ブログヘラルド(米国版)は今年3月にコメントポリシーを策定した。また、今年の年明けにスコブルがコメントポリシーを変更し、「家族のようにフレンドリー」なコメント以外は認めないという姿勢を打ち出していた。悪口や暴言は許されなくなったのだ。
ブログヘラルドでは、ジョナサン・ベイリーが「コメント絡みの法的な問題を検証」という記事を綴り、著作権、そしてそれ以上にブログに投稿されるコメントに対して責任を持つよう呼びかけていた。
多くのブロガーがコメントにまつわる問題を懸念している。とりわけ、コメントの取扱い方やコメントのエチケットおよびコメントのマナーはブロガーの悩みの種となっており、コメントポリシーとも呼ばれているコメントの利用規約をブログに加えるブロガーが増えている。
皆さんもコメントポリシーを策定しているだろうか?
ブログにコメントポリシーは必要だろうか?
コメントポリシーとは、ブログのコメントに関する自分のポリシーを定めるメッセージである。そして、「責任を明らかにするメッセージ」でもある。読者に対して、ブロガーがブログで許していること、許さないこと、そしてしてもいいことを伝える役目がある。各関係者の責任をおもてだって規定しているのだ。
皆さんのブログにもコメントポリシーは必要だろうか?必要かもしれない。私個人としては、すべてのブログにコメントポリシーが用意されているべきだと思う。ブロガーやコメンターが抱きそうな予測をすべて言葉として定めるのに役立ち、あらゆる懸念を拭い去ることができるからだ。疑念が生じても、ブロガーは基本原則を指摘することができるため、知らなかったという言い訳はできなくなる。
コメントはブログには欠かせない存在だ。ウェブサイトとブログの境界線を示す、重要な要素である。ブロガーは自分と読者との交流をコメントを通して育むことに労力を捧げている。しかし、ある一線を越えてしまうと、コメントはいざこざの原因になってしまう。
ブログの記事は自分のこと、自分の知識、そして自分の行動を大いに語っている。記事が評判を築くのだ。記事およびブログロールに掲載するリンクもまた、質が高く、関連するトピックを読者に提供することで、評判を築くのに一役買っている。抜かりなく推薦することで、読者の信頼を勝ち取ることができるのだ。
ブログのコメントはブログ(および自分自身)の評判をよくする手立てとなる。素晴らしい記事を書くと、読者が教えてくれる。記事とコメントを読んでいる他の人達が、小さな推薦状を出し、評判を上げてくれるのだ。
もしコメントが「粗悪」で、ブロガー個人について、そしてブログに対する取り組み方に対して踏み込んでくるなら、そのコメンターは最低だ。
ブログの記事のトーンによっては、コメントを奨励することも、鎮圧することもあり得る。ただ単にコメントに値しない記事も存在する。コメントを奨励する記事が、集めるコメントの雰囲気を表わしている。穏やかで、刺激的ではない記事が怒り狂ったコメントを引き寄せることは基本的にはない。怒りに任せ、非難且つ悪意に満ちた記事は、優しく、おとなしい反応を引き寄せることはない。実際には、そのような否定性を求める人達を引き寄せるマグネットのような働きをしてしまう。もしブログに寄せられるコメントの趣旨が気に食わないなら、記事のトーンをまず確かめてみよう。類は友を呼ぶのだ。
コメントポリシーの作成
ブログの所有者としても、あるいはブログの管理者としても、ブログのコメントを完全にコントールしているのはブロガー自身だ。「言論の自由」を叫び、「何でもアリ」というポリシーを策定することもできる。あるいは鬼軍曹のような規則を作り、悪意に満ちたコメントや、偏屈なコメントを一刀両断することもできる。またはその中間点を探り、煽るようなコメントのみを駆除し、馬鹿げた、了見の狭いコメントを悪い見本として残しておくことも出来るのだ。
ブログは自分だけの小国であり、政治を司っているのがブロガーだ。現段階では、国を治めるルールも法律も存在しない。仕切っているのはブロガーであり、ルールを策定する権限を持っている。ただし、ルールを作ったら、公開しなければならない。
ブログの所有者には以下の権利が与えられている。
- コンテンツとコメントを管理する権利
- コメントを編集する権利
- コメントを検閲する権利
- コメントを削除する権利
- 特定の人物やグループによるコメントを拒否する権利
つまり自由にコメントを編集し、検閲し、削除することができるということだろうか?それは違う。このリストは単にする権利があるということを謳っているだけだ。どのようにアプローチするのか、そしてどの程度管理するのかはブロガー次第である。それを読者に伝える必要がある。
コメントポリシーはブログを利用する際の大原則を設定する。
コメントポリシーは短く、優しい文章で綴ることも、長く、法律用語で埋めつくすこともできる。ブログの全体的な文章のスタイルに合わせる必要がある。さもなければ弁護士が提供する完全防備の法律文書になってしまう可能性がある。
ブログのコメントポリシーを策定するときに、考慮するべきコメントの大原則の例を幾つか紹介しよう。
- コメントフォームのガイドライン: コメントフォームには適切な、あるいは正当に聞こえる名前およびURLを記載しなければならない。キーワード、スパム、あるいはスプログのようなURL、または怪しい情報を掲載したコメントは編集あるいは削除される。
- Eメールのプライバシー: コメントを残すにはEメールアドレスを入力する必要があるが、ブログで公開されることも、共有されることもない。ブログの所有者が個別にコメンターに接触する際に使われる可能性はある。
- コメンターのプライバシーおよび保護: コメント内に投稿されたすべてのメールアドレス、住所、電話番号、およびあらゆるプライベートかつ個人的な情報はコメンターのプライバシーを保護するために出来るだけ早く削除する。編集されたくないのなら、プライベートな情報は決してブログのコメント内に掲載しないこと。
- 言葉とマナー: このブログは「家族のようにフレンドリー」であり、攻撃的あるいは不適切な言葉が使われた、あるいはブログの所有者に無礼または攻撃的だと思われるようなコメントは編集、あるいは削除される。フェアプレーを心がけよう。
- コメント=会話: 会話とは関係のないコメント、不適切な展開が続くコメント、あるいは会話を止めてしまうコメントは編集、あるいは削除される。
- リンクの制限: このブログでは2本以上リンクが貼られているコメントは自動的にブロガーに承認を求めるシステムになっている。そのためブログに表示されるタイミングが遅れる可能性がある。4本以上リンクが掲載されているコメントはスパムと見なされる可能性もある。
- ブロガーの対応: このブログのコメントは、ブログのコメントに対して直接応答している場合のみ対応する。ブロガーは非公式にメールあるいはその他の方法を介してブログのコメントに応対する可能性がある(あるいはない)。
- コメントが表示されない場合: もしこのブログにコメントを残し、適当な時間が経ったあとも表示されず、このコメントポリシーを違反していないことが明らかな場合、ブロガーに連絡すること(連絡する方法)。
- 個人を攻撃するコメントは禁止: フェアプレーの精神に則り、個人的な攻撃はこのブログのコメントでは認められない。質問することや、議論することはできるが、ブロガーあるいはその他のコメンターを攻撃することは許されない。仲間の参加者を尊重することができない人に対しては、削除あるいはアクセスを拒否する可能性がある。
- コメントスパム: コメントスパムと思われるようなコメントはすべて削除あるいはコメントスパムとしてマークされる。
- コメンターの拒否: このコメントポリシーを違反すると今後のアクセスあるいはコメントが拒否される。
- ブログの権利: このブログの所有者、管理者、投稿者、編集者、あるいは著者は、すべてのコメントに対して、編集、削除、移動、あるいはスパムとして登録する権利を持っている。また人間、グループ、あるいはブログ自体からのアクセスを拒否することができる権利も持っている。
- 免責: このブログのすべてのコメントに対する責任はブロガー、管理者、投稿者、編集者あるいは著者ではなく、コメンターが負うこととする。ブログにコメントを投稿することで、コメントの内容が自分のものであり、このサイト、「ブロガーの名前」、そしてすべての関係者および代理人の責任を免じ、上記の人物があらゆる悪影響、損害あるいは負担の責任を負わないことに同意する。
- トラクバック=コメント: すべてのトラクバックはコメントポリシーに従って取り扱われる。
ライター紹介:
Lorelle on WordPress(ローレル・オン・ワードプレス)等の複数のブログを書くローレル・ファンフォッセンはブログ歴13年という大ベテランである。ウェブテクノロジーの発達と共にブログを書き続け、旅行、自然、旅行写真、ウェブデザイン、ウェブ理論、開発、ブログそしてワードプレスなど幅広いテーマを取り扱っている。ローレルは売れ行き好調の書籍、「Blogging Tips: What Bloggers Won’t Tell You About Blogging(ブログのヒント、そして誰も教えてくれないヒント)」の作者でもある。この本は新装開店したブログヘラルド・ブックストアで購入することができる。
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