私のブログのコメント欄で、あるブロガーが読者に見捨てられたため、ブログをクローズしなければならなくなったと嘆いていた。彼女が言うには、ブログを諦める理由はそれ以外にないそうだ。
「すべての作用に対して大きさが等しく、方向が反対の反作用がある」 このニュートンの法則のように、すべての行動に理由があるのだ。ブログもこの法則には勝てない。彼女の読者は理由もなく彼女を見捨てたのではない。何かが彼らを駆り立てたのだ。
彼女のケースについては何の予備知識もないが、この件がきっかけで、ブロガーのどのような行為により、読者は逃げてしまうのか考えるようになった。
ブロガーの間で競争が激しくなってきたのは事実だ。読者には無数の選択肢が与えられている。数があまりにも多いため、読者が読むブログの数を減らすのは当然の行為だ。
それでも二度と戻ってきてくれないほど読者から嫌われるには、何か理由があるはずだ。
読者を追い払う行為
「読者がブログの購読を止める34の理由」という記事の中で、ダーレン・ラウズは、ブログのRSSフィードの購読を止める理由を読者に尋ね、得た解答の中から興味深い情報を発見したと伝えている。次にリストから抜粋したサンプルを掲載する。
* 記事が多すぎる(記事の量に圧倒される)- 37
* 滅多に記事が投稿されない(あるいは全く更新されず、死んでいる状態) - 29
* フィードが部分的 - 25
* ブログの焦点がずれる(トピックに関係ない記事が多すぎる)- 23
* 他のブログと記事の内容が頻繁に重複する(ニュースの重複、繰り返し、リサイクル。)- 19
* おもしろくない - 16
* コンテンツの関連性が薄い - 13
* ブロガーのエゴ - 自分の宣伝ばかり - 11
* コンテンツのクオリティの低さ - 11
このリストを見直して、また私自身同様の問題を調べていて気づいたことがある。読者がブログから逃げ出す理由は、コンテンツ、期待、そして価値を中心として挙げられているのだ。
乏しいコンテンツ
コンテンツがブログの原動力である。ブログの心臓だ。コンテンツのレベルが低い場合、退屈な内容の場合、余剰なコンテンツが多い場合、関連性が薄い場合、タイトルや意図に合っていない場合、他のブログと重複している場合、オリジナリティが欠けている場合、真実味に欠ける場合、そして、一貫性に欠ける場合、読者は興味を失う。簡単に言うと、つまらないのだ。
至る所で競争が行われている中、わざわざつまらないブログを読むほど読者は暇ではない。
多すぎ、早すぎ
フィードフェイドあるいはフィードバーンアウトと呼ばれている。多くのブロガーが生産する記事の量に読者が圧倒されてしまう症状だ。フィードの購読数が少なくても、1日に投稿される記事の量にしり込みしてしまう。消化する情報の多さに絶えず辟易しているのだ。
ブログが読者の注意を引くために争い、フィードが洪水状態になってしまう。1日分のフィードを次の日に延期することもできるが、その間もそれぞれの記事が投稿され、山積みになっていく。瞬く間に対応し切れなくなるのだ。貯まりに貯まった未読の記事を読む代わりに、読者はリストからフィードを削除してしまうだろう。
否定的、嫌がらせ的なブログ
否定的で嫌がらせ的なブログのスタイルを貫いたブロガーはほとんどいない。数えるほどのブロガーにしか成しえない芸当であり、特別なスキルと言っても過言ではない。センセーショナルなものに人は集まるが、このような集団は非常に気まぐれだ。
しかしながら、ブログを流行り、品のよさ、そして一貫した文章を基に始め、情報、知的な刺激を提供し、読んで楽しい記事を投稿していても、声のトーンがとげとげしくなり、そのトーンのまま記事を投稿していると読者は逃げてしまう可能性がある。
ブログが自分自身に対して、読者に対して、そして、その他の人達や物事に対して、否定的になったり、愚痴っぽくなったり、恩着せがましくなったり、怒りっぽくなったり、嫌がらせっぽくなると、オーディエンスは疲れ果ててしまうだろう。疲れたオーディエンスはブログを去るのだ。
広告、自分の宣伝
もし楽しく読んでいるブログが広告を掲載し始めたり、あるいは広告の量を増やし始めたら、私はそのブログと決別したくなる。私は情報を得るためにブログを読んでいるのであって、収益の一部になるつもりはない。
多くの人がブログの絶え間なく変わる広告や、広告の増加に嫌悪感を覚える。コンテンツにたどり着くまでには、広告を掻き分けて進まなければならないほど大量の広告が掲載されているブログがある。
ブログの焦点が広告に当てられたり、エゴや自分の宣伝に走ってしまうと、読者はすぐにそっぽを向いてしまうだろう。読者はお金よりも自分達を大事にして欲しいのだ。
興味の変化
読者の興味の変化が原因で、購読者が減っても慌てる必要はない。
私はブログをテーマとしてブログを書いている。読者にブログを会得してもらえれば、ずっと追いかけてもらわなくても結構だ。追求する価値がある事柄はそこらへんにゴロゴロ転がっている。実に自然な流れだ。
また自分自身の興味が変わることも、これまた誰にでも起こりうることだ。そうすると、ブログのコンテンツも変わるので、読者が減少することになる。今まで彼らを引き付けていたことから足を洗うので、致し方がない。
繰り返しになるが、これはプロセスの一部である。コンテンツに加えた変化が、去った読者の代わりに、新しい読者を連れてきてくれることを願おう。
期待に添えない
Problogger(プロブロガー)でダーレン・ラウズが書いた「良質なブログが劣悪なブログに変わるとき」という記事の中で、彼は好きだったブログが、オリジナル色を変え、お金のためのブログになったときに悲しくなる理由を分析している。
私はこのブログに向けた怒りに自分でも驚いた。騙されたような、あるいは不正が私の知らないところで行われたような感情を覚えた。かつて思想的なリーダーとして有益なコンテンツを提供することで評判を築き上げたブロガーがいたが、彼はどうやら裏切って、影響力をお金に換えていたようなのだ。
ブログが文章のスタイルや意図を変えると、読者は騙されたと思い、去ってしまう。
もしブログに対する期待が変われば、その時点でブログの価値は消えてしまう。読者は裏切られたと思いながら、去っていくだろう。心を入替えたとしても、読者が戻ってきてくれる可能性は低い。
注目を維持できない
ブログに読者が集まる要因は何だろうか?人気が高く、注目を集める記事を掲載しているだろうか?数本しか掲載していないだろうか?関連するテーマにも対応しているだろうか?こういった記事がきっかけで、読者を集めているなら、読者の心を掴むことができた何よりの証拠だ。
人気のある記事と同様の記事、そして関連するテーマに関する記事を引き続き供給できなければ、物足りなさを感じる読者もでてくるだろう。その結果、彼らは興味のある記事をすべて読破した後、去っていくのだ。
後ほど、このテーマの続編に取り掛かろうと思う。読者を引き続き抱え込むための秘訣を紹介するつもりだ。
ライター紹介: Lorelle on WordPress(ローレル・オン・ワードプレス)等の複数のブログを書くローレル・ファンフォッセンはブログ歴13年という大ベテランである。ウェブテクノロジーの発達と共にブログを書き続け、旅行、自然、旅行写真、ウェブデザイン、ウェブ理論、開発、ブログそしてワードプレスなど幅広いテーマを取り扱っている。ローレルは売れ行き好調の書籍、「Blogging Tips: What Bloggers Won’t Tell You About Blogging(ブログのヒント、そして誰も教えてくれないヒント)」の作者でもある。この本は新装開店したブログヘラルド・ブックストアで購入することができる。
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1コメント
[…] 読者を失う理由には、なるほどと感心し、 人間コメントスパマー排斥運動には、 アメリカではついにこんな商売も始まっているんだと感心しながら、 有名ブロガーに、商品の宣伝をさせようとする日本のマーケティングも そんなに変わりないな、変に納得したり、 YouTube の動画を埋め込むことで発生する著作権問題では、 なるほどそんな問題も考えられると感心してます […]