Tuesday, 6 January, 2009

ディグをまとめるのは誰?

5月 7日 at 7:21 pm by J. アンジェロ ラコマ -

最近ブロゴスフィアで話題を集めているのが、Digg(ディグ)ユーザーの「反乱」だ。彼らはディグ自身によるディグの本質を侵害した行為に対して相当頭にきているようだ。AP/NY TimesBBC Newsが報じた内容の概要を以下に掲載する。

HD-DVDの暗号化キー(HD-DVDディスクのコピー防止機能を無力化することができる)が記載されていたエントリがフロントページに掲載された。すぐにこのエントリと同様のエントリがフロントページから姿を消し、概ねほとんどの検索から隠され、投稿者のアカウントが停止された。ディグのCEO、ジェイ・アデルソンはその後これらの行為はAACSによる「知的財産権の所有者」からの訴訟問題を避けるために行ったと説明した。AACSがディグやその他のサイトに、「暗号化キーに関する記事が知的財産権を侵害している」と主張してきたのだ。彼は続けて、アカウントの停止と記事の削除はディグの利用規約に則って行われ、ディグも訴訟を免れることは出来ず、法律には従わなくてはならないと強調した。

しかし、ディグのコミュニティは恐らくエントリ(フロントページに載せる、削除する、あるいは単に無視する)の運命を決める力は自分達にあるというコミュニティの観念に慣れ親しんでいたため、ディグによるこの行為が検閲のように感じられ、猛烈に抗議した。さらにコミュニティはディグネイションポッドキャストのHD-DVDプロモーション・グループのスポンサー契約を禁止に隠された本当の理由ではないかと予想して騒ぎ立てた。またディグが身売りをしようとしているとして非難したのだった。ユーザーは次に暗号化キーに関するエントリを大量に送りつけ、フロントページを埋めつくすという反乱を起こした。これらのエントリの中には記録的なディグ数あるいは投票数を稼ぎ出すものもあった(スクリーンショットはここ)。

この反乱により、ディグの設立者、ケビン・ローズは折れて、このように言わしめた

サイトを構築し、形成しているとき、私は常に関わるようにしていた。我々は常にサイトにおける適度の(ディグ/反対投票)の力をコミュニティに与えてきた。時折、我々は一歩進んで、利用規約を侵害するストーリーを削除することがある(例:ポルノサイトへのリンク、違法ダウンロード、人種差別のサイト等)。そして今日、難しい判断を迫られた。たった一つのコードを含んだストーリーを停止要請に基づき、削除するかどうか判断しなければいけなかったのだ。我々は電話をかけなければならず、ディグが中断されたり、閉鎖されるシナリオを避けるために、AACSに屈し、このストーリーを削除しなければならかった。

しかし現在このように数百ものストーリーや数千ものコメントが寄せられたことを受け、ハッキリしたことがある。皆さんは大企業に頭を下げるよりも、ディグには戦士してもらいたいのだ。分かったよ。この瞬間からコードが記載されているストーリーやコメントを削除することはない。どんな結果になろうとも対応していくつもりだ。

もし我々が負けても、なに、どうせ死ぬなら戦って負けたほうがいいさ。

私はどう思うかって?まず、特に最後の一行だけど、これはケビン・ローズの嫌味に聞こえるね。彼の作ったサイトが自分自身の誕生(当初の意図)よりも大事で、モンスターになってしまったかのようだ。もし私がローズ氏の立場であったら、複雑な気分であろう。ディグが制御できないくらいに(あるいは指導できないくらいに?)成長を遂げたことにプライドを感じ、それと同時に、明らかにディグ(群集)を制御している連中がこの新たな力を、責任を持って扱うことができないのではないかという不安も抱くだろう。

結局これはソーシャルニュースやソーシャルメディアの欠点に他ならない。

そして、ユーザーの視点で見ると、再び、ケビンは潜在的な訴訟がもたらすであろう結果が何であれ、手を引くようだ。彼は暗号化コードに関する記事をそのままにしておく決断はユーザーが下したことを宣言し、責任をユーザーに押しつけている。そして、ディグの管理チームは金輪際介入しないことを決めたようだ。そして「ディグが中断あるいは閉鎖に追い込まれるシナリオ」が現実のものとなったときには、彼はいつも通り責任をユーザーになすりつけるのだろう。

しかし、それでは結局、ディグは誰が管理しているのだろうか?誰の責任になるのだろうか?

901amではミニック・リベラが、ケビン・ローズはすでにディグの所有者ではないことを悟るべきだと綴っている。しかし、私は思うのだが、自分の意思でコンセントからプラグを引き抜ける人が管理し、引き続き責任を持つのではないだろうか。

[原文へ]


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