Thursday, 28 August, 2008

コメントに対して神経をすり減らしつつある現状

9月 3日 at 3:09 pm by ローレル ファンフォッセン -

私だけなのかもしれない。毎日複数のブログで対応しなければならないコメントスパムの数に圧倒されてしまっているのかもしれない。次第に良いコメントと悪いコメントを見分けるのが難しくなってきた。もしかすると、私はコメントに対して過剰に反応するようになりつつあるのかもしれない。

皆さんはどうだろうか?

先日、幾つかのブログに残した私のコメントが原因で、私はブロガーから大きな非難を受けた。彼らは私のコメントに対して身構えるようにして怒鳴り返してきたのだ。

私は自分が残したコメントを確認してみたが、咎めるような内容でも彼らを非難するような内容でもなかった。その中の一つのコメントでは、多くのブロガーと同じようなコメントを残していたので頭にきた。そのコメントは議論が必要であったテーマをそのブロガーが取り上げてくれたことに感謝しているという旨の内容であった。その返事として彼はブログの記事の3倍ほどの長さのコメントを綴り、私のコメントが攻撃的だとして追及していたのだ。私は何度も自分のコメントを読み返したが、攻撃的なものだとはどうしても思えなかった。もしかしたら止むを得なかったのかもしれないし、そうではないのかもしれない。彼の急所を突いてしまったのかもしれない。本当に謎だ。

私たちは皆ブログのコメントに対して身構えるようになりつつあるのだろうか?

それはなぜだろうか?

殺到するコメントスパム

先週、Lorelle on WordPress(ローレル・オン・ワードプレス)ではAkismet(アキスメット)でコメントスパムと認定されたコメントの数が100万に達した。ちなみにアキスメットがWordPress.com(ワードプレスドットコム)のブログでサービスを開始したのが2005年の10月である。私はそれ以来少なく見積もっても1,200本以上の記事を投稿しているので、計算すると、たった1サイトのブログで、過去23ヶ月間、おびただしい数のコメントスパムに狙われたことになる。

  • 過去23ヶ月間、一カ月平均で4万4,182個のコメントスパムを受信
  • 671日間、1日につき1,512個のコメントスパムをを受信
  • 記事1本につき、846.82個のコメントスパムを受信

数字を見るだけでも頭が痛くなりそうだ!

Akismet statistics chart for comment spams caught August 2007

リンクジュースを巡る戦い

ブログのコメントを自動的にスパムする機械に対応するだけでも大変なのに、現在では、人間コメントスパマーにも対応しなければならない。さらに、注目と「リンクジュース」を求める人たちがコメントと自分のサイトへのリンクを到る所に拡散し始めている。…私はいろいろなことを考えすぎてしまう。皆さんはどうだろうか?

アキスメットは、サービスを開始した2005年10月からこの記事を書いている時点まで、実に250億468万8,476ものコメントスパムを捕まえているようだ。今日だけで8,447万7,201のコメントスパムを捕まえている。彼らの予測によると、93%のコメントがスパムのようだ。

数日前、この予測値は95%であった。

もし、5%のコメントすべてが正当なものだとして、なぜこれほど多くの劣悪なコメントがあるのだろうか?

「金が世界を動かしていく」

その通り。90%以上のコメントは欲によって投稿されている。金欲しさだけでなく、注目、そしてページランクのスコアを求めているのだ。

少し的を外れたコメントを見つけると、疑わしくなることがあるだろうか?署名、ブログのタイトル、役職、ブログへの複数のリンクが掲載されたコメントを見つけると、さらに疑いたくなるのではないだろうか?

たとえコメントが問題なさそうに見えても、コメントフォームの名前とリンクが怪しげな場合、何気なく削除あるいはスパムボタンを押してしまっているのではないだろうか?

ブログのコメントにとても怯えているものの、喉から手が出るほどコメントを欲しがっているのが現状だ。ブログの記事の成功を、得たコメントの数で測ることもある。こう考えると、ブログのコメントに対して非常に過敏になってしまっても何の不思議もない。

必要以上にコメントを読んではいないだろうか?

ブログのコメントの周りをネガティブなエネルギーが囲んでいるが、皆さんは必要以上にコメントに気を使っているのではないのだろうか?

私たちの記事のほとんどが言葉で作られているように、コメントも言葉で作られている。真面目にコメントをつづっているのか、そうではないのかを読者に伝える際、顔文字やスマイルマークを使う以外、自分たちの感情を表現しようとする手立てはあまりない。そのため、コメントの裏側にある意図を理解することなく、コメントのトーンを誤解してしまいがちになってしまうのだ。

次にコメントを残す人を一刀両断する前に、考慮するべき点を幾つか次に紹介しよう。

  • 意図は何かを探る。意図は常に明らかにされているとは限らない。言葉の間を読み、言葉の裏側にある本当の意味を探ろう。
  • 彼らは誰かを考える。コメントを残す時、私はベテランブロガーとしての経験から意見を出している。名前を覚えてもらおうとは思っていないが、もし彼らが私の意図をくみ取れない場合でも、私のウェブサイトやブログを軽くチェックすることで、私の意図や専門性の大部分は理解できるはずだ。
  • 休む。コメントは読むが、返信しない。すべてのコメントが返信を必要としているわけではない。本能的に返信するのではなく、コメントの内容を理解するための時間を取る方がよっぽど重要である。時間を十分に取ってから、返事のことをじっくり考えよう。
  • コメンターに疑わしきは罰せずの原則の恩恵を与える。理解や返答する内容が自己防衛的だとしても、コメンターには、疑わしきは罰せずという原則の恩恵を与え、充分な情報が集まるまでは、質問を投げかけたり、身構えずに答えを提供しよう。
  • 温度を測る。返事を書く前に、自分のムードを確認しよう。自分を守るために非難するのではなく、一貫した文章を書くために、冷静且つ落ち着いていることを確認しよう。

コメンターの視点で、コメントを書くときは、ブロガーはコメントスパムや攻撃的なコメンターや煩わしいコメンターに対応する重圧を受けていることを考え、慎重にコメントを綴るようにしよう。明確に、且つ慎重に、正しい言葉を選んで、言いたいことを伝えよう。記事のコメントに意味を持たせ、不要な喧嘩を始めるのではなく、会話に勢いを与えよう。

コメントに対して神経を使い、身構えるようになってきていることに気づいているだろうか?毎日、ルーペを使って油断なく目を光らせているのだろうか?

ライター紹介: Lorelle on WordPress

(ローレル・オン・ワードプレス)等の複数のブログを書くローレル・ファンフォッセンはブログ歴13年という大ベテランである。ウェブテクノロジーの発達と共にブログを書き続け、旅行、自然、旅行写真、ウェブデザイン、ウェブ理論、開発、ブログそしてワードプレスなど幅広いテーマを取り扱っている。ローレルは売れ行き好調の書籍、「Blogging Tips: What Bloggers Won’t Tell You About Blogging(ブログのヒント、そして誰も教えてくれないヒント)」の作者でもある。この本は新装開店したブログヘラルド・ブックストアで購入することができる。

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