インタビューのプロセスは実にシンプルだ。記者は、自分が書いている友人の記事や提携先の記事を補強するために、引用を求めて連絡を取る。電話番号を記者に教えておけば、事前に合意した時間に電話がかかってくる。友達のようなおしゃべりをしている間に、会話から記事にできるようなことを記者は引き出そうとするだろう。
しかし、中にはインタビューのプロセスを、知力を駆使したフェンシングの試合に例える人もいる。自分対メディアの戦いだ。メディアが何か問題になりそうなことを言わせようとしていると考えているのだ。こういう人に限って、物議を醸し出す発言をすることが知れ渡っており、記者がそのために来ていることを忘れがちだ。
その結果、多くの経営者達からメールインタビューの依頼が舞い込んでくる。そうすることで言葉がPR部門・業者により見事に大事なメッセージへと変えられ、公の場での失敗を未然に防ぐことができるのだ。マーク・キューバンやジェイソン・カラカニスはテクノロジー業界の二台巨頭であり、インタビューはメールでしか行わない。インタビューの後、前後関係を無視されないように自分達の有名なブログにインタビュー記録を投稿する。
これはとても巧みであり、透明性が確保されている。問題なのは、カラカニスにとっての良いインタビューとフレッド・ボーゲルスタイン等の記者にとっての良いインタビューが異なることだ。「マイクロソフトメモ事件」で評判を落としたボーゲルスタインはワイアードの取材で先週マイケル・アリントンについてカラカニスにインタビューを試みたが、カラカニスは過去に誤った引用をされた経験があるため、メールでのインタビューを求め、結局インタビューは実現しなかった。
ボーゲルスタインはカラカニスがこの件についてブログに記事を投稿するまではこのインタビューを見送っていた。その後、何度もすったもんだが展開された挙句、電話によるインタビューが行われることになった。用心したほうがいいって?君の予感は的中。カラカニスはポッドキャスト用に電話を記録し、この記者はストーリーになっただけではなく、特ダネにされてしまったのだ。
人間の会話や交流において、印象の良いインタビューを受ける人の特徴として、チャーミング、利口、知識が豊富、そして楽しい等が挙げられる。もしインタビューを受けて、その内容を効果的に広めたいなら、インタビューを受けている間は、オーディエンスとの親密な関係(電話越しの記者との関係や、カメラ越しの大勢の視聴者かは問わず)を築いておくことだ。
メールのインタビューも電話のインタビューもそれぞれメリットがあり、多くの記者は、メールの即時性に魅力を感じている。とりわけ期限が近づいているときは尚更だ。メールを介して質問への返信をすぐに受け取るプロセスは、電話でインタビューを行うためにスケジュールを調整するプロセスよりも早く済む。しかし追加の質問があった場合はどうするのだろうか?記者は必要な話や文脈を得ることができると保証されているのだろうか?
電話のインタビューは詳しい内容が聞き出させる。インタビューする人、そして受ける人も会話内の様々なことがらを深く突き詰めて見ていくことができるが、インタビューを受ける側が無口だったらどうなるのだろうか?
「良いインタビュー」を行うヒントがさらに必要なら、The Media Interview(ザ・メディア・インタビュー)のブログを読んでみよう。私もこの件に関して、今まで目にした、そして耳にした最高の引用を含め、自分の考えを述べさせてもらっている。
[エド・リーはiStudio Canada(iスタジオ・カナダ)でインターネット・コミュニケーションのシニア・コンサルタントを勤める傍ら、ソーシャルメディアやマーケティングについてブログを書いている。 ]
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