Google、PayPerPost(Izea)を見せしめ目的で痛めつける?

特集, 論説 • 2007/11/19 月曜日

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どうやらグーグルは、「悪事を働いているわけではない」というレベルでは不満のようで、*悪用*していると見なしたブログを、容赦することなく、そのブログのPageRank(ページランク)をゼロに落とすことで罰を与えていく方針を変えるつもりはないようだ。先月から、グーグルはリンクを売るサイトに対して(ブログヘラルドを含む)、ページランクを引き下げると言う暴挙に及んでいたが、まだまだ彼らの攻勢は終わりそうにない。  

この最近の「矯正」措置は未だ継続されているものの、グーグルはPayPerPost(ペイパーポスト) Izea(イゼア)を利用し、有料で記事を投稿しているブロガーをターゲットにしていることが明らかになった。言うまでもなく、アンディ・ビアードはこの件を追いかけている。さらに、ペイパーポスト イゼアのCEO、テッド・マーフィーがブログで詳細を公表している。マーフィー氏は、グーグルが同社のサービスを利用し、些細な収入を得ている三流ブロガーをターゲットにしていると主張している。さらにマーフィー氏は、月末に広告が無料の記事内リンクをもたらしている、TechCrunch(テッククランチ)等の一流のブログも例外ではないと力説している。 

現在、多くのブロガー(およびブログ)が自分達のページランクが落ちた(ゼロになったサイトもある)にも関わらず、他の統計データには何の変化もなく、トラフィックも落ちていないことに気づき始めた。これを踏まえて、EatonWeb(イートンウェブ)はアルゴリズムを修正し、その結果、現在、ページランクをあてにしない方針をとるようになった(ページランクは実際にブログの価値を下げてしまう)。 

しかし、トラフィックに変化がないのなら、ここ最近のグーグルの行動の真意がどこにあるのか理解に苦しむ人もいるだろう。 

私は今回の取り組みは(人手によるものでも、アルゴリズムによるものでも(あるいは双方の組み合わせによるものでも))、グーグルが重要視している有料のリンク*に関して*、何か重要なことが隠されていることを物語っている何よりの証拠だと思う。要するには、些細なことでグーグルがわざわざ動くはずはなく、理由もなく積極的にブロガー達に罰を与える(つまり意地悪する)はずもないのだ。  

恐らく、彼らは、有料リンクが検索エンジンの「オーガニック」な性質を歪め、それ故、現在あるいは将来(将来の予測をしているなら)において、たとえ些細なレベルであったとしても、このような変化が容認できないレベルに達することを危惧しているのだろう(あるいは既に達しているのだろう)。 

私達は既に今年の6月の時点でグーグルが有料リンクを積極的に追いかけていたことをつかんでいた。Google Webmaster(グーグル・ウェブマスター)ウェブページのダッシュボードでレポートを確認することが可能だ。 

グーグルは、ペイパーポスト イゼアを見せしめにしたいのだと私は思う。グーグルはすべてを知っている。ブログレビューの中にはノー・フォローを採用しているものもあるが、たいして重要視されていないようだ。   

グーグルの狙いは、有料レビューがページランクを売る行為と同様に、グーグルに打撃を与える、アルゴリズム違反だと言う認識を広めたいのであろう。 — しかし、レビュー記事の目的はあくまでも製品あるいはサービスをレビューすることにあると私は思うのだが。 

継続的に、ブログの記事に対してページランクを*ゼロ*にして(ただ単に引き下げるのではなく)、罰を与えていけば、彼らの目的は達成されるだろう。多くのブログがペイパーポスト イゼアおよび同類のサービスを避けるようになることは容易に想像がつく。そして、有料の記事に対してグーグルが持つ認識(恐怖、先行き不安、疑い)が広まっていくのだ。 

グーグルの立場で考えれば、有料リンクに対する認識を変えることができるため、— たとえページランクがトラフィックに影響を与えることがなくても — 今回の作戦は成功したと言えるはずだ。さらに、有料記事と有料リンクがウェブ・オ・スフィアで成立させようとする試みを撤回させる効果もあるのだろう。 

ライター紹介: トニー・ハンはブログヘラルドの編集者である。研修医でもあり、一般内科学を専門的に学んでいる。またニューメディアをテーマに選び、時折熱弁をふるいつつ、Deep Jive Interests(ディープ・ジャイブ・インタレスツ)でブログを書いている。

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