Sunday, 12 October, 2008

コンテンツ盗作をやめさせる方法

5月 30日 at 4:34 pm by ジョナサン ベイリー -

コンテンツ盗作を見つけるのは多くのコンテンツのタイプにとっては比較的簡単なプロセスである。2、3の検索エンジンで作品を検索すれば、君の懸命な作業を悪用しているのが誰なのか検討をつけることができるだろう。

しかし、盗作を止めさせる方法がないなら、盗作を見つけてもあまり意味がない。しかし、盗作の阻止は次元の違う問題である。自分の作品の使用を止めさせるには、交渉人、刑事そして法律家の知識が必要になるのだ。

幸運にも、するべき行為、そして助けを求める場所が分かっていれば盗作対策のプロセスは比較的容易かつ楽になり得る。私自身も盗作対策に関して15分以上費やすことはほとんどない。適切なツールを使う準備が整っているなら、長時間費やさなければならないような状況に陥ることはないだろう。

C&D警告状

盗作と対峙する際に多くの人が最初に取る行動は、警告状(C&D)を送付することだ。

C&Dとは受領者に特定の行為を止めるように求める手紙である。この場合、何らかの法的手段を避けるために、盗作した作品の配信を止めるように求めるのだ。C&D状は通常、厳格な文章で綴られ、盗作の容疑者に直接送られる。

違反が比較的軽く、人間による犯行を立証できる場合、C&D状は非常に効果的だ。しかし、盗作は最近自動化が進み、盗作者の連絡先を見つけるのが難しいだけでなく、見つけてもあまり役に立たないので(多くの人がこういった文書を無視する)、コンテンツ盗作対策としての評価は下がる一方である。

それでも、C&D状を送付するのが適切だと判断したなら、確固としたC&Dのテンプレートを手に入れ、自分のニーズに合うように変更することが重要になってくる。C&Dが役に立つ状況はそれぞれ若干の違いがあるので、作業の名称、サイトの情報、はたまた文章のトーンを調整する必要があるのだ。

そういったわけで、プロセスをスピードアップさせるためには、他のテンプレートも手元に置いておいたほうが賢明だ

ホストへDMCAを通知

Digital Millennium Copyright Act(デジタル・ミレニアム著作権法:PDF)を利用して、ホストに停止を申請する手法はオンラインの盗作対策としては最も人気が高い。

DMCAの免責条項として知られる条項に、ある基準を満たしていることを条件に、ユーザーが行った違反行為によるホストの責任を免除するという規定がある。その基準の中には、適切に通知が行われている侵害中のコンテンツを「即座」に削除するというものがある。

また、DMCAにはどういったフォーマットで通知を行うべきかを説明する長ったらしいガイドラインが用意されている。通知状を作るとき、確実にすべての条件を満たす有効なテンプレートを用意するために、このガイドラインが必要になってくる。

しかし、DMCA通知状を送る際の最初のステップは、ホストをしているのが誰か、そして誰に送るべきかを特定することだ。もし盗作者がMyspace(マイスペース)や Blogspot(ブログスポット)等の無料サービスを利用しているなら、ホストは盗作者が使っているサイトとなる。もし盗作者が自分のドメインを持っているなら、ホストはサーバーを管理している人となり、こういった場合、Domain Tools(ドメイン・ツールズ)等のサイトを使えば突き止めることができる。このサービスの「サーバーデータ」を見れば、当該サイトが利用しているサーバーを管理しているのが誰なのかを突き止めることができる。

ホストしているのが誰かを把握すれば、通知状を送る人物を特定するのは比較的簡単だ。米国内のホスティングサービス企業の多くは、こういった通知状を受領する任務を負うDMCAエージェントと契約している。DMCAエージェントのリストはアメリカ合衆国著作権局のウェブサイト上に掲載されているものの、このリストは最新のものでも、完全なものでもない。より正確な情報を手に入れるには、ホストのウェブサイトに行って、「利用規約」あるいは「法律事項」のページを見れば、恐らく見つかるはずだ。

次に、メールやファックスで通知状を送り、通知状が適切ならば、通常24時間から72時間以内にサイトから削除される。DMCAのポリシーが企業によって異なり、米国内でのみ効力があるということを忘れないように。しかし、EUを含め、多くの国でも同じような条項が策定されている。

検索エンジンにDMCAを通知

ホストだけでなく、DMCAは検索エンジンやその他の情報掲載ツールに対しても免責条項を規定している。このため、同じような通知をメジャーな検索エンジンにも送り、彼らのインデックスから盗作されたコンテンツを削除してもらうことも出来るのだ。

現時点で、グーグルヤフー!MSNそしてAsk(アスク)にはDMCAポリシーが規定されており、適切な通知が行われれば、コンテンツを削除してもらえる。

検索エンジンにDMCA通知を行ったとしても、コンテンツがウェブから削除されない可能性もあるが、それでもコンテンツを利用する盗作者のメリットを軽減し、そして君の作品を使って君よりも高いランクを獲得しようとする盗作者の試みを防ぐ効果がある。

ホストがDMCAのような法律が制定されていない国にある場合、そしてホストと盗作者が協力してくれない場合、この手法が効力を発揮する可能性が高い。

広告ネットワークに通知

最後に、純粋に利益を上げることを目的として盗作が行われている傾向があるので、盗作者が利用しているすべての広告ネットワークやアフィリエイトネットワークに連絡を取ることも考慮に入れる必要性が出てきている。

コンテンツの盗作が大規模で、利益目的のみで行われているような、スパムブログのような場合、とりわけこの手法が重要になってくる。

DMCAもその他の法律も広告ネットワークに触れているわけではないが、合法的なサービスの多くは自分達のメンバーが著作権違反に触れることを嫌い、厳格なポリシーを策定している。ウェブ上の著作権問題に取り組む人達にとっては、DMCAの内容はとても馴染み深いため、大抵の広告ネットワークでは、こういった問題に対処するため、DMCAに近いポリシーが策定されているのだ。

現在、Google Adsense(グーグル・アドセンス)Yahoo! Publisher Network(ヤフー!パブリッシャー・ネットワーク)Adbrite(アドブライト)そしてほとんどの広告ネットワークが、著作権ポリシーをすでに策定しており、違反報告を受け付け、著作権法を破るメンバーに対応している。

この手法は、盗作者が純粋に利益を得る目的を持ち、盗んだコンテンツを他の多数のサイトでも利用していると思われる場合、非常に役に立つ。

このような通知を広告ネットワークに提出するつもりなら、ウェブホストに通知する前に、実行に移し、解決することが必要になる。広告ネットワークが問題のページを確認する前に、そのページがなくなると彼らは何もできないからだ。

結論

ウェブ上の著作権侵害に対処する方法も多種多様にわたることが分かってもらえたと思う。しかし、その中でも上記の手法、つまりDMCAはダントツで人気が一番高い。効果的で、時間もかからず、非常に簡単だからだ。

しかし、DMCAを適切に利用しているかどうかを忘れずに確かめておこう。意図された利用方法とは違うやり方で利用すると、重大な訴訟問題に発展しかねず、大きな反動が降りかかってくる可能性もあるからだ。

ウェブ上の盗作の多くは、このような不名誉とは無関係ではあるが、こういった問題を認識して、しかるべき行動を取ることが大切だ。DMCAに関してはこれまでも是非を問われることが多かった。これは免責条項以外の規定によるところが多く、またDMCAの濫用は耐え難いからである。

DMCAは非常に強力なツールであり、それ故、正当な理由で利用しているかどうかを確認することが重要なのだ。

ヒント

このプロセスを出来るだけ簡単に行えるように、ヒントを少し用意した。

1. テンプレートを利用する: DMCAやC&Dの通知状を頻繁に利用しているなら、メールクライアントにテンプレートを保存しておこう。ファイヤーフォックスとウェブメールを使っているなら、署名拡張機能を利用しよう。
2. 証拠を保存する: Furl(ファール)等のブックマーキングサイトを使って、盗用者のサイトのキャッシュしたコピーを取っておこう。これは自分の記録用に有効であり、そして争いがぶり返した際にも役立つ。それ自体が証拠になるわけではないが、持っていると便利だ。
3. 公表には注意する: 公の場で盗作を非難するのは危険だ。名誉毀損のきっかけとなるだけでなく、問題が飛び火してしまうからだ。適切な行為にもなり得るものの、常に細心の注意を払って実行する必要がある。
4. 著作権を専門とする弁護士に連絡するタイミングを把握する: ウェブ上の盗作問題の大部分は弁護士を雇わなくても簡単に解決することが可能だ。大金、そして米国著作権局に登録している作品が絡んでいる場合、そして大量に配信されてしまっている場合、弁護士に頼る価値があるのかもしれない。判別できないときは、とりあえず電話してみよう。相談は通常無料だし、最悪でも「裁判は止めておこう」としか言われないからね。
5. ライセンスを有効に使う: Creative Commons(クリエイティブ・コモンズ)の Licensing(ライセンス)を利用することで、コンテンツを滅多に再利用しない人の追跡を避け、盗用している人や商業的な理由で使っている人に的を絞ることができる。すべての人にお奨めできるわけではないが、合法的な配信を増加させつつ、コンテンツ盗作と戦う負担を減らすことが可能になる。

注意:私は弁護士ではなく、この記事も法的な助言として有効なものは何一つない。この記事の内容は著作権法とDMCAに対して行った広範な調査に基づいているが、法的な真実として捉えてもらいたくない。これらの問題に関して疑問があるなら、弁護士に相談しよう。

___________________________________________________________________
ジョナサン・ベイリーは盗用、コンテンツ盗作、そしてウェブの著作権問題に関するサイト、Plagiarism Today(プレジャリズム・トゥデイ)でブログを書いている。

[原文へ]


トラックバックURL:
http://jp.blogherald.com/2007/05/30/how-to-stop-plagiarism-cold/trackback/

0件のコメントがあります。



コメントはありません