ブログの世界に関して言えば、王様はグーグルである。グーグルが何らかの動きを見せると、ブロガーは(まるでメディアのように)素早く賛美あるいは非難を繰り返し伝える。この無料広告がグーグルという名前を地球で最も有名な名前にした。子供にグーグルという名前をつける親までいるようだ(とても奇妙だ)。
グーグルを失脚させる願望(そして能力)を持っている企業を挙げろと言われれば、前世紀に限って言えばマイクロソフトの名前が出てくるだろう。主力製品に対する二度にわたる脅威を受けただけでなく、重要なスタッフ、そして取引を失ったマイクロソフトは、彼らの実力をもう一度世界に見せ付けるために訪問者獲得を目論んでいるはずだ。
それでは、ブロゴスフィアから前向きな注目を得る以上に有効な方法はどんなものがあるだろうか?これ以上の後れを取らずに、マイクロソフトに試してもらいたいヒントを7つ紹介したいと思う。
1) Facebook(フェイスブック)の買収は回避する: えぇ?グーグルでさえその存在に怯えている企業の買収をなぜ回避する必要があるのだろうか?マーク・ザッカーバーグに売却の意志がないことだけでなく(これがグーグルをイラつかせている原因)、フェイスブック上の広告を維持する方が、買収費用として100億ドルを費やすよりも遥かに簡単なはずだ。
グーグルとMySpace(マイスペース)にとってはお馴染みとなった、ソーシャルネットワークを運営する際の法的な問題を避けられることも追記しておこう。
2) Digg(ディグ)を買収する: グーグルが自分達のソーシャルリンキングサービスを開始し、ヤフー!が2年前にDel.icio.us(デリシャス)を買収したことを考えると、もし多大な時間を費やして、この分野で何をするべきか悩んでいるとしたら、マイクロソフトは恥を知るべきだ。ディグはすでに多くのブロガーの間で人気を博しており、買収することでこの領域で確固たる地位を築くことができるだろう。
すでにマイクロソフトの広告をディグに掲載しているため、ファミリーに加えてもいいのではないだろうか?
3) Technorati(テクノラティ)を獲得する: 好調とは言えないが、テクノラティはいまだにグーグル・ブログ・サーチに対抗することができる数少ないブログ検索エンジンの一つである。テクノラティはライバルよりも遥かに多くのブログをインデックスしているため、すぐに買収することができれば、マイクロソフトはブロゴスフィアの検索エンジンの世界を独占することができるだろう。
多くのブロガーが各種の会話を追跡するためにテクノラティのタグを利用しており、この老練なスタートアップを獲得することで、マイクロフトは、グーグルに代わり、ブロゴスフィアから「旬」だと認められる可能性もある。
4) Pheedo.com(フィードドットコム)を手に入れる: グーグルがFeedburner(フィードバーナー)を買収した結果、多くのブロガーが自分達のサイトのフィードを収益化する方法を見つけようとして頭を抱えている。フィードバーナーがRSSフィードに広告を掲載することを大規模なブログにのみ認めている一方で、フィードドットコムはすべてのブロガーに対してサイトのフィードを収益化できる機会を提供している。
フィードバーナーほど人気があるわけではないが、フィードドットコムはフィードバナーに匹敵する可能性を秘めており、早い段階でマイクロソフトが手に入れることで、今後の「フィード戦争」でのマーケットシェアを獲得することができる可能性がある。
5) Paint.NET(ペイントドットネット)のリック・ブリュースターを雇う: 知らない人達のために簡単に説明しよう。ペイントドットネット(GetPaint.net(ゲットペイントドットネット)でも見つけることができる))とは、写真に素晴らしい変化を加えることができる、無料の写真編集ソフトウェアプログラムのことである。実際に、このプログラムはPC World(PCワールド)が選んだトップ100に名を連ねており、グーグルのPicasa(ピカサ)をリードしている(ゲットペイントドットネットが19位でピカサは36位)。このプログラムはマイクロソフトを補強するはずだ。とりわけグーグルのピカサの逆襲を受けた企業、マイクロソフト・マックスの失敗を考えれば尚更だ。
ブログの記事にイメージを加えることは重要であり(少なくともProBlogger(プロブロガー)のローレルによれば)、マイクロソフトはリック(あるいはペイントドットネットに関わるスタッフ)を、フルタイムで雇用することを考えてみてはどうだろうか。あるいは彼から権利を買い、このソフトウェアを無料で公開するのもいいだろう。
さらに、マイクロソフトはユーザーにペイントドットネットから、マイクロソフト自身が所有するブログのプラットフォーム、Windows Live Spaces(ウィンドウズ・ライブ・スペース)に直接イメージをアップできるボタンを提供することもできるだろう。
6) Slide.com(スライドドットコム)を買収する: 日常生活の写真をまとめる行為はいつの時代も人気がある。これは人々が自分達の写真をオンラインで友達(および家族)が見れるようにアップロードする理由の1つでもある。Flickr(フリッカー)をヤフーが所有し、Photobucket(フォトバケット)をNews Corporation(ニュース・コーポレーション)が買収し、グーグルが自分達の写真ネットワークを運営する中(そしてブロガーとも提携している)、マイクロソフトが、彼らのサービスに忠実なユーザー(あるいはその他のライバルに関心を持たない日人達)がこの楽しさを味わえるようにするために、彼らに残された選択肢はほとんどないと言っても過言ではない。。
マイクロソフトのウィンドウズ・ライブ・スペースはすでにミニアルバムを内蔵しているが、ブロガーは、様々な冒険にスポットライトを当てるため、自分達の写真を「アウトソーシング」することを好む傾向がある。スライドはマイクロソフトにとっては最高の相棒であり、ペイントドットネットと組み合わせることで、マイクロソフトは「レギュラーポジションを掴む」だけでなく、恐らくライバル達(フォトバケットは別にして)の先頭に踊り出ることができるかもしれない。
7) マイクロソフトを代わりの広告としてアピールする: あらゆる広告サービスがグーグルのアドセンスを一夜にして取り替えるとは思えないが、マイクロソフトは、グーグルのアドセンスが表示されないときの代わりとして広告を掲載してもらえるようにブロガーを誘ってみる価値はあるだろう。
出来るだけ多くのウェブログに対して、これを可能にするために、マイクロソフトは、Alternate URL(オルタネイトURL)を参考にして、グーグルの広告が失敗したときにマイクロソフトの広告を表示させるための簡単なURLをブロガーに提供することを考えるべきだろう。こうすることであらゆるブロガー(自分でホストしていようが、ブロガーあるいはWordPress.com(ワードプレスドットコム)等で無料でホストしていようが)がコードを簡単に自分達のサイトに加えることができるようになるだろう。
その結果マイクロソフトは「新人」への露出が増加するだろう。そして、言うまでもないが、マーケットのシェアを獲得し、グーグルの無敵広告艦隊にいつの日か真剣に戦いを挑むことができるようになるかもしれない。
ブロゴスフィアに直接アピールすることが勝利につながるとは言い切れないが、マイクロソフトに対する前向きな会話がオンラインで交わされるようになる可能性はある。マイクロソフトはメディアの「お気に入り」として君臨することを願っており、ブロゴスフィアにアピールすることで、かつての栄光を再び手に入れる第一歩を踏み出すことができるかもしれない。
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