ブログは通常たった一人で行うアクティビティである。平均的な自営ブロガーは、パジャマを着て、くつろぎながら記事を投稿している。有難いことに、締切りに気を揉み、何から何まで管理する気難しいマネージャーと顔を合わせて働かなくても済むのだ。
確かに上司がいないと、しばらくの間は自由を実感することができる。しかし、しばらくするとこの感覚はなくなり、ブログが仕事のように思えてくる。そしてブロガーは自分が自分を管理するマネージャーにならなければならないことに気づくのだ。
ここ数週間私はいつも通り1日1~2本ブログに記事を投稿しつつ、その一方で通常よりも多くのフリーの仕事(9時~17時までの仕事に加え)をこなした。しかし複数の長期プロジェクトを同時に抱えると必ずある時点で、すべてのプロジェクトが中途半端であり、完成にはほど遠いことを実感する。こうなると作業が本当に仕事のように思え、時間が足りなくなる。
しかし、私には過度な労働に取り組む時に気持ちを盛り上げてれるアドバイスがある。このシンプルで短いアドバイスは、スティーブ・ジョブズが疲労困憊のエンジニア達に向け、Macintosh(マッキントッシュ)第一号の完成に導くきっかけとなったアドバイスである。
「Real artists ship(本物の芸術家は出荷する)」
私は、Insanely Great(インセインリー・グレイト)と言うタイトルのスティーブン・レビィが綴った書籍(Apple Computer(アップル・コンピュータ)の歴史)の中で、初めてこのフレーズに出会った。
プロジェクトが数か月遅滞していた頃、恐らく最も効果的だったのは、1983年1月、ジョブズがイーゼルに走り書きした、三つの単語を組み合わせたフレーズだ。REAL ARTISTS SHIP… 作品は存在して初めてアートになる。いい仕事をして、一石を投じ、風穴を開けるには、出荷しなければならないのだ。
私達の事前の計画、至高の目的、意義のある取組み、そして苦労は、結局、「出荷」するもの、そして結果がなければ、ゼロになってしまうことを哲学的に表現している。
遅延しそうな状態、そして、計画倒れや最後の最後で業を煮やして諦めてしまうような難局を打破するためにこのフレーズが役に立っている。このフレーズは途中で投げ出してしまうことや締切に遅れることは失敗だと言うことを教えてくれる。
このフレーズを実行するには、前提としてあることをする必要がある。変更不可能な締切りを設けなければならないのだ。
(もしゴールに締切りがないと言う人がいるなら、それはウソだ)
出荷するためには行動を起こし、結果を得る必要がある。
1. 実現したいことを書きとめる。
2. 断固とした(実現の見込みがある)締切り日を決める。
3. 明確で、適度な段階に分けられる実行計画を練る(指標)。
4. 計画を実行する。
言うのは確かに簡単だ。私だって、何もかもうまくいっているわけではない。しかし、締切り、計画、そして各プロジェクトを完成するための知識が私にはあるので、毎日目標に近づいていると実感することができる。
絶対的な締切り日とスティーブ・ジョブズの走り書きが頭に焼きついているため、次々に指標を超えていくことができるのだ。
ライター紹介: ジェイソン・カネシロはブロガーとしては比較的「新人」の部類に入り、テクノロジー、映画、そして音楽をテーマにした、Webomatica(ウェボマティカ)というブログを書いている。ジェイソンはベイ・エリアに住み、サンフランシスコのウェブ/教育用デザイン会社に勤めている。
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