盗用に対処する際、多くのブロガーが問題をリサーチし、盗用者を割り出す、あるいは誰がホストしているのかを突き止めるプロセスに苦労する。
これらを実行するには、ある程度の探し出すための作業量、そして技術的な専門知識が求められる。専門的なツールを使って盗用者の足跡を追い、身元とアジトを突き止めるような、インターネット探偵の能力が少なからず要求されるのだ。
初心者には難しいかもしれない。ネットワークの世界には、秀才をも困惑させる奇妙な用語やアイデアが溢れている。しかし、使うツール自体は実際にはシンプルであり、必要な探索作業はすべてウェブブラウザーを通じて行われる。
少しだけ時間を取って、各種ツールの名前と機能を学べば、インターネット探偵への道が開かれるのだ。
ツールを利用する必要がないとき
ツールを紹介する前に、知っておくべきことがある。それは多くの場合、このような探偵作業は必要ないということだ。もし自分のコンテンツを使っている人が、ドメイン名(.co.jp、.netなど)を持っていなければ、wordpress.comやblogspot.com等の無料ホスティングサービスを利用していることになるので、ネットワーキングツールを使う必要性も、用途もない。
こういった場合、このツールを使って、盗用者の身元を特定することができないものの、ホストが誰なのかは一目瞭然である。サイトを運営している企業に直接クレームをつけ、DMCA通知状やその他の訴状を送りつけよう。
通常、当該企業のホームページ上や、あるいは私のDMCA連絡先リストを見ればDMCA用の連絡先を見つけることができるだろう。
このような場合、ネットワーキングツールを使わずに、より直接的なアプローチを取るべきである。また、こういったケースは増え続ける傾向にある。
盗用者を更正させるチャンスを与えよう。
Whois(フーイズ)
技術用語辞典の定義によると、Whois(フーイズ)とは「サイトのDNS情報を表示させるために一般的に利用されるコマンド。所有者、ネームサーバーの情報、そして所有者のアドレスを表示する。」と記載されていた。
基本的に、フーイズクエリは当該ドメインの「フーイズレコード」と呼ばれるものを取得する。フーイズレコードはドメインを登録した人の情報が記載されており、通常、名前、住所、電話番号、そしてドメインが取得された登録機関がこの情報の中に含まれている。
盗用者と直接連絡を取りたい人には、この情報はとても役に立つ。誤ったフーイズ情報を提供するのは、ICANN規則(ICANNとはドメインを監視する国際的な団体)に違反する。そのため、もし誤ったフーイズ情報を報告し、その情報が正確性を書いていれば、そのドメインを無効にさせることも不可能ではないのだ。
フーイズクエリを実行できるサイトが多数存在する。その中でも強力なのがDomain Tools(ドメイン・ツールズ)だ。ドメイン・ツールズは実質的にこれから紹介するツールすべてに関係してくることもあり、今後このシリーズで何回か登場することになるだろう。
ドメイン・ツールズでフーイズクエリを実行するには、wwwあるいはhttp//以降のドメイン名を入力し、結果を待つだけだ。そして「フーイズレコード」に到達するまでページをスクロールダウンする。「登録者」という見出しの下にそのドメインの連絡先情報が掲載されているはずだ。
DomainsByProxy(ドメインズバイプロキシ)等の多くのサイトが、個人情報をフーイズ情報から外すして、フーイズを匿名化させるサービスを提供していることに留意しよう。しかし意気消沈するのはまだ早い。連絡先情報はまだ有効であり、匿名のアカウントにメールを送れば、本当のアドレスに転送されるのだ。実際の住所に文書を郵送するときにも同じことが言える。
もしメールアドレスが宛先不明で戻ってきてしまったら、誤ったフーイズ情報を掲載していることに対して、所有者に報告することもできる。匿名化されていないものの、情報が無効な場合にも同じことが言える。
DNS/逆引きDNS
DNSはドメイン・ネーム・サービスの略称であり、ドメイン名はIPアドレスを意味する。 コンピューターはドメイン名を理解することができず、サイトがホストされているサーバーをIPアドレスから割り出していることもあり、DNSは非常に重要である。そして、ネット上に多数存在するDNSサーバーは特別なプロトコルを介して情報を提供している。
通常、レポートの下部に掲載されているドメインサーバーの見出しのすぐ下のフーイズレコードを見ることで、サイトのホストが誰なのかを特定することができることもある。多くのサイトはホストのDNSサーバーを利用しているため、リストアップされたドメインを追うことで、しばしばホストを追跡することもできる。
しかし、その情報が正しいとは限らない。とりわけ見つかることを恐れているサイトや、安定性を改善しているサイトは、第三者のDNSサーバーを使っていることがある。こういった場合、DNSルックアップを実行して、ホストの実際のIPを見る必要がある。
DNSルックアップは、ブラウザーにアドレスを入力するときと全く同じことを行う。つまり、ドメインに対するリクエストをDNSサーバーに送り、IPアドレスを読み出すのだ。そのIPにアクセスするのではなく、あくまでも読む込むために表示するのだ。
ピリオドを挟んだ4つの数字の組み合わせであるIPアドレスは、次にDNSの逆引きクエリを実行する。もしIPにドメインが1つしか存在しないなら(専用IPと呼ばれる)、DNSの逆引きは同じドメイン情報を提示する。しかし、多くのホストは1つのIPに数百ものドメインを加えているため、DNSの逆引きはサーバー自体に関連するドメイン情報を提供する。
ドメイン・ツールズでドメインのDNSクエリを実行するのは簡単である。ホームページ上のドメインを入力すれば自動的に実行してくれるのだ。「サーバー・データ」のサブセクションまでページをスクロールダウンすると、IPアドレスを見つけることができる。DNSの逆引きも同様に簡単で、IPの次の「D」をクリックするだけで、そのIPのルックアップを実行し、関連するDNS情報をすべて作成してくれる。
便利だが、この情報を常に信用していいかどうかは微妙なところだ。サーバーやホームページに対してドメインを分離させているホストも存在するので、一向にターゲットに近づけない可能性もある。
幸運にも、自分の作品を盗んでいる盗用者やコンテンツ泥棒を止めるために、さらに距離を縮め、必要な情報を得る際に役立つツールは他にも存在する。
結論
今回の記事は3本の記事の1本目に過ぎないが、今回紹介したツールは重要なものばかりだ。フーイズとDNSのルックアップはインターネット探偵の必需品であり、盗用者を追跡するための基本的なツールでもある。
フーイズとDNSのルックアップだけではすべての答えを得ることはできないものの、実行するツールの基本的な要素であることに変わりはない。パート2では、ホストを確実に特定するためのツールに触れ、パート3では全体的なスパム動作を追跡するためのツールと方法を紹介する予定だ。
あらゆるタイプの盗用者、スパマー、スクレイパーを追跡するための知識をすぐに手に入れることができるので、チャンネルはそのまま。
ライター紹介: ジョナサン・ベイリーは盗用、コンテンツ盗作、そしてウェブの著作権問題をテーマに取り上げ、Plagiarism Today(プレジャリズム・トゥデイ)でブログを書いている。ジョナサンはコンテンツ盗作問題に対応するウェブマスターが正確な情報を集め、この変化の激しい分野で取り残されないようにこのブログを2005年に始めた。それ以来、コンサルティングサービスをウェブマスターや企業に提供し、彼らが現実的なコンテンツ保護戦略を考案できるように、そして効果的な著作権ポリシーを策定できるように支援している。ジョナサンは弁護士ではなく、彼が提供している情報も法的なアドバイスとして捉えるべきではない。
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