スチュアートが「Facebook(フェイスブック)は個人的なブログを絶滅に追い込んでいるのか?」という興味深い意見を綴った記事をTech Digest(テク・ダイジェスト)に投稿した。この記事のなかで、彼は個人のブログサービスが、ターゲットとしているオーディエンスの支持を受けられなくなっており、フェイスブックにお株を奪われてしまっていると主張している。
スチュアートはVox(ヴォックス)やTwitter(トゥウィッター)の終焉も予告している。これらのサービスは共に個人的な生活を綴るためのブログ、あるいはマイクロブログを設定するサービスである。
私も、そして私の友人も基本的に個人的なブログやマイクロブログを放棄している。投稿状況をいちいち更新したり、グループに加わったり、バーチャルの魚を送りあったりするのは面倒くさい。そう思うのは私達だけではないはずだ。
「適切な」個人ブログを書き続けている人達はまだまだたくさんいる。しかしスチュアートが繰り返し主張しているように、こういった人達は皆、少なくとも数年間ブログを続けており、ヴォックス、Blogger(ブロガー)、Typepad(タイプパッド)、Live Journal(ライブ・ジャーナル)、あるいはWordpress(ワードプレス)のいずれかにサインアップしているか、あるいは本腰を入れて自分でドメインとホスティングを所有しているような人達だ。
ヴォックスはサービスを提供し始めた当初、母親や技術にうとい友達でもブログを始めることができるというのが売り文句であった。実際にヴォックスは綿密にデザインされ、簡単に利用することができる素晴らしいサービスだ。それでも私の友人や家族はヴォックスに飛び乗らずに、フェイスブックを利用している。親戚の叔母もフェイスブックを愛用している。彼らが望んでいるのはブログではなく、簡単な文章やメディアを使ってコミュニケーションを取り合うことができるソーシャルメディアなのだ。
他のサービスが劣悪だというわけではないが、オンラインで交流するツールとしては、もはや支持を得ることが難しくなってきているのは事実だ。成功しているブログでは非常に双方向的な交流が積極的に行われているのは確かだが、大多数の個人のブロガーにとっては、記事を投稿してレスポンスがなければ寂しくもなるし、独り言を言っているように思えてしまうのである。
サービス開始当初からフェイスブックはこれらのサービスよりも遥かに双方向的であり、大多数の個人的なブログが知り合いに向けて記事を投稿している事実を考慮すると、これらのサービスがソーシャルネットワーキングサイトに太刀打ちできないのは目に見えている。
このような状況下では、個人のブログはニッチとして残っていくのが精一杯であり、トゥウィターがサービス開始時の人気を保つのも難しいだろう。
スチュアートが絶滅に向かっていると主張しているのはあくまでも個人的なブログであり、プロブログまたはニッチなブログのことではない。この傾向に何か問題でもあるのだろうか?自分の生活を事細かに周りにいる人達と分かち合うことを望む人は、簡単に使いこなすことが出来て、人気のあるサービスに乗っかっていくはずだ。単なるブログは彼らにとって、もはや過去の産物になってしまったのかもしれない。
ライター紹介: アンディー・メレットは様々な企業や非営利団体で、管理スタッフとして、そして技術スタッフとして勤務した経験を持つ。これまで携わった職種はウェブ開発やデータベース開発、システム分析、プログラミング等、実に多彩だ。アンディーは現在フルタイムのプロブロガーであり、取り扱うテーマは消費者用テクノロジー、インターネット、音楽そして社会等、とても豊かである。また、Tech Digest(テク・ダイジェスト)、HDTVUK、iPhonic(iフォニック)等の多数のShiny Media(シャイニー・メディア)のブログに記事を投稿し、他にもPiano & Synth(ピアノ&シンセ)やFamily Relationships(ファミリー・リレーションシップス)等のプロジェクトに取り掛かっている。またFacebook(フェイスブック)のヘビーユーザーとしても有名である。現在アンディーは英国の中心地、ロンドンで生活している。
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