Tuesday, 6 January, 2009

ブログは…よりも強し

10月 12日 at 12:05 pm by ローレル ファンフォッセン -

最近ブログの力について考えることが多い。ブログとウェブが、ミャンマーでの出来事を世の中に伝える際に役立っていた。同国の政府はシャットダウンさせ、情報を打ち切ろうとしたが状況は変わらなかった。そしてブログはパキスタン、イラク、イラン、そしてその他の「言論の自由」が抑圧されている国々でもその数を増やしている。10月25日にテル・アビブで開催される、WordCamp Israel(ワードキャンプ・イスラエル)に向けた準備の一貫として、私はイスラエル人のブログを数多く読んでいる。そのとき「ペンは剣よりも強し」という1句の格言が私の心の中に満ち溢れる。

エドワード・ブルワー=リットンが1839年に演劇「聖人か盗賊か」の中で初めて使ったとされているこの格言は、多くのバリエーションを生んだ。しかし、「ブログはペンと剣よりも強し」と言った人はまだいないだろう。 

オリジナルほど、インパクトは強くないようだ。

それでも文章の影響力と世界を変える力は数千年前から実在している。人間が世界中で暮らすようになり、使っていた言葉をその地方に持ち出すにつれて、言葉が世界中に広がり、この力も強くなっていった。 

現在、文章は事実上、儚い存在になってしまったように思えるが、実はそうではない。適切に使えば、今でも鉄のような強さを発揮することができるのだ。

言論の自由、ブログ、そしてこの古い格言について考えながら、この有名な引用を他の人たちがどのように活用し、その意義を高めているのか、そしてどのようにブログに応用することができるのかを見ていこうと思う。

ペンは剣よりも強し。そして文章を書くのも剣を使うより、ペンの方が非常に簡単だ。

マーティ・フェルドマン

マーティ・フェルドマンは偉大なコメディアンであり、俳優であった。そして彼の言うことは正しい。ペンの方がよっぽど文章を書くのには適している。しかし、いとも簡単にペンを手放し、ブログを使うようになったことを思い出して欲しい。文章を書くのはブログを使った方が簡単である。しかし、ただ単にコンピュータを使ってタイプするのが簡単だということではなく、遙かに多くのオーディエンスに接触することができることが重要なのだ。

たった数秒間で、ブログの記事は数百万のインターネットユーザーが読むことになる(彼らが探していることが記事に綴られている場合)。2、3個のピングと検索エンジンがコンテンツにインデックスをつけ、検索している人達に手渡す。フィードリーダーがその記事を拾い上げ、人々のホームや企業に言葉を瞬く間に届けるのだ。

ブロガーが綴った文章はあちらこちらに存在し、誰でも閲覧することができる。言葉の力は誰かに気づいてもらえるまで待っている。

この類のネットワークを作る力を持っているペンは実在するだろうか? 

ペンは剣よりも強く、絶対に混合してはいけない。説得力が必要になるが、読者を脅かしてはならない。

J.C.タウラー

間違いなく、タウラーの言っていることは正しい。言いたいことを分かってもらうには、説得力が必要ではあるが、読者を脅かさないように注意しなければならない。侮辱してはいけない。不愉快な思いをさせてもいけない。意見はあくまでも意見であるべきであり、侮辱的な文章を書く必要はない。侮辱をエンターテイメント化することに長けており、それを読者が望んでいるなら話は別だが。 

ブログの投稿はあくまでも投稿であり、言葉には力がある。傷つける力もあれば、助ける力も、そして癒す力もある。慎重に言葉の力を使うべきだ。 

クインビーは、「ペンは剣よりも強し」という真偽を問われている格言を実証するために宮殿の敷地で実行されていた実験の最中に、ついに恨みを抱いていた詩人に殺されてしまった。そして彼の記憶は修正され、「剣が非常に短く、ペンが非常に鋭い場合のみ」というフレーズが加えられた。

The Light Fantastic(ライト・ファンタスティック)テリー・プラチェット

言葉は他人を傷つけるだけでなく、自分を傷つけてしまうことがある。

私達は言葉が、自分達の考え方と同様に、自分達自身、自分達の評判の鏡であることを忘れてしまう。私達が投稿した言葉は私達自身、そして私達の考えを反映しているため、「剣に生きれば、剣に死す」という格言を、「ブログに生きれば、ブログに死す」に言い換えることができる。それ故、賢く使わなければ、私達自身、そして私達の評判を傷つけてしまうこともあり得る。 

ブログの読者から非難されたことがある人は、私の言っていることが分かるはずだ。 

私達は自分達の言葉の力を留意して、他人、そして自分達を傷つけないように注意しなければならない。しかし、自分の言いたいことを分かってもらいたいとき、例えばメッセージを世界に伝えることで人の命が救えるなら、自分達の国の政府が何と言おうが、潔くペンを持って戦い、剣によって殺された方がいい。 

この格言がエドワード・ブルワー=リットンのものだと考えられている一方で、Trivia Library(トリビア・ライブラリー)によると、 

紀元前406年に他界したギリシャの詩人、エウリピデスは「舌は剣よりも強し」という言葉を残している。

1600年、シェイクスピアはハムレットの中でローゼンクランツに「ラピアを抱える者達は羽ペンに怯えている」というセリフを与えている。

1621年、ロバート・バートンは「憂鬱の解剖」の中で、「このことから、ペンが剣よりも遙かに残酷だということが分かる。」と記している。 

また、1796年、ブルワー=リットンの前に、トーマス・ジェファーソンがトーマス・ペインに宛てた手紙の中で、「昔は剣を使って行っていたことに、ペンが使われるようになった」と綴っている。

どのような引用が心に深く残るのだろうか?ブログは…よりも強し。
 

ライター紹介:
Lorelle on WordPress(ローレル・オン・ワードプレス)等の複数のブログを書くローレル・ファンフォッセンはブログ歴13年という大ベテランである。ウェブテクノロジーの発達と共にブログを書き続け、旅行、自然、旅行写真、ウェブデザイン、ウェブ理論、開発、ブログそしてワードプレスなど幅広いテーマを取り扱っている。ローレルは売れ行き好調の書籍、「Blogging Tips: What Bloggers Won’t Tell You About Blogging(ブログのヒント、そして誰も教えてくれないヒント)」の作者でもある。この本は新装開店したブログヘラルド・ブックストアで購入することができる。

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