もし貴方が自分の会社のCEOだとしたら、何を重要視するだろうか?何に特化させるだろうか?どんなスタイル、そして、どんな方針で会社を経営していくのだろうか?次のフレーズをトム・ピーターズが初めて語ってからもうすぐ10年になる。
現在のビジネスでは、自分というブランドをとことん売り込むことが何よりも重要なのだ。
その当時のウェブサイトにとっては当然のこと、現在のブログにおいても同じことが言える。誰でもブログを始めることができる。実際に、Joomla(ジュームラ)、Blogger(ブロガー)、Typepad(タイプパッド)、Movable Type(ムーバブル・タイプ)、WordPress(ワードプレス)等を使えば以前と比べて手軽に始めることができるので、大勢の人がブログを書いている。それでは、自分のブログを訪問してもらうには、コメントを残してもらうには、そして購読してもらうには何に頼ればいいのだろうか?その答えは単純そのもの。ブランド戦略だ。
毎日目を通しているブログがあるだろうか?貴方が信頼を寄せているブログである。こういったブログではブランド戦略によって、何度も読む価値があることを伝えている。ブランドこそが、読み続ける価値をブログに加わえるのだ。
考えてみよう。現在のブログはサービス組織のミニチュア版と言っても過言ではない。自ら記事を配信するだけで、物理的な資産はほとんど存在しない。大抵の場合、サーバーさえも所有していない。どこか他の場所でブログをホストしてもらっているのだ。そのためブログの資産は主に作業の成果物で構成されている。自ら作業に取り掛かり、またあるときはチームに参加することで、読者に価値をどのように提供すればいいのか徐々にコツを掴んでいく。読者が買い手かどうかは関係ない。
自らの会社のチーフ・マーケッターとして、自分のために、そして読者のために自問するべき質問がある。
何が差別化につながるのか?
たとえ定期的に働いているとしても、自分自身を新たな視点で見つめなおす必要に迫られる日がやってくるだろう。私は今まで5つの非営利・営利組織でマーケティング製品やマーケティングサービスの構築に携わってきた。今でも同じことをしている。しかし、連絡をもらったときも、ブログで書いている記事も、そしてライブイベントで交わす会話も、必ずと言っていいほど私自身をブランディングすることにしている。
貴方の好きなブランドは何だろう?私はベネトン、プラダ、ボディー・ショップ、アディダス、そしてアルマーニが好きだ。私が言いたいのは、貴方自身もブランドだと言うことだ。こういった企業のブランド担当者も同じ質問を自問している。どうすれば、自分のやっていること、そして自分の記事を差別化することができるのだろうか?
答えを紙に書いて、考えてみよう。その答えは貴方を際立たせているだろうか?コンテンツを見て連絡をくれた人にその答えが貴方のものだということが分かってもらえるだろうか?誰にも負けないと思える特徴を書き出していこう。
特徴、そしてメリットに関して、考えてみよう。特徴とは貴方に備わったものであり、メリットとは読者の役に立つものだ。私には、連絡をくれた人全員にしっかり対応するという特徴が備わっている。積極的に耳を傾け、興味を持ち、彼らのことを知り、彼らから学ぼうとする。そうすると彼らは興味を覚え、嬉しくなる。これがメリットだ。究極のメリットだと思う。たくさんの人のことを学び、メリットのおかげで交流を深めることができるのだ。
待っているので、貴方も自分の特徴とメリットについて紙に書き出してみよう。
出来ただろうか?素晴らしい。今度はその特徴を価値に照らして考えてみよう。その中で他の人にも納得してもらえるものは何だろうか?知っていること、そして自分に出来ることのなかで、誇りに思えるものは何だろうか?もう一歩踏み込み、自問しよう。自分の特徴のなかで、覚えておいてもらいたいのは何だろうか?
宣伝文句は何?
これで自分自身、そして何において有名になりたいのかが分かったはずだ。次は宣伝文句を考えて、実行しよう。これは会話のなかで自分のことを紹介する際に用いる、簡潔で、自然なメッセージのことだ。アルマーニ級の予算はないので、ありとあらゆる場面で自分に関する一貫したメッセージを自分から伝える必要がある。
ブログで既に実行しているはずだ。トピック(複数の場合もある)の選好、デザイン(あるいは誰かに代行してもらって)の選択、カテゴリーのメニュー構成、そしてブログロールの作成、これらすべてが宣伝文句だ。自分で選んだ色から、フィードカウンター、メール購読、ウィジェット等を加えるか加えないかに関する判断まで、サイト上のすべてが自分のブランドを反映している。
オフラインの人とどのように知り合うことができるのだろうか?そして、コンテンツのこと知ってもらい、ブログを読んでもらうにはどうすればいいのだろうか?オーディエンスに合うプロの団体や組織に加入しよう。地域的なコミュニティをサポートし、自分の立場をアピールしよう。局地的なオーディエンス、あるいはグローバルなオーディエンスを獲得するには、お好みのオーディエンス、そして彼らに会える場所を探し出し、オフラインであれ、オンラインであれ、積極的に自己紹介しよう。
知名度は自動的に増大する。これを覚えておいてもらいたい。このコンセプトはブログが誕生する前から存在する。貴方が知っている人、そして貴方を知っている人が多ければ多いほど、ブランドに注目が集まり、メリットが増えていく。貴方自身のブランドを宣伝する際、何もかもが重要になってくることを忘れないで欲しい。すべての言動、記事、さらに参加しなかったイベント、そして実行しなかったことがらにも注意しておこう。
次に自分の名刺について考えてみよう。名刺を持っているだろうか?どのようなデザインだろうか?ロゴは要らないからもしれないが、あればあれでブランドのアピールにはなるのではないだろうか?名刺上の情報はブログと一致しているだろうか?
そしてブランディングキャンペーンを行う際、自分の友人や連絡先の個人的なサークルが最高の提携先になる可能性があることを頭に入れておこう。なぜなら彼らは貴方の口コミマーケッターだからだ。
なぜ重要?
強烈なブランド力を持つことは、影響力を持つことと等しい。少し前に同僚とまさにこのトピックについてディスカッションをした。肩書きや社会的な立場には関係なく、影響は強力な武器となる。私にとっては、知り合いのネットワークを広げれば広げるほど、そのなかに存在するリソースとアイデアからネットワークにより多くのメリットを提供することができるようになる。
アバウトページは履歴書でもなければ無味乾燥な一覧でもない。貴方のブランドのポートフォーリオなのだ。携わったプロジェクト、成果、そして実績を示そう。マーケティング用に生き生きとしたパンフレットにしよう。
貴方だけの企業のもう1つのメリットが時間をかけて形成する提携関係だ。貴方にとっては同僚であり、友人であり、そして同じ目標を持つプロ同士のコネクションなのだ。誠実な提携先としてだけでなく、定期的な審査や確認を行う際にも手を貸してくれる。引き続き興味深く、且つ新鮮な記事を書いているだろうか?コンテンツを通して貴方の情熱は感じてもらえているだろうか?
多くのブロガーにとってブログは自分を見つめなおし、情報を分かち合い、新しい仕事を発見し、学ぶ手段なのだ。しかし自分で創り出すことができればそれに越したことはないだろう。貴方のブランドの価値は何だろう?
信じがたい話だが、この議論は10年前から全く鮮度を失っていない。それともう1つ。評判に関しては、強く、深みのあるブランドが物を言う。このトピックに関しても今後触れていきたい。とりあえず現段階で覚えておいてもらいたいのは、他の人からのイメージ、そして貴方が生み出し、与えた印象すべてがブランドになる。今日から何かを変えてみよう。
ライター紹介: 柔軟な視点で物事を捉え、且つイタリア風のスタイルを貫くヴァレリア・マルトーニはFast Company(ファースト・カンパニー)の専門ブロガーであり、Conversation Agent(カンバーセーション・エージェント)としても活躍している。ヴァレリアはマーケティング、PRそしてコミュニケーションを統合するユニークな才能を持っている。そして消費者とのリレーションが常に会話を基に構築される経緯、そしてIT時代のビジネスにおいてその経緯を知っておくことが重要な理由を主張している。
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