先日ここブログヘラルドに投稿して人気を集めた記事「SEOのヒント「古い記事を活用してページランクを上げる方法」」の中で、私は古い記事に新しい命を吹き込む理由と方法に関するヒントを綴り、そうすることで価値が上がることを説明した。
古い記事、中でも時間に囚われない記事は長期間にわたって継続的にブログに価値を与え、検索して記事を見つけた新しい読者およびビジターを呼び込んでくれる。貼られるリンクの数が多ければ、その記事が、ブログの玄関口として、そしてビジターがやって来て最初に目にする第一印象としての役割を担う可能性は高くなる。
My Tech Talk(マイ・テク・トーク)はつい先日個人や企業がブログを利用する方法を学ぶ際の手助けに関する記事を投稿し、その中で私の記事「ブログとハウ・トゥー・ブログを学ぶ」という記事が紹介されていた。私はリンクを貼ってくれたことに感謝し、自分の記事を確認してみることに決めた。あの記事を書いてからかなりの時間が経過していたからだ。
私の判断は正しかった!
この記事は2005年に投稿されたものだが、トラックバックやコメントを通じて、2年経った今日でも多くの注目を集め、人気記事トップ25リストにも度々顔を出している。記事ID番号は31番であり、WordPress.com(ワードプレスドットコム)のテスト用としてブログを管理していた初期に投稿されたものだ。「Lorelle on WordPress(ローレル・オン・ワードプレス)」というタイトルは、当時のブロガーの間では「マーク・オン・ワードプレス」、「マット・オン・ワードプレス」のように自分の名前にオン・ワードプレスを加えて、ブログの名前にすることが流行っていたため、このような名前が私のブログにもついたのだ。そして、私はこの名前をこのブログの目的と同様に現在も継続している。
私は投稿して以来この記事をじっくり読み返したことはなかった。大きな注目を集めてきたことを考えると、今でも注目に値するかどうか確かめるべきだったかもしれない。とりわけ多くの人がリンクを貼り、私のブログの玄関口となりビジターを迎えていることを考えると尚更だ。私は以下の項目を確認した。
- 内容
- 伝え方
- 自分の言いたかったことが伝えられているか
- ブログの別のリソースに良質なリンクを提供しているかどうか
- 外部サイトへのリンクは引き続き有効かどうか
- さらに良い記事にするためには何をすればいいのか
次に私が記事を整理する上で踏んだ手順を紹介しよう。
関連するコンテンツを提供し、価値を加える
まず私は「関連する記事」セクションをチェックして、リストアップされている記事のなかに最近同じテーマについて書いた記事が漏れていないどうかを確認した。リストアップされていない記事が見つかった。
私はこのリストをWordPress Plugin(ワードプレス・プラグイン)の力を借りずに自分で作成した。ブログの記事を読み返し、関連する記事があれば随時加えていくようにしている。
リストに加えるべき記事が多数存在した。そのため私はそれらの記事を分類し、一般的なテーマ別に振り分けていった。読者を彼らが求めている情報が掲載されている場所に導き、ナビゲーションの負担を軽くすることで、リンクの価値が上がるのだ。
これらの関連する記事へのリンクはブログとその記事にとっても、ユニークな価値を与えている。リンクのリストが読者にさらに情報を提供するため、当初彼らが求めていた情報を上回る情報を与えることができるのだ。
また、ブロガーがそのテーマを熟知していることも伝わる。関連するコンテンツのリンクやリストを掲載することで、専門家としての評価も上がるだろう。ブログのヒントに関する記事を1本綴るのではなく、5本、10本、20本、あるいはそれ以上綴るのだ。熟知していなければ多くの記事を投稿することは出来ないはずだ。
こうすることでシリーズ記事、つまり評価や専門家としての地位を向上させる記事のコレクションを形成することができる。これはブロガーとしての自分、そしてどれぐらい長い間ブログに取り組んできたのかが大きく反映される。
コンテンツを整理する
次に私はスペルチェックに取り組んだ。以前はFirefox(ファイヤーフォックス)にも、そしてWordPress(ワードプレス)にも、スペルチェック機能や「form」と「from」のようなよくある間違いを教えてくれる機能も搭載されていなかった。そのため私は全文を読み直してみた。
記事は多くの段落で形成されており、大量の情報が箇条書きで綴られ、強調されている箇所もあった。また、本格的な編集作業に取り組む必要がある、情報が乱雑に散らばっている箇所も多数あった。
過去2年間、私はローレル・オン・ワードプレスでの文章のスタイルを、フレーズを簡略化したり、箇条書きや小見出しを使ってポイントを強調したりすることで改善してきた。そうすることで見るべきポイントをはっきりさせて、コンテンツの重要なポイントを最初から最後まで順に辿ってもらうことができるのだ。
私は掃除機、電動やすり、ブラシを持ち出し、作業に取り掛かった。
巨大な文章の塊を分類し、見出しをつけた。情報やヒント等の段落を箇条書きに分解できるときは、迷わず実行した。脱線しているコンテンツや不要なコンテンツを削除し、伝えたかったポイントに再び焦点を当てるようにした。
記事は長くなったが、これは新たにグラフを追加し、小見出しや箇条書きによるスペースが増えたためである。元々の記事から、500ワード前後変えることになった。
良質な小見出しを加えることで、記事に流れが加わり、読者を最後まで導くことができるようになった。
外部のリンクをチェックする
私はこの記事に、自分で見つけた、ブログのハウ・トゥー関連の分野をカバーする他のブロガーの記事のリストを掲載していた。これらの記事は掲載されてからすでに2年間を経ており、時代遅れになっている可能性が高く、また存在しているかどうかすら怪しかった。
リンクに対して簡単なテストを行ったところ、現存しないページは2、3ページのみであった。
私はこれらのリンクを削除し、新たなリンク先を探した。
2005年は「ウェブログ」という用語が「ブログ」に変わった年であり、ブログに関する文章を、そして、この新しいコミュニケーションメディアについてブロガーが必要なヒントやテクニックに関する文章を書いているブロガーはほとんどいなかった。そのため当時このテーマに関する質の高い記事を見つけるのは難しかった。それがこの記事を書いたきっかけであった。
それから私は新たなゴールドを探しはじめた。
2007年現在、ウェブ上にはハウ・トゥー・ブログに関する情報が氾濫している。ブログに関するテーマが多数存在するため、質の高い情報もそこらへんに転がっている。しかし、意外にもそこに辿りつくまでには、非常に多くのゴミのような情報を掻き分けなければならなかった。
ブログのヒントを提供する記事の多くが、たとえ昨日投稿されたものであっても時代遅れになってしまっている。過去のニュースになり、誤った情報と共に何度も何度も繰り返し、投稿されている。そして、ブロック引用した良質の記事のリンクのほとんどが2005年のリストに向かっていることに私は気づいた。私はブログというテーマに関して本当に素晴らしい情報を提供している記事は2、3本しか存在しないことを学んだ。
その後新たな記事を数本見つけたが、ブログに関して良質な記事を綴る2,3人のブロガーを堂々巡りしていることに気づいた。そのため、私は読む価値のある、これらのブログをリストに含め、さらにコンテンツに価値を加えた。
リンクのリストにさらに価値を加える
外部リンクをチェックしているとき、私にはリストしかなく、しかもそのなかの記事の幾つかは、タイトルが記事内で綴られているメリットを上手く表現できていないことに気づいた。
今日のリンクのリストはリンクに価値を加える必要がある。リンクをリストアップしただけでは不十分なのだ。これらのリンクをクリックすることが読者の問題を解決する手立てになることを証明しなくてはならない。
そのため私はリンク先のコンテンツに関する文を若干加え、そのページで学べることを説明することにした。
これがSEO的な価値を記事に加えた。こうすることでキーワードおよび検索用語が増えたため、「ハウ・トゥー・ブログ」で検索をかけた人達に発見される可能性が高くなった。
また、読者がクリックするかパスするかを選択する際にも役に立つ。読者の役に立つということは、ブロガーの役にも立つということだ。
図およびデザインの細部を更新する
保存する前の最後の仕上げとして、私は記事を見直して、図およびデザインの細部を修正した。今や私のブログにとって図やデザインは欠かせない要素になっている。
2005年、ワードプレスのテーマの選択肢は非常に狭かった。この時代のテーマは素敵であり、シンプルではあったが、私のブログのニーズおよびデザインの好みにはそぐわなかった。そのため私はワードプレスドットコムがSandbox WordPress Theme(サンドボックス・ワードプレス・テーマ)の提供を開始するまでは、自分の求めている「見た目」を手に入れるために、自らグラフィック効果を開発しなければならかった。サンドボックス・ワードプレス・テーマが登場する以前は、ワードプレスドットコムのブロガーは、ブログの見た目をカスタマイズすることができなかったのだ。
古い記事には不自然なデザイン要素が使われていたため、これらを一掃して、今やお馴染みとなった署名を加えた。いつのまにかこの署名がブランド的な要素として私のブログには欠かせない存在となっていた。
この記事は視覚的にも最近の記事に見劣りしなくなり、ブログ全体のデザインの統一感を保つことにも成功した。
古い記事を更新するメリット
この1本の記事を更新するのに2時間近くかかってしまったが、非常に有意義な時間であった。現在この記事は、人気者の記事として、そしてブログの玄関口として新鮮且つ最新の情報を読者に提供するだけでなく、より関連するコンテンツや価値を読者およびビジターに提供することで、ブログのために尽くしてくれているのだ。
更新したことでキーワードや検索用語が加わり、「ハウ・トゥー・ブログ」に関する情報を検索する人達に見つけてもらえるチャンスも高まった。
この記事は読みやすく生まれ変わり、読者が求めているヒントやリソースを提供している。こうして被リンクが増える可能性が高まるのだ。
さらに私はこの1本の記事にかけがえのないリソースが含まれていることに気づいた。私はもうすぐ「ハウ・トゥー・ブログ」のベーシックなワークショップや講演イベントを幾つか行う予定があり、この記事を資料として配布するために今からプリントアウトしようと思っている。オーディエンスの人達に私のブログからリソースとしてこれらの資料を持って帰ってもらいたいのだ。
投稿してから2年が経過した記事を再生させる作業は、家を売り出す前に整理する作業に似ている。修理に5,000ドル費やすこともあるが、この結果25,000ドル以上の価値を加えられる可能性だってある。古い記事を更新することで、ブログの価値を10倍高めることができるかもしれない。
ライター紹介: Lorelle on WordPress(ローレル・オン・ワードプレス)等の複数のブログを書くローレル・ファンフォッセンはブログ歴13年という大ベテランである。ウェブテクノロジーの発達と共にブログを書き続け、旅行、自然、旅行写真、ウェブデザイン、ウェブ理論、開発、ブログそしてワードプレスなど幅広いテーマを取り扱っている。ローレルは売れ行き好調の書籍、「Blogging Tips: What Bloggers Won’t Tell You About Blogging(ブログのヒント、そして誰も教えてくれないヒント)」の作者でもある。この本は新装開店したブログヘラルド・ブックストアで購入することができる。
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