Sunday, 7 September, 2008

コンテンツ盗用を止めさせる6つのステップ

11月 28日 at 7:28 pm by ジョナサン ベイリー -

スパマーと盗用者がかつてないほどの勢いで量産化し、積極的に行動を起こすようになったため、もはやコンテンツを盗用されるのは、“仮定”の問題などではなく“時間”の問題になっている。

コンテンツを保護するのは、かつては弁護士および数十億ドル規模の業界の仕事であったが、現在は、サイトの規模に関わらず、すべてのウェブマスターにとって、コンテンツ泥棒に対処するために使える法律とツールを熟知することが欠かせない時代となった。

幸いにも、盗用に対峙するアプローチは簡単に実行することが可能であり、大抵のツールは無料で手軽に利用することができる。

少し時間を取って、プロセスとテクノロジーを把握すれば、すぐに最強の盗用者ハンターになって、サイト運営に戻ることができるだろう。その効果はいずれ出てくるはずだ。

ステップ1: 発見

インターネットは広大であり、コンテンツの盗用を発見できる確率は限りなくゼロに近いように思える。幸いにも、ウェブをかき分け、探し物を見つけるために作られたツールが存在する。スクレイパーや盗用者の中には、親切にも侵害している作品へ導いてくれるトラックバックを残す人もいるが、そうではないタイプの人達と対峙するときは、次のツールを利用することで随分有利にに戦いを進めることができるのだ。

  • Copyscape(コピースケープ): URLを入力し、マッチしたウェブページのリストを確認しよう。しかし、大多数のウェブマスターにとっては、無料版のサービスでは物足りなく感じるはずだ。有料版のサービスでも、1回の検索につき数セントで実行することが可能であり、その価値はある。抜本的な改善が行われ、その結果、強力なツールに生まれ変わった。
  • Google Alerts(グーグル・アラート): グーグルが代行してコンテンツを検索してくれるため、自分でわざわざ検索する必要はない。自分の作品からユニークなフレーズを抜粋し、クォーテーション・マークで囲めば、グーグル・アラートが毎日疑わしいサイトを報告してくれるのだ。静的なコンテンツや頻繁に盗まれる要のコンテンツの検索に向いている。また、WordPress(ワードプレス)のDigital Fingerprint Plugin(デジタル・フィンガープリント・プラグイン)とも相性が良い。
  • マハロの盗作発見ツール: このアプレットをブラウザのツールバーに加え、テキストの一部をハイライトし、ボタンをクリックする。すると疑わしいマッチが掲載されたグーグルの結果ページが表示される。ジャバスクリプトを使った簡単な技だが、ランダムに盗用をチェックし、素早く比較することができる。

ステップ2: 結果を保存する

コンテンツの不正使用を見つけたら、次にその証拠を保存する必要がある。後続のステップで侵害しているサイトに変更が加えられるか、削除されるかのどちらかになるので、個人的にそのサイトのコピーを保持しておくことが、記録として、そして、後に問題が発生したときのための証拠として、重要になってくるのだ。

幸いにも、ウェブページを保存し、誰が見ても分かるような結果を提供する際に役立つ素晴らしいサービスが幾つか存在する。

  • WebCite(ウェブサイト): 元々は学術論文用に利用されるサービスであるこのサービスは、ウェブページのオンデマンド形式のキャッシュを作成し、簡単にアクセスすることが可能で、且つ証拠として他の人にも教えることができるように、シンプルなURLに保存することができる。私のサイトのサンプル用スナップショットをここに用意したので参照してもらいたい。
  • Furl(ファール): このLookSmart(ルックスマート)サービスは、アーカイブ用ツールとしても、また、ブックマーキング・サービスとしても機能する。ブックマークしたページのキャッシュを作るだけでなく、タグを使ってブックマークをまとめることもできる。また、ヤフー!のMyWeb(マイウェブ)もチェックしておこう。
  • The Internet Archive(インターネット・アーカイブ): すべてのウェブ・アーカイブの祖先であるインターネット・アーカイブは、自動的にページをキャッシュし、ウェブの大部分のアーカイブを定期的に継続する。個人のアーカイブを持っていない場合に非常に役に立つ。

ステップ3: 盗用者に連絡を取る(現実的な場合)

盗用を見つけ、証拠を保存したら、次にその問題を解決しよう。場合によっては、盗用者との初の接触が行われる可能性がある。大部分のスパマーやスクレイパーに連絡を取るのはあまり現実的とは言えないが、盗用者が人間の場合は可能であり、基本的には最も友好的に問題を解決することができる(結果は様々だが)。

しかし、盗用者に接触するのは、メールを送るような単純なものではなく、追加的な作業が必要になることがある。

  • Domain Tools(ドメイン・ツールズ): 盗用者/スパマーが自分専用のドメインを利用しているなら、ドメイン・ツールズでWhois(フーイズ)検索をかけ、連絡先情報を入手することができる。ドメインを入力し、「submit」をクリックして、ページの一番下までスクロールダウンしよう。そのサイトのすべての連絡先情報を見ることができるはずだ。覚えておいてもらいたいことがある。たとえサイトがDomainsByProxy(ドメインズバイプロキシ)等の匿名サービスを利用していても、メール・アドレスは本人のものである可能性が高いため、そのアドレスを使って連絡を取れる可能性があるのだ。
  • 10 Minute Mail(10 ミニット・メール): もし盗用者がドメインを持たずに、代わりにソーシャル・ネットワークなどを利用している場合は、連絡を取る前にアカウントを取得しなければいけなくなる。こういう場合、たった一度利用するだけなので、登録する際にメールアドレスを非公開にしたいと思うはずだ。10 ミニット・メールを利用すれば、登録用のメールを受信する仮のメールアカウントを容易に作ることができる。
  • Commentful(コメントフル): 盗用者に連絡を取るために、サイトにコメントを残しても効果は低い。名誉毀損などの別の法律バトルに発展してしまう可能性を考えると尚更のこと控えるべきではあるが、他に方法がないときもある。そのような場合、コメントと返信を継続的にチェックする作業は意外と面倒臭い。定期的にサイトを訪れ、チェックするのではなく、コメントフルを利用して、返信が投稿されたときに通知してもらおう。

ステップ4: 広告主に連絡を取る(任意)

大多数は作品の削除を要求し、実行を促すアプローチを好むが、盗用者の心臓、つまり動機である収益を止めるアプローチを好む人もいる。1つの広告アカウントを、数千とまでいかなくても、数百ものスパムサイトで利用している可能性があり、スパマー退治をするなら、広告主をターゲットに選ぶべきだ。常に最良の方法と言うわけではなく、また非現実的なケースもあるが、強力なツールになり得る可能性は秘めている。

このステップを実行する際に役立つ情報源を次に紹介しよう。

  • Adsense(アドセンス)のDMCAポリシー: アドセンスは現在最もユーザーが多い広告ネットワークであり、盗用者達も愛用している。もしこのアプローチを取るつもりなら、アドセンスのDMCAポリシーをいつでも参照できるようにしておこう。
  • Plagiarism Today(プレジャリズム・トゥデイ)の通知状集: 通常、広告ネットワークを動かすにはDMCA通知状が必要であり、テンプレートを用意しておくべきである。幸いにも私は自分が過去数年間利用してきたテンプレートを自分のサイトで提供している。
  • FaxZERO(ファックスゼロ): アドセンスを含む多くの広告ネットワークはファックスあるいは郵便による連絡を求めている。このメールとインターネットの時代にとても不愉快なシステムだ。幸運にも、ファックスゼロが無料でインターネットを介して素早くファックスを送信することができるサービスを提供している。

ステップ5: ホストに連絡を取る

盗用問題を解決するすべての方法の中で、ホストに接触し、問題のサイト/ページを削除させるアプローチは一番早く、一番頼りになる。デジタル・ミレニアム著作権法 (PDF)等の法律は、適切に通知が行われることを条件に、侵害している作品を削除するよう求めている。

素早く、クリーンに解決したい人は、このアプローチが最適だ。

  • ドメイン・ツールズ(リンクは上): もし盗用者が自分のドメインでサイトをホストしているなら、再びドメイン・ツールズが役に立つ。フーイズ情報に加え、ドメイン・ツールズはホストに関する情報も提供してくれる。情報が欲しいサイトのドメインを入力し、“Server Info”という見出しまでスクロールダウンしよう。“IP Location”という列に、ドメインがホストされている場所、そして誰がホストしているのかが表示されている。また、この列の上の赤い“W”をクリックすることで、IPフーイズを実行し、詳細を得ることもできる。
  • DMCAの連絡先情報: 特定のサイトのDMCA用の連絡先を知る必要があるなら、プレジャリズム・トゥデイの連絡先情報ページをまずチェックしてみよう。メジャーなホストが100社以上掲載されているので、皆さんが探しているホストの連絡先が掲載されている可能性は高い。
  • 著作権局のエージェント・ディレクトリ: もし上記のページあるいはホストのサイトでDMCA用の連絡先情報を見つけることができなかったなら、まずは利用規約あるいは法的な事項が掲載されているページをチェックしよう。それでも見つけることができなかったら、米国著作権局に登録しているかどうか確認しよう。DMCAでは、ホストに対して、同法律の保護を受けるためには著作権局に登録することを要求しているため、ホストが登録している確率は高い。

ステップ6: 検索エンジンに連絡を取る

上記のステップがすべて失敗に終わってしまったら、検索エンジンに連絡を取り、侵害しているコンテンツを削除してもらおう。実際にコンテンツをウェブ上から削除することはできないが、他の人達が見つけるのを阻止することができる。そうすることで盗用者がそのコンテンツおよび不正利用から収益を得ることができないようになり、ランキングにおいても自分が不利益を被ることはなくなるだろう。

幸運にも、DMCAは検索エンジンに対しても、適切な通知を受けることを条件に侵害しているURLを削除するよう求めている。他のテクニックが失敗しても、このアプローチが上手くいく可能性は高い。

  • グーグルのSite Status Wizard(サイト・ステータス・ウィザード): 侵害しているサイトをグーグルに報告する前に、インデックスされているかどうかを確認する必要がある。検索エンジンを使って盗用を見つけることができなかったら、サイト・ステータス・ツールを利用し、サイトがインデックスされているかどうかを確認しよう。また、通知した後、サイトがグーグルから外されたかどうか確認するために使うこともできる。
  • PrimoPDF(プリモPDF): グーグルのDMCAポリシーには、手書きの署名を確認してから、苦情に対処することが記されている。上述のファックスゼロを使ってファックスで送りつけることもできるし、署名をスキャンして、文書に掲載し、PDFにプリントすることもできる。そして、DMCA代理人 (PDF)にメールを送信するのだ。プリモPDFを使えば、あらゆるアプリからPDFに簡単にプリントすることができるようになる。また、OpenOffice.org(オープンオフィスドットオーグ)を利用して、手紙を作成し、PDFに直接エクスポートすることもできる。
  • プレジャリズム・トゥデイの通知状集(リンクは上): 検索エンジンに対応するには、特別なDMCA通知状が必要になる。しかし、このような通知状も私のサイトに用意している。オープンオフィスドットオーグあるいはプリモPDFと併用し、各種検索エンジンに送る書類を作成することもできる。

結論

盗用との戦いは確かにかつては作者やアーティストの仕事の範疇ではなかったが、インターネットがこの展開を大きく変えたのだ。幸いにも、テクノロジーが発達し、自分達のコンテンツを守る私達に対して、盗用者達が思いつきもしない方法で力を与えてくれている。今後もテクノロジーは発達し、私達のコンテンツを守ってくれるはずだ。

同時に、利用できる法律、手順、ツールを学び、今持っているものを有効に活用することも重要だ。アプローチは寄せ集めに近いが、効果は高く、実際に私が取り扱った600件以上の盗用問題で証明されている。

しかし、私は決して特別な人間などではないことをわかってもらいたい。6年前まで私は著作権法になど全く興味がなかった。他のウェブマスターがそうするように、本を読み、他人から学ぶことで、テクニックを身につけてきたのだ。

大変だと思う人もいるかもしれないが、これ以上簡単な方法は他に思いつかないし、たくさんの素晴らしい人達が私を支えてくれたのだ。

この問題の重要性、そして、必要な時間と労力を考えれば、手続きを自分で学び、利用できるリソースを活用するべきである。

ライター紹介: ジョナサン・ベイリーは盗用、コンテンツ盗作、そしてウェブの著作権問題をテーマに取り上げ、Plagiarism Today(プレジャリズム・トゥデイ)でブログを書いている。ジョナサンはコンテンツ盗作問題に対応するウェブマスターが正確な情報を集め、この変化の激しい分野で取り残されないようにこのブログを2005年に始めた。それ以来、コンサルティングサービスをウェブマスターや企業に提供し、彼らが現実的なコンテンツ保護戦略を考案できるように、そして効果的な著作権ポリシーを策定できるように支援している。ジョナサンは弁護士ではなく、彼が提供している情報も法的なアドバイスとして捉えるべきではない。

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