Wednesday, 19 November, 2008

コンテンツ盗用 「今そこにあるブログの危機」

9月 11日 at 3:30 pm by ジョナサン ベイリー -

ブロゴスフィアにおいて、ブログに投稿するコンテンツやRSSフィードを通じて配信するコンテンツの大半が結局盗まれてしまうという悲しい現実がある。現在のウェブでは、ゴミのようなブログを排出するスパマーが無数に存在し、しばらくブログを続けていると必ずと言っていいほどコンテンツ盗用の被害を被ることになるのだ。

そうは言っても、コンテンツやサイトによって危険の度合いも異なる。投稿するコンテンツの種類および公開する方法は、サイトがどれほど危険に晒されているかを把握することができる大きな要素である。

たとえこれらの要素を低減することも、ましてや変えることができなくても、意識することが、この領域の危険度を算定し、適切な措置を講ずる際の手立てとなるだろう。裏を返せば、これらの要素を無視してしまうと、現実の問題に対してまったくノーガードの状態になってしまうと言うことだ。

コンテンツの種類

どのような種類のコンテンツが一番盗まれやすいのかを知りたいなら、メールの迷惑メールホルダーを確認してみよう。スプロゴスフィアを散策すれば、迷惑メールホルダーにもありそうなスパムを目にすることができるだろう。

例えば、ギャンブルは双方の世界でとても人気のあるトピックだ。また、あらゆる類のスパマーはアダルトサイト、金融サービス、薬、怪しいソフトウェアの広告塔になっていることも共通している。

しかし、これらのトピックについて記事を書かないようにするだけでは不十分である。ローズ・デスローチズが1年ほど前に発見したように、スパムブロガーは盗むコンテンツを実際のコンテンツからではなく、的を絞ったキーワードから特定しているのだ。デスローチズは、辛い経験を経てこの事実を学んだ。子供達を守る両親について綴った記事が盗まれ、なんと若年ポルノの宣伝に使われていたのだ。

セックスやギャンブルについての記事を書かないだけでは対策としては不十分である。もしスパムボットが記事の中に彼らの望むキーワードを見つけると、内容に関係なく、盗んでしまうのだ。

トピックだけでなく、利用するキーワードにも注意する必要がある。そしてボットが勘違いして解釈してしまいそうなキーワードが掲載されている記事やサイトに密着し、作品の怪しい利用方法すべてに対処できるように準備しておくことが肝要だ。

公開する方法

フィード内のコンテンツと同様に、サイトで公開する方法や世に出す方法もまた、対処しなければならない盗作のレベルに影響を与える。

まずはブロガーの間でよく議論されている、フィードのフル表示VS部分表示問題から見ていこう。省略したコンテンツはコンテンツ盗作の被害を軽減するが、正規のユーザーを苛立たせるため、反対している人がいる。さらに悪いことに、サイト自体からコンテンツを盗む技術が存在するため、フィードを短くするメリットはあまり長続きしない。スパマーが短縮版のフィードに慣れてしまえば、障害物は何もなくなってしまうのだ。

次に、閲覧者やユーザーが簡単にフィードを見つけることができるようにする、オートディスカバリーあるいはメタタグを利用することで発生する問題について検証しよう。この機能を無効にすることで泥棒やコンテンツ盗作の予防になるのではないかと考える人もいるが、残念ながら効果はない。大部分のスクレイパーはブログではなく、検索エンジンやピングサービスを介してフィードを見つけており、オートディスカバリーを無効にしたところで予防にはならない。

しかし、このアイデアは3つ目であり最後の要素を導きだしてくれる。ピングだ。多くのスパマーは各種ピングサービスをうろつくスパイダーを持っているため、新しい記事を知らせてくれるサービスを選ぶことで、盗作に大きな影響を与えることができる。検索エンジンおよびディレクトリをピングする行為は賢明な処置だ。しかし、受け止めてくれるサービスすべてに記事を投げ入れる行為は逆効果である。

1つあるいは2つのサイトをピングして、拾ってくれそうな関連する検索エンジンすべてを把握することはとても便利ではあるものの、これはスパマーにとっても便利だということを忘れてはいけない。彼らはブロゴスフィアに直接侵入し、お好みのキーワードを使って、流れるコンテンツを探す手段を既に手に入れている。多くのメジャーな検索エンジンは直接ピングする手段を提供しているため、これを使うのが無難だろう。

この件に関してはいずれ細かく議論していきたいと思う。

結論

自分のコンテンツをスパマーに見つけられないように、あるいは使われないようにするための妥当な対策がないわけではないが、大部分においては、誤った利用を見つけ、追跡するアプローチが最も有効である。この際、Copyfeed(コピーフィード)などのプラグインや、FeedBurner(フィードバーナー)などのサービスが貴重な戦力になってくれるだろう。

つまり、文章のスタイルあるいはRSSの戦略を変えてコンテンツ盗用に対抗する作戦は現実的ではないのだ。すべてのコンテンツ盗用を食い止めることができないだけでなく、他の面で自分のサイトにダメージを与えてしまうからだ。サイトのピング戦略を変える作戦でさえ、費用対効果の分析、そしてコンテンツの保護とトラフィックの獲得の間の正しいバランスを探るための実験が必要になるだろう。

それよりも大事なのは、状況を意識して、危険の度合いを特定することである。この評価は、ブログだけでなく、それぞれの記事に対しても行うべきである。記事によっては特別レベルの注意が必要だからだ。こうすることで一番危険なレベルにある記事とサイトに時間と労力を集中させることができるようになるのだ。

不幸にも、現段階では、ウェブ上のコンテンツ盗用に対処する方策としては、誤用を探しては、止めさせる探偵行為に頼らざるを得ない状況だ。 現実として、時と頻度の違いはあるものの、この記事を読んでいるすべての人が盗用の被害に合う危険性があるのだ。

ライター紹介: ジョナサン・ベイリーは盗用、コンテンツ盗作、そしてウェブの著作権問題をテーマに取り上げ、Plagiarism Today(プレジャリズム・トゥデイ)でブログを書いている。ジョナサンはコンテンツ盗作問題に対応するウェブマスターが正確な情報を集め、この変化の激しい分野で取り残されないようにこのブログを2005年に始めた。それ以来、コンサルティングサービスをウェブマスターや企業に提供し、彼らが現実的なコンテンツ保護戦略を考案できるように、そして効果的な著作権ポリシーを策定できるように支援している。ジョナサンは弁護士ではなく、彼が提供している情報も法的なアドバイスとして捉えるべきではない。

[原文へ]


トラックバックURL:
http://jp.blogherald.com/2007/09/11/content-theft-how-at-risk-is-your-blog/trackback/

0件のコメントがあります。



コメントはありません