すべてを手放し、国際的な舞台へ旅立った。彼はインタビュー形式のブログ、BloggerTalks(ブロガートークス)を立ち上げ、デザイナーとして素晴らしい仕事をこなし、TDHブログに記事を投稿している。

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